張本智和 チョレイの意味【中国英雄にルーツあり?】

張本智和選手といえば、「チョレイ!!」の掛け声ですよね。この掛け声にはどんな意味があるのか。調べてまとめてみました。

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張本智和のチョレイの評判「うるさい、ちょろい?むかつく、方言では?」

「チョレイ」について、ネットの評判を調べてまとめてみました。「うるさい」「むかつく」などネガティブな意見もかなり多いように感じました。

批判が集まる理由の一つに、「あまり良くない意味で使われる方言と似ているから」というものがありました。

そんな声も含めて、ネットの印象的な声を紹介していきます。

意味が分からない

「チョレイ」の評判を調べると、「意味が分からない」という投稿をよく目にします。たしかに、日常生活では耳にしない言葉ですよね。私も最初に聴いたこときには「どういう意味なんだ?」と気になってしまいました。

記事の下では、このチョレイの意味を紹介しています。

 

うるさいと言われてるけど…

張本智和選手のチョレイを「うるさい」と批判する声は結構多いです。声量はたしかに大きく、うるさいと感じるのも理解できます。相手選手を萎縮させる意図があるのではないかという批判があるのも分かります。

ただ、張本智和選手が悪意を持って「チョレイ」と言っているのではないことは、試合を見れば分かります。日本国籍を取得して帰化したことからも、卓球に人生をかけている真剣さは伝わってきます。

ツイートにもあるように、全てを懸けて戦っているからこそ、ポイントを取った時に声が出てしまうんだと思います。声の大きさは、気合の大きさに比例するのだと思います。

 

ちょろいって意味?

「チョレイ!」の意味を考える時に、発音の近い「ちょろい」という単語が頭に浮かびます。たしかに発音は似てる。でも、上記のような張本智和選手の真剣さを知ると、「ちょろい」という意味で使っているのではないと推測できます。

まぁ、「ちょろい」と聞こえるのも事実ですが。

 

福井の方言では「甘っちょろい」。静岡の方言では「バカ」。

「チョレイ」が批判される大きな理由がここにあります。福井の方言でチョレイは、「甘っちょろい」「たいしたことない」という意味で使われます。相手を挑発する意味で使われるそうです。

また、静岡県の方言でも「バカ」「マヌケ」などあまりよくない意味で使われる言葉。静岡県民からは、「この掛け声を聞くたびにモヤモヤってする」「むかつく」という声が投稿されています。

ライブドアニュースで、ネットニュースにもなっていますね。

 

特に意味はない

「チョレイ」に批判が集まる中、張本智和選手を擁護する声も根強くあります。ツイートにもあるように、「ガッツポーズと同じ」というツイートや「ただの掛け声」「気合で、言葉自体に意味はないのでは?」と擁護するツイートが多く目立ちます。

批判されがちな「チョレイ」。一体どんな意味が込められているのでしょうか。以下では、「チョレイ」の意味について調べてまとめてみました。

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張本智和のチョレイの意味は?ルーツは中国の英雄選手?

引用元:Twitter

張本智和選手の使う「チョレイ!」。その意味を徹底的に調べてみました。実は、張本智和選手の他にも「チョレイ」を使う中国人選手がいました。

父親が語るチョレイの意味「小学4年生の頃から…」

NEWSポストセブンのネット記事に、チョレイの意味に関するものがありました。その記事の中では、張本智和選手の母親にチョレイに関してインタビューしていました。

以下はインタビューを抜粋して紹介しています。

息子に聞いても『意味なんてない』というばかりで……。中国語か日本語かさえわかりません。

引用元:NEWSポストセブン

父・張本宇さんもチョレイについては気になっていたようです。ただ、中国語か日本語かもわからないと語っています。本人に話を聞いても、「意味なんてない」と言われるそうです。

父親にも意味は分からないとのことですが、張本智和選手が「チョレイ」という雄たけびをあげだした時期については小学4年生の頃からだとコメントされています。

智和が叫び始めたのは小学校4年生の頃(2013年)。福原(愛)選手が、智和が通っていた小学校に来て試合をしてくれたことがあるんですけど、その後に『チョレイ』と叫ぶようになった

引用元:NEWSポストセブン

チョレイを言い出したのは、小学4年生の頃から。ちょうど福原愛選手と間近で対面した頃だとコメントされています。福原愛選手と対面して、張本智和選手の何かが触発されたのかもしれません。

また、小学4年生といえば張本智和選手が両親に「日本に帰化したい」と語った時期とも重なります。当時、張本智和選手の内側で何か革命が起きていたことは確かなようです。

「チョレイ」という掛け声は、決意のあらわれだったのかもしれません。

 

中国の英雄・馬琳の「チョレイ」を真似した

張本智和選手の以前にも、「チョレイ」という掛け声を使っていた選手がいます。それは、中国の卓球選手・馬琳。

世界ランキングの最高位は1位。世界卓球殿堂にも選ばれた選手です。2004年のアテネ五輪のシングルスで金メダル獲得、2008年の北京五輪ではシングルスと団体で2つの金メダルに輝いています。

現在は引退していますが、中国卓球界の至宝ともいえる選手です。※余談ですが、私が最初に買ったラケットは、馬琳のモデルでした。

そんな英雄・馬琳選手は2000年から引退する2014年まで「チョレイ」という雄たけびを使っていた時期があります。

馬琳の引退時期は、張本智和選手が「チョレイ」を使いだした時期と重なります。張本智和選手は、馬琳の強さにあやかって「チョレイ」と言い出したのかもしれません。

日本に帰化する時期とも重なっているということもあり、中国への想いを掛け声に乗せたのかも…と推測することもできますね。あくまで推測の域を出ませんが。

 

中国語のチュライに由来?意味は「まだまだポイント獲得するぞ」

中国語には、「チュライ(出来)」という言葉があります。「チョレイ」と発音が似ていますよね。「チュライ」の言葉の意味は、「(物や能力が)出てくる」。

張本智和選手がポイントを獲得する度に叫ぶ「チョレイ」。もしかしたら、「まだまだポイントを獲得するぞ」という意味が込められているのかもしれません。

 

【結論】言葉自体に意味はなく、ただの掛け声

ここまでチョレイの意味を調べてきて思った私の結論を書こうと思います。

【結論】
ただの掛け声

実際、「意味なんてない」と父親に語っていますしね

福原愛さんの「サァー!」などと同じ意味あいで使われているのだと思います。自分を鼓舞するために使われる掛け声。言葉自体に意味はなく、勢いづけるための言葉ですね。リズムで言っているという方も多いです。

また、張本選手はテレビのインタビューで以下のように「チョレイ」について以下のようにコメントされていました。

自分の緊張もほぐれますし

プレイにも影響があると思って

プラスの面しかない

声を出すことで、緊張をほぐしてプレイに好影響を与えているという内容のコメントですね。

どのスポーツでも掛け声はあります。少しでもスポーツをやったことがある方なら分かると思いますが、得点を決めた後で「よしっ!」とか「しゃあ!」という掛け声を聞いたことがあるはず。

卓球では、様々な掛け声が使われています。卓球の試合会場に行ったことがある方なら、一度は耳にしたことがあると思います。元卓球部の私が実際に耳にしたことのある掛け声をまとめてみました。

卓球の掛け声
  • ヨォー!
  • サー!
  • サッ!
  • ハッ!
  • ハォ!

どの掛け声も言葉自体に意味はありません。あったとしても、使う場面では深く意味については考えていないと思います。自分を鼓舞するため、勢いをつけるために掛け声を使う人が多いです。

「チョレイ」という掛け声は珍しく、私はまだ生で聞いたことはありません。話題になるのは、張本智和選手の知名度と掛け声の珍しさからくるものなんでしょうね。

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【苦情多数で自粛】チョレイが聞けなくなるかも

張本智和選手の「チョレイ」の意味について紹介してきました。気合を高めるための掛け声で言葉自体に意味はないという結論に至りました。

ただ、「チョレイ」に多くの批判が集まり、協会には電話、メール、FAXで苦情が多数寄せられていると言います。批判の理由は、「ちょろいに取れる」「あまり良い意味の方言ではない」「挑発ではないのか」などなど。

批判を受けた協会は、張本智和選手に注意をしたと発表しています。

「(父のところに行った)気持ちは分かるが、それが当然と思われては困る」と、男子代表の倉嶋監督を通じて相手に敬意を持つ重要性を説いた。

引用元:日刊スポーツ

張本智和選手本人は、批判を気にしていて「チョ」で止めたりして自粛しているそうです。

今後は「チョレイ」が聞けなくなるかもしれません。イチ卓球ファンとしては、ちょっと残念です。

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