卓球ラバー テナジー05レビュー評価まとめ【性能・寿命・硬度…】

バタフライを代表する卓球ラバー「テナジー05」。性能やスペックなど詳しいレビュー・評価をまとめてみました。

※本記事で掲載しているレビューは、卓球ナビやTwitterから引用・参照させていただいています。

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卓球ラバー テナジー05の評価まとめ

引用元:amazon.co.jp

スペック【性能・厚さ・硬度…】

■スピード
13.0

■スピン
11.5

■スポンジ硬度
36

■スポンジ厚
特厚

■テクノロジー
ハイテンション
スプリング スポンジ

回転をかける性能に優れた『テナジー』

「スプリング スポンジ」と「ハイテンション技術」が生む独特の打球感を有すラバー。多くの選手による試打と機械測定から「回転性能が高い」と評価された“開発コードNo.05”のツブ形状を採用し、強烈な回転をかけることができます。ハイテンション ラバーと高粘着ラバーが融合したかのように、回転主体のプレーに非常に高い性能を発揮します。

引用元:BUTTERFLY公式サイト

テナジー05は、回転性能に特化したテンションラバーです。テナジーシリーズの中でも、最も回転性能が高いラバーです。回転主体で攻める戦型の選手におすすめされることの多いラバーですね。

張本智和選手をはじめ、丁寧選手、劉詩文選手、平野美宇選手など、各国のトッププレイヤーも採用しています。

以下では、そんなテナジー05詳細レビュー・評価をまとめて紹介していきます。

 

スピード性能(13.0)

テナジー05のスピード性能のスペック値は、13.0。

ディグニクス05、テナジー64、テナジー25、テナジー80よりは低い数値ですが、全体で見れば十分高い数値です。数値的には、ロゼナと同じですね。バタフライのテンション系ラバーの中では、ちょうど中間くらいのスピード性能だといえそうです。

高弾性ラバーよりは圧倒的にスピードは出るけど、スピード系テンションラバーと比べると少し劣るという印象ですね。

卓球ナビでのスピード評価は、10点満点中8.09点。投稿されたレビューの中には「回転もすごいけど、スピードもすごい」と、テナジー05のスピード性能を高く評価する声が多く投稿されています。

使用者レビュー・評価
値段もそれなりにするが、性能はピカイチ。回転性能はもちろんのこと、スピードもかなり出ます。ただし、性能が高すぎて制御できないこともあります。結構オーバーミスが増えちゃいました。
多くの人が評価しているように、回転とスピードは卓球ラバー界でもトップクラスです。文句なしの一品。
一発の威力はもちろん高い。それに加えて回転が勝手にかかるというチートのような特殊効果付き。テナジー05の評価の高さが分かりました。
ラバー比較表
ラバー名 スピード
ブライスハイスピード 14.50
ディグニクス05 13.50
テナジー64 13.50
テナジー64FX 13.50
テナジー25 13.25
テナジー25FX 13.25
テナジー80 13.25
テナジー80FX 13.25
テナジー05 13.00
テナジー05FX 13.00
テナジー05ハード 13.00
ロゼナ 13.00
ラウンデル 12.80
ラウンデルソフト 12.80
ラウンデルハード 12.80
ブライス 12.00
スピンアート 11.90
スレイバー 10.00
スレイバーEL 10.00
スレイバーFX 10.00
フレクストラ 8.25

 

回転性能(11.5)

テナジー05の回転性能のスペック値は、11.5。

回転系テンションラバーということで、バタフライのラバーの中でもトップクラスの数値です。2019年4月に発売されたディグニクス05(12.0)に抜かれましたが、それでも驚異的な数値であることに変わりはありません。

テナジー05のすごいところは、「自動で回転がかかる」という点。軽く打つだけでも、勝手に上回転がかかるんですよね。スポンジが反発するタイミングと、シートがボールを飛ばすタイミングがかみ合うように設計されているらしく、それによって自動回転機能が付与されているようです。

レビューにもありますが、「チート能力」のような機能ですよね。この機能がテナジー05の評価を上げている一つの要因だといえます。

バタフライ公式サイトの言葉を借りるなら、「ハイテンションラバーと高粘着ラバーが融合したかのように(後略)」。粘着ラバーに匹敵する回転性能を持ちながら、テンションラバー特有の反発力も兼ね備えています。

回転主体で攻める戦型の選手は、テナジー05はかなりマッチすると思います。

使用者レビュー・評価
回転が本当にかかる。軽く返すだけで自動で回転がかかるイメージです。ドライブを打つと、相手のコートで伸びます。
スピードドライブ、ループドライブともに回転がものすごい。伸びのあるボールが打てるので、相手は返球しにくそうにしていました。
サーブでも十分な回転がかかる。使いこなすには慣れが必要ですが、使いこなすことができればワンランクアップできるような気がします。
ラバー性能比較表
ラバー名 回転
ディグニクス05 12.00
テナジー05 11.50
テナジー05FX 11.50
テナジー05ハード 11.50
スピンアート 11.50
テナジー80 11.25
テナジー80FX 11.25
テナジー25 11.00
テナジー25FX 11.00
ロゼナ 10.80
テナジー64 10.50
テナジー64FX 10.50
ブライスハイスピード 10.30
ラウンデル 10.20
ラウンデルソフト 10.20
ラウンデルハード 10.20
ブライス 9.50
フレクストラ 8.75
スレイバー 8.00
スレイバーEL 8.00
スレイバーFX 8.00

 

スポンジ硬度

テナジー05のスポンジ硬度は、36.0。

ディグニクス05(40.0)よりも柔らかく、ロゼナ(35.0)よりも硬い数値ですね。他メーカーのラバーと比較すると、ファスタークG1、V>15Extra、ラクザXよりも柔らかく、オメガⅦ ヨーロよりも硬い印象です。

ラバーの硬度は、実際に使用してみると数値の印象と違ったりするので、試打してみて判断するのがおすすめです。テナジー05のスポンジ硬度に関する詳しいレビューは、以下の記事でまとめています。

卓球ラバー テナジー05の硬度比較【一覧表】

ラバー性能比較表
ラバー名 硬度
スピンアート 48.00
テナジー05ハード 43.00
ディグニクス05 40.00
ラウンデルハード 40.00
スレイバー 38.00
テナジー05 36.00
テナジー80 36.00
テナジー25 36.00
テナジー64 36.00
ロゼナ 35.00
ブライスハイスピード 35.00
ラウンデル 35.00
ブライス 35.00
スレイバーEL 35.00
スレイバーFX 33.00
テナジー05FX 32.00
テナジー80FX 32.00
テナジー25FX 32.00
テナジー64FX 32.00
ラウンデルソフト 32.00
フレクストラ 32.00

 

コントロール性能

テナジー05は中級者以上にはおすすめできますが、初級者にはおすすめできません。「コントロールが難しい」という点があるからです。

上で紹介したように、テナジー05はスピード・回転ともに性能の高いラバーです。使いこなして性能を引き出すことができれば、これ以上ないパフォーマンスを発揮してくれます。

ただ、上述したように万人におすすめできるラバーではありません。テナジーシリーズに共通して言える部分ですが、卓球を始めたばかりの初級者にはおすすめできません。

性能が高いということは、それだけ使いこなすのが難しいということです。ボールのコントロールが身についていない段階では、オーバーミスが多くなってしまうはずです。使用者のレビューにも「慣れるまで時間がかかる」「コントロールは難しい」という声が多数投稿されています。

そんなテナジー05ですが、使いこなすことができれば相当な武器になります。中級者以上の実力をワンランクアップさせてくれるだけの性能をもっています。

使用者レビュー・評価
ある程度の技術がないと使いこなせないラバー。初級者にはおすすめできません。スピードも回転もあるラバーなので、オーバーミスが増えると思います。中級者以上におすすめのラバーです。
自分で回転をかける感覚が身についている人にとったら鬼に金棒的なラバーです。でもコントロールはやはり難しいですね。高弾性ラバーに慣れていると、テナジー05を使いこなすのは時間がかかりそう。
初めてのテンションラバーで、テナジー05を使ってみました。他の人もレビューしている通り、性能はダントツ。ラリーするだけで全然違うと感じました。ただし、コントロールは難しい。使いこなせるようになるには少し時間がかかりそうです。

 

寿命

テナジー05をはじめ、テナジーシリーズに共通しているネックが「寿命の短さ」。

テンションラバーは高弾性ラバーと比べて寿命は短めです。ラバーに負荷(テンション)をかけて性能を高めているので、どうしても寿命は短くなってしまうようです。

テンションラバーの中でも、テナジーシリーズは特に寿命が短いと言われています。レビューを見ると、「1カ月持たない」という声もありますね。その一方で「5か月は持つ」という声もあります。

卓球ラバーの寿命は使用頻度や使用後のケアで大きく左右されるので一概には言えません。個人的な使用感(週3日使用)だと2か月~3か月くらい使えれば妥当な印象です。

最初の1カ月で性能の劣化を感じはじめ、そこから徐々に性能が落ちて2か月~3か月目で寿命が来るという感じですね。

使用者レビュー・評価
テナジー05の性能は高い。慣れればコントロールもできてくる。ただ、ネックは価格と寿命。ハイテンションラバーは比較的寿命が短いですが、テナジーシリーズはその中でも寿命が特に短い印象です。
寿命は3か月くらいでした。打つ頻度にもよりますが。毎日打つ人だともっと寿命は短くなるかもです。
テナジー05の欠点は、値段と寿命。これさえなければ万人におすすめするのに…。値下げしないかな。

テナジー05の寿命については、以下の記事で詳しくレビューしています。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

卓球ラバー テナジー05の寿命【レビューまとめ】

 

価格・コスパの良さ

テナジーシリーズもう一つのネックが、「価格の高さ」。

テナジー05はオープン価格なので、どこで買うかによって価格は変わります。ですが、だいたいどこでも1枚7000円以上はします。Amazonで価格を調べたところ、7,707円でした。テナジー1枚で、そこそこのラケットを買えちゃいます。

おそらくどこの卓球ショップにいっても大差ないはずです。ネットの方が若干安いくらいです。

価格は高いけど、寿命は短い…。金額的なコスパは良いとはいえません。ただ、性能はダントツなので、性能的に考えればコスパが良いのかもしれませんね。

使用者レビュー・評価
本当はバックにも貼りたいところだけど、価格がネックでフォア面のみに使用。
テナジー05は値段も高いし、寿命も短い。学生には手が出せないです泣。
性能面の高さを考えれば、この値段も妥当なのかも。そういう意味ではコスパはいいのかな…?

 

総評

回転性能がダントツで良いラバー。回転主体で戦う上級者にとって、鬼に金棒的なラバーです。また、回転性能だけでなく、スピード性能も高いです。コントロールに難ありというレビューもありますが、使いこなすことができれば問題ないように感じます。

ネックは価格の高さと寿命の短さ。ここがクリアできれば、間違いなく優秀な高性能ラバーです。

個人的なテナジー05の総合評価は上記の通り。性能の高さは文句のつけようがありません。多くのトッププレイヤーがテナジー05を採用している点を考えても、お墨付きのラバーだといえそうです。

「価格の高さ」「寿命の短さ」がネックですが、ここが気にならない人であれば間違いないラバーです。

卓球ナビの総合評価は、9.26点(2019年5月時点の評価)。かなりの高評価率です。レビュー数は181件。レビューの数が多く、ここまで高評価なのは中々ありません。

卓球ナビの総合評価
■スピード
8.09点

■スピン
9.49点

■コントロール
7.78点

■評価
9.26点

■レビュー数
181件

 

テナジー05のスペック比較表

ラバー名 スピード 回転 硬度 参考価格
スピンアート 11.9 11.5 48.0 4,860
スレイバー 10.0 8.0 38.0 2,730
スレイバーEL 10.0 8.0 35.0 2,188
スレイバーFX 10.0 8.0 33.0 2,691
ディグニクス05 13.5 12.0 40.0 8,472
テナジー05 13.0 11.5 36.0 7,314
テナジー05FX 13.0 11.5 32.0 6,800
テナジー05ハード 13.0 11.5 43.0 6,960
テナジー25 13.3 11.0 36.0 6,468
テナジー25FX 13.3 11.0 32.0 6,980
テナジー64 13.5 10.5 36.0 6,807
テナジー64FX 13.5 10.5 32.0 6,600
テナジー80 13.3 11.25 36.0 6,282
テナジー80FX 13.3 11.25 32.0 6,917
ブライス 12.0 9.5 35.0 4,180
ブライスハイスピード 14.5 10.3 35.0 4,999
フレクストラ 8.25 8.75 32.0 1,512
ラウンデル 12.8 10.2 35.0 3,400
ラウンデルソフト 12.8 10.2 32.0 3,400
ラウンデルハード 12.8 10.2 40.0 3,530
ロゼナ 13.0 10.8 35.0 3,780

 

引用・参照資料

 

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