卓球ラバー ディグニクス05レビューまとめ【8つの評価】

卓球ラバー業界のトップを走るBUTTERFLY。その代表ラバーともいえるテナジーシリーズを超える性能を持つラバーが、2019年に発売されたディグニクス05。

本記事では、ディグニクス05のレビューを集めてまとめてみました。記事後半では、ディグニクス05のレビュー動画集も掲載しています。

※本記事で引用しているレビューは、卓球ナビに投稿されたレビューから引用させていただいています。

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卓球ラバー ディグニクス05レビューまとめ【8つの評価】




ディグニクス05【8つの評価】
  1. 飛ぶ
  2. 回転量が多い
  3. 食い込み・引っかかりがすごい
  4. 上級者向け
  5. ドライブの威力が上がる
  6. 性能はテナジー以上
  7. テナジーよりも柔らかく感じる
  8. 値段は高いが、寿命も長い

ディグニクス05のレビューで多いのが、上記8つ。以下では、この8つを実際のレビューと一緒に詳しく紹介していきます。テナジーやロゼナと比較してレビューする人が多いですね。

ラバー性能比較
ディグニクス05 テナジー05 ロゼナ
スピード 13.5 13 13
スピン 12 11.5 10.8
硬度 40 36 35
値段 8472円 6980円 3780円

 

①飛ぶ

想像以上に飛びます。
木材に貼ってもカーボンラケットのような感覚になると思います。

とにかく飛ぶの一言ですね。
新しいスプリングスポンジX を使っているから台のふかくにボールがいくので相手はとてもとりにくいとおもいます。

食い込む、よく飛ぶ、引っかかる!

ディグニクス05のレビューで最も多い声は、「飛ぶ」。その反発力の高さは多くの人が実感しているようですね。

ディグニクス05は、新開発したスプリングスポンジXを使用。従来のスプリングスポンジ(テナジーに搭載)と比べて、反発弾性が約3%アップしたとされています。レビューを見ていると、BUTTERFLYの公表している数値にも説得力が出てきますよね。

ディグニクス05は、とにかく反発性能の高いラバー。テナジーよりも高いということは、間違いなく卓球ラバー界でトップクラスだといえます。

元卓球部の一言
「よく飛ぶ」ということは、「コントロールしにくい」ということでもあります。反発力の高さが、後述する「上級者向け」というレビューにつながっているようです。

 

②回転量が多い

軽く打っただけですごい回転とスピードが出ました

回転量の絶対値はテナジーより上回っていますがオートで回転がかかる感じは少し減ったかなと感じました。

軽く擦るだけで回転がかかる。そしてスピードも出る。

ディグニクス05は、その反発力の高さだけでなく、回転性能の高さも評価されています。BUTTERFLY公式のディグニクス05の紹介文でも「より回転のかかった、より無駄のない、速いプレーへ」と紹介されています。

レビューには「軽く打つだけで回転がかかる」という意見が多く投稿されています。態勢の崩れた状態でも回転をかけやすく、つなぎのボールもしっかりと打ちやすくなっているようです。

ただ、回転をかけやすいということは「回転の影響を受けやすい」ということでもあります。「回転の影響が強く、ブロックしにくい」というレビューもチラホラあります。

ディグニクス05は、いい意味でも悪い意味でも、回転力が強化されたラバーだといえそうです。やはりその性能を引き出すには、ある程度の技術は必要のようです。

管理人の一言
テナジー05もボールを掴みやすく回転がかけやすい方でしたが、ディグニクス05はその特長をさらに進化・発展させています。ラバー性能表の数値を見ても、ディグニクス05はテナジー05、テナジー05ハードを超えています。

 

③食い込み・引っかかりがすごい

最初に思ったのが引っ掛かりがすごい!スットップは短く止まるし、チキータはボールの真上をとっても引っ掛かって落ちる気がしない ループもカウンターもすごくのびる!

なんかボールに当たったときめっちゃ食い込むんで安定してカウンタードライブが打てるんです。

インパクトが弱くてもしっかり食い込んでとても使いやすかったです。

ディグニクス05は、球持ちが良く回転がかけやすいという特長を持ちます。レビューにも、「食い込みがすごい」「よく引っかかる」という声が目立ちます。

そのため、ドライブやチキータなどの回転系の打法が打ちやすいようです。回転力を重視する戦型の選手におすすめできるラバーだといえそうです。

BUTTERFLYも公式に「表面の摩耗耐久性を強化したより弾む球持ちの良いシート」と紹介しています。

元卓球部の一言
「弾みが良すぎて扱いにくい」というレビューがある一方で、「球持ちが良くて扱いやすい」というレビューもあります。このあたりは、自分の戦型との相性も出てくるでしょうね。

 

④上級者向け

インパクトの強い人が使うと重たく回転のかかったボールを打てますがそうではない人だとこのラバーの性能はあまり発揮出来ません。

回転バリバリでスピードバリバリと言う手の着けようがないラバーです。ですが手打ち気味の人はやめといた方がいいです。色々打ち方を変えてやりましたが全身バランスよく使える人がいいと思います

ディグニクス05は軽打でも勝手に食い込んでくれて簡単に距離が出る。しかし少し飛びすぎてしまうことがある。そのため上級者向けである。

ディグニクス05の性能の高さは、多くの人が認めています。ですが、その性能の高さ故に「扱いにくい」という声があるのも事実。その点において、個人的には卓球を始めたばかりの初級者にはディグニクス05はおすすめできません

また、コントロールを重視するプレイスタイルの方にもおすすめはできません。コントロールを重視するのであれば、ロゼナの方が適していると思います。

ディグニクス05は、ある程度スイングスピードがあって、ボールコントロールもできるという中級者~上級者の方におすすめします。

元卓球部の一言
卓球のラバー選びで面白いのは、「必ずしも性能の高いラバーが良いというワケではない」というところ。低い性能の方が扱いやすく、結果的に自分にプラスに働くことも少なくないですよね。

 

だからこそ、ディグニクス05やテナジーに性能面で劣るラバーもずっと売れ続けているんですよね。

 

⑤ドライブの威力が上がる

ドライブがすごいです。

台上等でシート変形に頼ったドライブでもスイングスピードが早ければ棒球にならないし、強打しても板に当たってボールが落ちる心配がないのがとても良いです。

ドライブの掛け方がわかる方なら万人受けしますね。

ディグニクス05は、ドライブに関しても高く評価されています。「回転量の多い球が打てる」「弧線が高い」「引っかかりが良く回転がかけやすい」「深く伸びる」など、様々なレビューが投稿されています。

BUTTERFLY公式サイトによると、ディグニクス05の弧線の高さはテナジー05と比べて22%アップ。打球の威力(スピードとスピンの総和)は3.4%アップしているとしています。

ディグニクス05の性能を引き出すことができれば、ドライブの威力はグンと増すでしょうね。

元卓球部の一言
BUTTERFLY公式サイトの言葉を借りれば「前中陣でのパワードライブやカウンターなど、回転を重視した攻撃的なプレーをハイレベルで求める選手にお勧め」。ドライブで攻める上級者にとっては、うってつけのラバーだといえますね。

 

⑥性能はテナジー以上

従来のテナジーでも凄い高性能であったが、それを超えた気がする。
テナジーはきちんと食い込ませなくてはいけなく、ある程度の力が必要であったが、ディグニクス05は軽打でも勝手に食い込んでくれて簡単に距離が出る。

特にやりにくい技術もなくテナジー05の上位互換だと思います。

テナジー05と64の良いとこ取りと言えばいいのか、80の性能底上げと言えばいいのか迷います。間違いなく言えるのは、テナジー使ってみて打球が安定しなかった人でも相手コートに返球しやすいということです。

ディグニクス05を評価するうえで、比較に上がるのがテナジー。特にスピン系のテナジー05と比較されますね。BUTTERFLYもテナジー05と比較してディグニクス05を紹介しています。

テナジー05との比較レビューの中で多いのは、「テナジーを超えている」という声。「テナジー05の上位互換ラバー」「テナジーシリーズの良いところを集めたラバー」など様々な声が投稿されています。

実際BUTTERFLYの公表している数値的にも、威力、回転力、弧線の高さなどにおいて、ディグニクス05はテナジー05を超えています。まさにテナジー05の上位互換。

特筆すべきは、高性能なのに「扱いやすい」という声も多いこと。テナジー05が合わなかった人でも、「ディグニクス05なら扱えた」という声は少なくありません。

元卓球部の一言
テナジーが登場した時に、他のラバーから乗り換える選手が多かったのと同様に、今後ディグニクスがシリーズ化したら「上級者以上はディグニクス一択」という状況になってくるかもしれません。

 

⑦テナジーよりも柔らかく感じる

硬度が40だけど、シートが柔らかいからテナジーより、柔らく感じました。

スポンジ硬度の比較
■ディグニクス05
===============
40

■テナジー05
===============
36

■テナジー05ハード
===============
43

■ロゼナ
===============
35

ディグニクス05のスポンジ硬度は40。テナジー05のスポンジ硬度は36です。数値的にはディグニクス05の方が硬いはずですが、レビューを見ると「テナジーより柔らかく感じる」という声が多いようようです。

この使用感が、「テナジーよりも扱いやすい」という声につながっているのかもしれませんね。

元卓球部の一言
数値的にはディグニクス05の方がテナジーよりも硬いのに、使用感は柔らかく感じる。ちょっと不思議ですよね。スポンジの食い込みの良さが柔らかく感じさせる要因かもしれません。

 

⑧値段は高いが、寿命も長い

ドライブがすごいです。寿命もそこそこ。

ディグニクス05は性能も高く、レビューの評価も高いラバーです。ですが、値段も高い。その価格はテナジー以上です。1枚で9000円超します。安いラケットなら2~3本買えます(笑)。

ただ、シートの耐久性もアップしていて寿命は長いと言われています。使い方にもよるでしょうが、少なくともテナジーよりは寿命が長いというのがレビューの主流ですね。

コスパ的には、テナジーよりも良い…?かもしれません。ラバーの寿命に関しては、自分で一度使ってみて判断するのが良さそうです。

元卓球部の一言
テナジーの弱点の一つが寿命の短さでした。その点をディグニクス05はカバーしてきているのかもしれません。

 

Youtubeのレビュー動画まとめ【要点まとめ】

ディグニクス05のレビューは、Youtubeでも多くの動画が投稿されています。その中から、個人的に参考になったレビュー動画を4つピックアップして紹介します。

レビューの内容の要点をまとめた文字起こしも記載しているので、ぜひチェックしてみてください。

 

卓球センター.jpのレビュー




  • テナジーより使いやすい
  • 中級者層でも使いやすくなっている
  • テナジー05より、ディグニクス05の方が軌道が低い
  • テナジー05より球持ちが良く、柔らかく感じる
  • テナジーはスイングスピードが無いと逆回転への対処は難しかったが、ディグニクスは逆回転にも対応しやすい
  • スポンジ硬度はテナジーより硬いが、打った感じはテナジーと変わらない印象
  • 重量もテナジーと変わらない
  • 飛びやすいため、普通にブロックするとオーバーする(慣れが必要)
  • 値段は高いが、耐久性がある(寿命が長い)

Youtubeチャンネル「卓球センター.jp」さんのディグニクス05レビュー動画を文字でまとめてみました。テナジー05との比較ですね。レビューの中で印象に残ったのは、「テナジー05よりも、ディグニクス05の方が使いやすい」という評価をしている点。

特に逆回転への対処のしやすさを高く評価していました。テナジー05では、逆回転への対処はスイングスピードの速さなど技術がなければ難しい。一方のディグニクス05は、逆回転にも柔軟に対応できるとコメントされています。

また、ディグニクス05の値段の高さ(9000円超)についても触れ、値段は高いけど耐久性も高いと評しています。ラバーの耐久性の向上については、BUTTERFLYも公式で紹介しています。

 

トップ選手同様のラバー選びができる卓球専門店840チャンネルのレビュー




  • テナジーより、スポンジの気泡が密になっている(技術レベルが高い)
  • 性能は明らかに上がっている
  • テナジーがそうであったことを考えると、ディグニクスを超えるラバーはそう簡単には発売されない
  • 硬度があるのに、球持ちが良く、弾む
  • 高評価の人が多い。トップ選手もテナジーからディグニクスに移る流れになっている
  • ブライスとテナジーほどの違いはなく、テナジーの進化版と考えるのが妥当

Youtubeチャンネル「トップ選手同様のラバー選びができる卓球専門店840チャンネル」さんのディグニクス05レビュー動画を文字でまとめました。主にテナジーとの比較レビューですね。

スポンジの気泡の密度など製造技術の高さに注目し、ディグニクス05の性能を高く評価されています。レビューの中で個人的に印象に残ったのは、「ブライスとテナジーほどの違いはない」というコメント。

世界初のハイテンションラバー「ブライス」。登場時は性能の高さが高評価されましたが、「テナジー」の登場により高性能ラバーという印象は薄くなっています。

テナジー登場時にインパクトと比べると、ディグニクスのインパクトは薄いと評されています。その一方で、製造技術の高さから「ディグニクスを超えるラバーはそう簡単には発売されない」ともコメントされています。

 

【卓球動画】蓮-Ren-のレビュー




  • 相手のコートでバウンドした後でよく伸びる
  • スピードが出る
  • スピードに特化したい人にはおすすめ
  • 安定感重視の方はロゼナの方が良い
  • 弾むし回転の影響も受けるので、バックはやりにくく感じる
  • 台上の細かい技術が難しい
  • 良い態勢で打つドライブは良いが、レシーブやブロックなどの技術では難しく感じる
  • ラバーの性能を十分に発揮するには、上級者でないと難しい
  • 自分的(蓮さん)にはロゼナの方が良い(安定感もあり打ちやすい)
  • ネットのレビュー通りの性能(スピード・回転量はあるが、コントロールは難しい)
  • 値段が高いのがネック
  • 数値的に硬度はあるが(硬度40)、打った感じはそこまで硬く感じない
  • テナジーからディグニクスへの移行は、そこまで難しくないはず
  • 安定重視の自分は、今まで通りロゼナを使用する

ペンドラ使いの蓮さんのディグニクス05レビュー動画を文字でまとめてみました。主にロゼナとの違いについてレビューされています。

多くのレビューと同じように、ディグニクス05のスピード・回転性能は高く評価しつつも、コントロールの難しさを指摘していました。ラバーの性能を引き出すためには、ある程度技術の熟練した上級者でないと難しいのでは?という考察もされていますね。

最終的には、「安定重視の戦型である自分はロゼナを使い続ける」とレビューを締めていました。

 

蓮-Ren-×WRMやっすんのレビュー




  • ものすごく飛ぶ
  • 弱く打っても回転がかかる
  • 全体的にスピードが上がる(技術がないと使いづらく感じる)
  • 台上技術など細かい技術は難しい
  • 性能は圧倒的
  • 引っかけたら球はすごい上がる、回転量も多い
  • (対下回転で)力を入れなくても上回転に変えることができる
  • 引っかかるし飛ぶ
  • 楽に威力あるボールを打てる
  • 球突きの時点で性能の高さが分かる
  • 引っかかりはかなりある
  • 弾みとひっかかりの性能が高く、飛距離が出る
  • 初級者には扱いにくいかも(スピンテンションラバーの中でも弾みが良いだから)
  • 扱える人には良い(トップ選手が乗り換えているのがよく分かる)
  • 中級者、上級者など技術が高い選手におすすめ
  • ロゼナの方がコントロールしやすい
  • スピード、回転量はディグニクス05の方が上
  • (ロゼナと比べて)返球する側としても、ディグニクスの方が取りにくい

蓮さんとWRMのやっすんさんによるレビュー動画を文字でまとめてみました。動画内では、ディグニクス05を打つのが初めてだというやっすんさんが試打をしてみた感想が語られています。

他のレビューと同じく、「飛びやすさ」「回転量の多さ」を高く評価しています。「球突きをしただけでも、その回転性能の高さが分かる」と驚きながらコメントしていたのが印象的です。

また、その飛びやすさとスピード性能の高さ故に「初級者には向かない」とも評しています。ディグニクス05の性能を引き出すためにはある程度技術が必要で、中級者以上の選手におすすめされています。

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