卓球ラケットにヒビが入ったり、割れる原因をまとめました。原因が分かれば、割れることを防ぐことも可能です。
また、割れたかどうかを判断する方法についても紹介していきます。
卓球ラケット 割れる&ヒビ【原因まとめ】
- ①乾燥
- ②寿命
- ③落とす・ぶつける
①乾燥
一つ目の割れる原因は「乾燥」。
木材でできているラケットは、乾燥に弱いです。過度に乾燥した状態が続けば、ラケットにヒビが入ったり、割れたりします。カーボンなど特殊素材の入ったラケットであっても、既定によれば85%以上は木材でできています。
ラケットを割らないためにも、過度の感想は厳禁です。例えば、ラケットが濡れたからといって、ドライヤーの温風を長時間あてるのはNG。濡れた部分が乾いたとしても、その他の部分を乾燥させることにつながります。
湿気もラケットの性能を落とす要因とはなりますが、過度に乾燥させる行為は控えましょう。ラケットから湿気を抜くために乾燥剤を使う場合もありますが、冬の乾燥した時期であれば自然乾燥だけで十分です。乾燥剤を使うのは、梅雨の湿った季節だけでOKです。
②寿命
二つ目の割れる原因は「寿命」。
どんなに頑丈なラケットでも寿命は訪れます。過度な湿気、乾燥を防いで適切に管理していたとしても寿命はきます。長年の使用でラケットには、ダメージが蓄積しています。
そのダメージが限界が来た時に、割れたり、折れたりします。直接何かにぶつけたりしなくても、普通に打っていたとしても割れる時は割れます。寿命が来た時はラケットを買い替えましょう。
③落とす・ぶつける
三つ目の割れる原因は「落とす・ぶつける」。
目に見えて分かりやすい割れる原因ですよね。「落として床にぶつけた時に割れた」「卓球台にぶつけた時に割れた」という場面は想像に難くありません。
乾燥や経年によるダメージが蓄積しているラケットは、落としたりぶつけたりすることで大きな衝撃が加わって割れることがあります。その一方で、新品のラケットも当たり所が悪ければ買ったその日に割れる可能性もあります。
上でも書きましたが、卓球のラケットは生ものです。割れる時は割れてしまうんですね。
ぶつけないようにプレーできるのがベストですが、意識しすぎるのも良くありません。練習を重ねていけば、自ずと台との距離感やスイングコントロールが正確になってきます。そうすれば、台にぶつけることも少なくなるはずです。
卓球ラケットが割れたかどうかを判断する方法
卓球ラケットが割れるパターンは二つあります。「グリップが割れる場合」と「ブレードが割れる場合」です。
グリップが割れた場合は、見た目で「割れた」のが分かります。厄介なのは、ブレードが割れた場合。ラバーを貼っている部分なので、見た目には割れたかどうか分かりません。また、内部にヒビや割れが及んでいる場合もあります。
見た目には分からない状態では、以下の方法を使って割れやヒビを判断することができます。
性能が落ちる
ラケットの性能の変化は、割れやヒビに気付く大切なポイントです。
ラケットが割れると、性能は著しく落ちます。弾みが弱くなったり、ボールのコントロールが難しくなります。今まで入っていたボールが急に入らなくなったり、プレーに違和感を抱いた時はラケットが割れていないか疑ってください。
音が変わる
打球音の変化も割れやヒビに気付くポイントの一つです。
ラケットが割れると、打球音が変わります。これまでと違う打球音になっていたり、変な音がした場合は割れやヒビを疑ってください。手でラケットをコンコン叩いてみると、音の違和感をより感じやすくなります。
ラバーを剥がして確認
性能や打球音に違和感を感じた時は、ラバーを剥がして割れていないか確かめてみてください。剥がしてみると、ぱっくり割れていたなんてことはよくあります。
表面上割れていなくても、内部にヒビが入っていたり割れている可能性があります。ラバーを剥がした状態でコンコンと手で叩いてみてください。ラバーを貼っている時にもまして音による変化がより分かりやすくなります。
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