卓球の花形といえば、「スマッシュ」。スピードのある打球でスパンと打ち抜く。見ている方も気持ちいいし、打つ方も気持ちいいですよね。
そんなスマッシュの「言葉自体の意味」と「ドライブとの違い」を解説していこうと思います。
卓球のスマッシュの意味は?
スマッシュの意味「粉砕する」
スマッシュは英語で、「smash」と書きます。直訳すると、「(強い力で粉々に)打ち壊す、割る、粉砕する」となります。物々しい雰囲気のある言葉ですよね。
「粉砕する」という意味の他にも、「強打する」「ぶん殴る」という意味あいでも使われます。weblio英和辞典の中には、「He smashed the door open.(彼はドアをたたき壊して開けた)」という例文が掲載されています。例文から漂うアウトレイジ感…ww。
英語のsmashの意味を一覧でまとめてみました。ケンカ漫画でも多用されそうな言葉ばかりです。
- 打ち壊す
- 割る
- 粉砕する
- 大破する
- 打ち壊す
- 強打する
- ぶん殴る
スマッシュのある球技
アウトレイジ的な世界で多用される「スマッシュ」ですが、卓球を含めたいくつかの球技でスマッシュという言葉が使われています。
すぐに思い浮かぶのは、「卓球」「テニス」「バドミントン」のラケットを使った競技。どの競技でも、「強打」の意味合いで使われます。
ちなみに、バレーボールの中にもバランス・スマッシュという打ち方があります(伸ばした腕を回転させて打つスパイク)。いずれにしても、「強打=スマッシュ」という認識で間違いありません。
卓球におけるスマッシュとは「強打」
卓球におけるスマッシュとは、上でも説明した通り「強打」です。浮いたボールに対して、ナックル気味に相手コートに叩きつける打ち方のことを言います。
フォアハンドで打つ「フォアスマッシュ」と、バックハンドで打つバックスマッシュの2種類があります。どちらも、一撃でポイントをとるような強烈な打球となります。
卓球におけるスマッシュとは、まさに必殺技だといえます。
その理由は、フォアハンドの方が安定するし威力が出るから。私もチャンスボールに関しては、回り込んでフォアスマッシュを打っていました。
ただ、バックスマッシュは決まるとかなりかっこいいんですよね。フォアスマッシュに比べてみる機会が少ないからこそ、たまに見かけると「おお…」と歓喜したくなります。
スマッシュとは、諸刃の必殺技である
繰り返しますが、卓球におけるスマッシュとは必殺技だといえます。スマッシュを打つ側の方が圧倒的優位にあります。その半面、ミスしたときや、返されたときの精神的なダメージは大きなものとなります。
まさに諸刃の必殺技。スマッシュの言葉の意味通り、相手を粉砕するような気持ちで打ち込み、打ち抜く必要があります。
決めると気分爽快です。スマッシュをノータッチで打ち抜く、これは卓球の醍醐味の一つだといえるでしょうね。試合時にスマッシュを決めると、自分の気持ちが高まってのちの試合展開にも良い影響を与えます。
その分、ミスしたときの反動も大きいんですよね。自分の精神的なダメージも大きいし、不利な立場から盛り返して得点した相手の意気も高まります。
スマッシュを打つときは、相手を粉砕するつもりで打ち抜きましょう。
スマッシュとドライブの違いは?
卓球の中でスピードの出る打球といえば、スマッシュとドライブ。二つとも攻撃的な打球ですよね。卓球をやったことがない方は、この二つを混同して覚えている方もいるかもしれません。
ですが、卓球におけるスマッシュとドライブは明確に違います。二つの打球の違いに関しては、以下の記事で詳しく紹介しています。
卓球のスマッシュの最高速度は?【スピードは東海道新幹線と同等】
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