「ナックルボールが苦手だ…」。そう考えている方も多いと思います。本記事では、そんな方に向けてナックルボール対策をまとめてみました。
「ナックルボールの返し方の2つのセオリー」「ナックルサーブ対策」をそれぞれまとめていきます。
卓球 ナックルボールが苦手な人は多い
#卓球 「ナックル苦手なら、ツブ高相手に練習すればいいじゃん?」て人がいるけど……違うんだよー。裏ラバーから出るナックルは、なんか違うんだよー。ついでに言えば「回転のかかりそこない」と「ナックル」は違うんだよー。(私見)
— Yoshihiro Shirataki (@shiratakiy) 2018年11月28日
夜に長男と久しぶりに卓球の練習をした…
僕の苦手なナックル攻めしてくるので体重移動を意識して打ってたけどふくらはぎの筋肉痛になった…(>_<) #卓球#自宅練習— 必殺仕事人(某会社社長代理) (@1JT2AkEhSJHHo9Q) 2017年9月10日
卓球結構調子いい♪(^q^)でもどうしてもバックのスピードロングのナックルサーブが苦手…(;つД`)
— ゆたんぽ@Bad Romance (@yutanpo421) 2013年4月5日
Twitterで「卓球 ナックル 苦手」と検索すると、多くの投稿が見つかります。卓球をやっている人でナックルボールに苦手意識を持っている人はかなり多いようですね。
苦手だという投稿を見ると、「下回転と混ぜられるナックルサーブが苦手」「スピードの速いロング系のナックルサーブが苦手」「異質系のナックルが苦手」など、様々なシチュエーションでナックルボールに苦戦していることが伝わってきます。
その中でも最も多いのが、「下回転サーブとナックルサーブを混ぜられる」というシチュエーション。スピードは遅いんですが、ツッツキすると浮くし、フリックしようとするとネットミスしたりするんですよね。
ナックルだけど微妙に下回転がかかっているナックルボールは、卓球初級者にとって大きな壁だということができそうです。本記事では、そんなシチュエーションを含めてナックルボールの返し方について解説していきます。
ナックルボールの返し方【2つのセオリー】
- ①上回転をかけて返す
- ②ナックルで返す
ナックルボールの返し方については、2つのセオリーがあります。「回転をかけて返す」か「ナックルで返す」。返す時には、どちらかの手段を使うことになります。
それぞれの方向性について、以下で詳しくまとめます。
①上回転をかけて返す
一つ目のセオリーは、「上回転をかけて返す」。具体的に言うと、ナックルサーブに対してはドライブで返します。
自分からしっかりと上回転をかけることで、ボールは弧線を描いて台に入りやすくなります。
この返し方は、レシーブ時だけでなくラリー時にも有効です。表ソフトラバーと対戦する時には、全ての打球をドライブで返すくらいの気持ちで挑んだ方がうまくいく場合が多いです。
②ナックルで返す
二つ目のセオリーは、「ナックルで返す」。目には目を歯には歯を、ナックルにナックルを、的な返し方です。
回転のかかっていないナックルボールは、ラケットの角度さえあっていれば比較的簡単に返球することができます。回転をかける必要のない分、ある意味で返球の難易度は低いと主張する人もいるくらいです。
難しいのは、ナックルボールの見極め。ナックルボールなのか、回転がかかっているのか、そこさえ見極めることができればナックルはナックルで簡単に対処することができます。
また、ラケットのどこで打球しているのかでナックルボールを見極めることもできます。ナックルボールを含む回転の見極め方法については、以下の記事で詳しくまとめています。
ナックルサーブ苦手な方へ【3つの対策】
ナックルが打たれるシチュエーションで多いのが、「下回転とナックルサーブを混ぜられる」。Twitterでも、このシチュエーションのナックルサーブに苦手意識を持っている方はかなりの数いました。
そんな「下回転サーブ×ナックルサーブ」の返す時のコツを3つ紹介します。以下で紹介するコツで、ナックルサーブ対策を行ってみてください。
- ①ツッツキで返球する時のコツ
- ②フリックで返球する時のコツ
- ③ネット際に落とす
①ツッツキで返球する時のコツ
ナックルサーブをツッツキで返す時のコツは、「前に飛ばすようにする」。
ナックルサーブをツッツキで返すことは可能です。ただ、対下回転の時と同じようにツッツキをしてしまうとボールは浮いてしまいます。そのままオーバーするか、相手のチャンスボールになってしまいます。
ツッツキは面を上に向けて打つ打法なので、無回転のナックルサーブを普通にツッツクとボールが上に上がってしまうんですね。
そこで、「前に飛ばすようにする」。ラケットを少し立てて前に押し出すようにしてツッツキ。そうすることで、ナックルサーブを返すことができます。
②フリックで返球する時のコツ
ナックルサーブをフリックで返す時のコツは、「上回転を加える」。
ボールを弾くようにして打つフリック。ナックルボールに対して有効な打法です。ですが、微妙に下回転が混ざっているナックルサーブに対してフリックをするとボールが下に落ちてネットにかかってしまいます。
そうならないために、「上回転を加える」ことが必要となってきます。
フリックを打つ時に、気持ち上方向に回転をかけるようにして返します。そうすることで、下回転を打ち消して返球することができるようになります。
③ネット際に落とす
フリックやドライブでナックルサーブを返球する時に注意したいのが、「飛びすぎてオーバーミスする」ということ。
オーバーミスが多いという時には、ネット際に落とすような意識をもって対策するようにしてください。
参考動画まとめ
ナックルボールの返し方に関する動画を集めてみました。本記事を書く際にも多くの動画を参考にさせてもらいました。その中でも特に参考になった動画を3つ掲載させていただきました。
必見!ナックルサーブをミスなく浮かさずレシーブするコツ【卓球知恵袋】
一つ目の動画は、WRMの卓球知恵袋。やっすんさんがナックルサーブのレシーブ対策を解説してくれています。
動画内では、主に「下回転サーブと混ぜられて打たれるナックルサーブの返し方」について解説されています。微妙に下回転が混ざったナックルサーブを苦手に感じている方は、動画をぜひチェックしてください。
動画の中で解説されているコツは、上でも紹介した「前に押すようにツッツキする」「上回転をかけてフリックする」。動画で見た方が理解しやすいと思います。
表ソフトのナックルを攻略する3つの方法【卓球知恵袋】
二つ目の動画も、WRMの卓球知恵袋。こちらの動画もやっすんさんが解説してくれていますね。表ソフト対策について、詳しく解説してくれています。
苦手意識を持つ方も多い表ソフトラバー選手との試合。私も苦手意識を持つうちに一人です。そんな方におすすめの動画内容になっています。
ポイントが3つに絞られているので、内容が頭にすんなりと入ってきます。
卓球レッスン 中級者への登竜門?ナックルをドライブ!
三つ目の動画は、Lili Ping Pong Channelさんの動画です。ナックルボールでミスが多いというピンレモさん(動画内の男性)に、羽田コーチ(動画内の女性)がナックル対策をレッスンするというもの。
レッスン形式の動画なので、通常の解説動画とはまた違った分かりやすさがあります。ナックルボールに苦手意識を持っている方は、レッスンを受けるピンレモさん目線で視聴することができます。
3行まとめ
- ナックルボールの返し方①「上回転をかけて返す」
- ナックルボールの返し方②「ナックルで返す」
- ナックルサーブの返し方①「前に押すようにツッツキ」
- ナックルサーブの返し方②「上回転をかけてフリック」
- ナックルサーブの返し方③「飛びすぎる場合は、ネット際に落とす意識」
「ナックルボールの返し方」をテーマに記事をまとめてきました。調べてみると、ナックルボール対策は意外と多いですね。今回紹介した中から、自分に合った対策を取り入れてみてください。
ナックルボールに苦手意識を持っている方の参考になれば幸いです。