卓球 ツッツキ打ち動画集【練習方法・コツ・ポイントまとめ】

卓球初心者がつまづきがちな、ツッツキ打ち。私はツッツキ打ちで挫折しかけました(笑)。

本記事では、「ツッツキ打ちのコツ」「練習方法」「おすすめ練習動画集」をまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

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卓球 ツッツキ打ちとは




ツッツキ打ちとは、「ツッツキ(下回転)に対する返球技術」のことです。もっとざっくり言うと、「ツッツキをドライブで打ち返す」ことをツッツキ打ちといいます。

ツッツキは下回転がかかっているので、返球するためには相手の下回転を上回る上回転をかけて返球する必要があります。相手の下回転に負けてしまうとボールはネットにかかってミスしてしまいます。

卓球を始めた多くの方がつまづくのが、ツッツキ打ちです。本記事では、ツッツキ打ちでつまづいてしまったという方に向けて打ち方のコツをまとめています。

元卓球部の一言
ツッツキ打ちには、「ドライブで返す」方法と、「角度を合わせて返す(ミート打ち)」があります。この記事では、ドライブで返すツッツキ打ちについて解説しています。

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ツッツキ打ち【9個のコツ】

①ラケットの面を立てる

引用元:究める!シリーズ④ フォアハンドドライブ|笠原弘光(協和発酵キリン)

一つ目のコツは、「ラケットの面を立てる」。ラケットの面を立てて打つことで、ツッツキ打ちの成功率は上がります。

ツッツキ打ちのミスで最も多いのが、ネットミス。相手の下回転に負けてネットにかかってしまっています。このミスを解決する手取り早い方法が、「ラケットの面を立てる」なんです。

ラケットの面を立てるだけで、ボールは落ちにくくなります。逆に、ラケットを下向きにしてツッツキを打つとボールは下に落ちてしまいます。スイングスピードの速い選手であれば、下向きにしていても返球することは可能です。ただ、難易度は高くなります。

ツッツキ打ちでネットミスが多いという方は、ぜひ「ラケットの面を立てる」ことを意識して練習してみてください。この意識だけですぐにツッツキ打ちが安定する場合もあります。

元卓球部の一言
少し乱暴に言えば、どんなに強烈な回転がかかっているボールでもラケットの面の角度さえ合っていれば返すことができます。ドライブをかけなくても、面の角度さえ合っていればOKなんです。

 

ツッツキ(下回転)に対して、ラケットの面を調整して返球する打ち方を「ミート打ち」と呼びます。これもツッツキ打ちの一つの打法ですね。

 

②ひざを落とす

引用元:究める!シリーズ④ フォアハンドドライブ|笠原弘光(協和発酵キリン)

二つ目のコツは、「ひざを落とす」。ツッツキ打ちにおいて重要なのは、下半身を使うこと。特に「ひざを落とす」ことが非常に重要になってきます。

下回転のかかったボールは、ラケットに当たると下に落ちます。返球するためには、落ちようとするボールを持ち上げる必要があります。そこで重要となってくるのがひざを落とすこと。

ひざを曲げることで、姿勢は低くなります。スイング時にひざを戻すことで、自然とボールを持ち上げるような打ち方となります。ひざがきちんと落とせていれば、ツッツキ打ちは安定します。

元卓球部の一言
私がそうだったんですが、卓球を始めたばかりだと下半身が上手く使えないんですよね。どうしても手打ちになってしまって、先輩に注意されてばかりでした(笑)。毎回下半身を使うことを心がけることで、徐々に使えるようになりました。

 

③基本スタンスは低く

引用元:究める!シリーズ④ フォアハンドドライブ|笠原弘光(協和発酵キリン)

三つ目のコツは、「基本スタンスは低く」。基本スタンスは肩幅より少し広いくらい。そして、姿勢は低くすることを心がけます。そうすることで、ツッツキを持ち上げやすくなります。

二つ目のコツ「ひざを落とす」にも通じるのですが、ツッツキを返球するためにはボールを持ち上げることが必要です。下から上に向かって力を加える必要があるわけです。

基本スタンスを低くすることで、よりボールを持ち上げやすくなります。肩幅よりも少し広く足を広げていると、自然と姿勢が低くなるのでおすすめです。

元卓球部の一言
姿勢を低く保つことは、ツッツキ打ちだけでなく、卓球の全ての打法の基本スタンスです。低姿勢の重要性については、水谷隼選手も「絶対に体勢を高くしないことです」とコメントしています。

 

④スイング方向は下から上

四つ目のコツは、「スイング方向は下から上」。ラケットを振り上げるようにして打つことで、下回転に負けないドライブを打ちやすくなります。

下に落ちようとするツッツキのボールを持ち上げるためには、スイング方向も重要。ツッツキ打ちのスイング方向は、「下から上」。ラケットを振り上げるようにしてスイングします。

前にスイングしてツッツキを返球する方法もあります。ただし、それは上級者向け。スイングスピードが速くないとボールはネットにかかってしまいます。

ツッツキ打ちでのネットミスが多いという方は、まず「下から上」のスイングを心がけてください。安定して入るようになれば、少しずつ前にスイングして威力を高めていってください。

元卓球部の一言
ラケットの面を立てて、スイング方向は上。ツッツキ打ちのコツを一言にすると「下から上」です。

 

⑤腕を伸ばさない

五つ目のコツは、「腕を伸ばさない」。テイクバックの時に腕を伸ばしすぎるとスイングが不安定になります。振り遅れの原因にもなってしまいます。

腕を伸ばすことで打球に威力をつけることはできます。ですが、その分リスクも高くなります。腕を伸ばして打つのは、スイングスピードのある上級者向けです。

ミスが多いうちは、腕を伸ばさず打つことをおすすめします。

元卓球部の一言
私も基本は腕を伸ばさないで打っています。よほどのチャンスボールでもない限り、腕は伸ばしません。

 

⑥コンパクトスイング

六つ目のコツは、「コンパクトスイング」。身体の横からラケットを出すイメージで、ラケットを振りすぎない。コンパクトスイングを心がけることで打球は安定します。

五つ目のコツと共通していますが、腕を伸ばしすぎず振りすぎない。コンパクトスイングを心がけることで、ドライブの打球は安定します。

元卓球部の一言
ツッツキ打ちのミスが多くなると、大振りして持ち上げようとしてしまいがち(私の場合はそうでした)。たしかに入ることもあるんですが、振り遅れたり、オーバーミスが多くなったりするんですよね。

 

⑦理想の打点は頂点

七つ目のコツは、「理想の打点は頂点」。ツッツキ打ちに限らず、ドライブの理想の打点は頂点です。高い打点で打つことで、ネットミスを減らすことができます。

打点を高くする理由はシンプルで、「角度的に入りやすいから」。打点が高いほど、角度的に相手のコートにボールを入れやすくなります。逆に打点が低いとそれだけ持ち上げる必要が出てくるので、難しくなります。

ツッツキ打ち含め、ドライブは頂点で打つのが理想です。

元卓球部の一言
ただ、頂点はあくまで理想。頂点で打てないことの方が多かったりします。

 

⑧スピードよりも回転を意識

八つ目のコツは、「スピードよりも回転を意識」。

ツッツキ打ちでネットミスが多いという方は、まずは回転を意識して山なりでも入れることを優先することをおすすめします。

まずは入れる。入れる感覚が身についてきてから、スピードや威力を意識するのがおすすめです。入れる感覚が身についていないうちにスピードや威力を重視しても、練習の効率は悪いです。

山なりでもいいので、回転を意識してまずは入れる。ツッツキ打ちでつまづいてしまったという方は、ぜひこのコツを意識してみてください。

元卓球部の一言
まずは、多球などの基礎練習でツッツキ打ちを安定させて、実戦練習に移るのが良いと思います。

 

⑨足から動かす!という意識

九つ目のコツは、「足から動かす!という意識」。まず足を動かして理想のポジションに入る。これは卓球の全打法に通じるコツです。

練習では上手く打てるのに、実戦になると打てない」という方は、このコツを強く意識することをおすすめします。場合によっては、一気にレベルアップする可能性があります。

卓球の基本は、まず足です。足が動いていないと打球は安定しません。どんなにスイングスピードがあっても、どんなに下半身の使い方に自信があったとしても、打ちやすいポジションでなければそれを発揮することはできません。

基礎打ちは安定しているのに、実戦練習では打球が不安定になるという方は、足が動いていない方が多いです。足を動かして理想のポジションで打つことができれば、打球は安定します。

足を動かすためにフットワーク練習なども必要ですが、まずは「足から動かす!」という意識が大事です。毎回意識することで、徐々に無意識に足から動くようになります。

元卓球部の一言
足が動かないと、手打ちになって打球が不安定になるんですよね。私は毎回のように「足動かせ!」と注意されていました。

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ツッツキ打ちの練習方法【3ステップ】

ツッツキ打ちを習得する練習方法を紹介します。ツッツキ打ちは、以下の三つのステップを踏むことで習得することができます。段階的に練習を変えることが大切です。

  • ①山なりでOK!まずは入れる(多球練習)
  • ②実戦に近づける(3球目練習)
  • ③威力を高める(基礎+実戦練習)

 

①山なりでOK!まずは入れる(多球練習)

一つ目のステップは、「まずは入れる」。

上でも少し紹介しましたが、まずは山なりでもいいので回転重視で返球するようにするのがおすすめです。下回転に勝つような強い上回転をかける感覚を養うことが最優先です。

多球練習で、下回転のボールを出してもらいましょう。安定して入るまでワンコースでOKです。反復練習で、下回転に勝つ上回転をかける感覚を養います。

 

②実戦に近づける(3球目練習)

二つ目のステップは、「実戦に近づける」。

多球練習でボールがある程度入るようになったら、3球目練習でより実戦に近い形でツッツキ打ちを行います。自分が下回転サーブを出して、相手にツッツキで返球してもらい、それをドライブで返球します。

最初はワンコースでもいいですが、反面ランダムにしたり、全面ランダムにしたりするのもおすすめです。

多球練習の時とは違って足を動かして打ちやすいポジションに入る必要があるので、難易度はかなり上がります。これも、安定するまでは山なりでも入れることを優先してください。

 

③威力を高める(基礎+実戦練習)

三つ目のステップは、「基礎+実戦練習」。

3球目練習でもある程度ツッツキ打ちが安定して入るようになれば、あとは威力を高めていきます。山なりで打っていたボールを、より低く、より強く打てるように意識して練習します。

練習方法は、これまでと同じです。多球練習で反復。そして3球目練習で実戦的な練習を行います。違うのは、「入れる」から「強く」という意識の変化です。

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ツッツキ打ちの練習動画集

究める!シリーズ④ フォアハンドドライブ|笠原弘光(協和発酵キリン)




BUTTERFLYの公式動画です。笠原選手がフォアハンドドライブの打ち方を解説してくれています。動画内で解説されているポイントは、もちろんツッツキ打ちにも応用可能です。

動画内で解説されているポイントは以下の通り。

  • 右足に重心をかけてボールを呼び込む
  • 腰を右にひねり右足に重心をかけて準備
  • 前腕を使って回転をしっかりかける
  • 打球の瞬間にラケットを強く握りボールをしっかりこする
  • フォロースルーは顔の前

 

【修正】卓レポ2017/05特集 ツッツキに対するバックハンドドライブ




続いてもBUTTERFLYの公式動画。バックハンドでのツッツキ打ちの解説動画ですね。

 

フォアドライブが絶対誰でも入るコツ(ツッツキ打ち)【卓球知恵袋】




卓球知恵袋でお馴染みのWRMぐっちぃさんによるツッツキ打ち解説動画です。ツッツキ打ちのポイントを3つに絞って解説されています。動画内で解説されているポイントは、以下の三つです。

  • ラケットの面を立てる
  • ひざを落とす
  • 下半身と上半身をシンクロさせて打つ

特筆すべきは、「下半身と上半身をシンクロさせて打つ」というポイント。ひざを曲げて伸ばす時の力と、スイングの力を上手く連動させて打つことで、ツッツキ打ちは安定すると解説されています。

「ひざ→腰→腕」という順番で動かすことを意識すると、上手く打つことができます。

 

フォアドライブのコツ(ツッツキ打ち)| ぐっちぃ&大野さゆり【卓球知恵袋】




続いても、卓球知恵袋の練習動画。卓球1年目の方に指導する形で、ツッツキ打ちのコツを解説している動画です。問題点を指摘・解説して一つずつ改善していくので、頭に入りやすいですね。

動画内で解説されているポイントは、大まかに以下の通りです。本記事を書くにあたり、この動画をかなり参考にさせてもらいました。

  • ひざと腰を使い、大きく体重移動
  • 山なりに打つ
  • 入るようになったら、前に振ってパワーを出す
  • 打球点は落とさない方が良い。打球点を落として練習すると、試合で空振りが多くなる。
  • ひざを柔らかくすることを意識。曲げやすくしておく。ひざが硬いと、手だけで打つようになってしまう
  • 「ひざ→腰→腕」というイメージで打つ

 

【ぐっちぃ流】神のフォアドライブ(ツッツキ打ち)のコツ!はじめちゃんに教えてみた。【卓球知恵袋】




ラストも卓球知恵袋の動画。ぐっちぃさんがはじめちゃんさんにツッツキ打ちを指導するという内容の動画です。

こちらの動画も、問題点の指摘・改善が分かりやすいのでおすすめです。動画時間は19分超とたっぷりとあります。

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