卓球ラケット グリップ汚れ掃除法【黒ずみ・ベタベタ・匂い】

卓球のラケットは素材の85%は天然木でなければいけません。そのため、使い続けていると、黒ずみなどの汚れが出てきたりします。グリップの黒ずみは誰しも経験があると思います。

黒ずみなどの汚れは、「滑る」「(手汗で)重くなる」などラケットの性能が落ちる兆候です。放っておけば、ラケットは徐々に使いにくくなっていきます

ということで、この記事では「汚れの種類・原因・対処」と「掃除の仕方」をまとめてみました。グリップを綺麗に保つ参考にしてもらえればと思います。

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卓球ラケット グリップは汚れやすい【原因と対処法】

黒ずみ

卓球ラケットの汚れの中でも最も多いのが、「黒ずみ」。一つのラケットを使いこむとすぐに黒ずみができます。この汚れに関しては、卓球を続ける限り避けることはできません。

卓球経験者なら、誰しも一度は経験するこの黒ずみ汚れ。原因は、やはり汗です。卓球は、試合中はほぼずっとラケットを握るスポーツです。そのため、どんなに手汗の少ない人でも黒ずみ汚れは発生します。

黒ずみ汚れを避けることはできず、対処法は掃除するしかありません。掃除方法と注意点については、記事下で詳しく紹介していきます。

汚れの原因
  • 手汗
  • グリップテープの剥がしあと
  • 長期間放置によるカビ
元卓球部の一言
卓球ラケットの素材は天然木ですからね。生ものなので、黒ずみ汚れから逃れることはできません。たまにカビか…?と思うほどの黒ずみがありますが、劣悪な環境にラケットを長期間放置するとカビる可能性もあります。生ものなので…。

 

酸っぱい匂いがする

ふいにラケットの匂いかいだら、なんか酸っぱい(笑)。もう少しストレートに言うと、臭い。

新品の状態であれば、ラケットは爽やかな木材の香りがします。ラケットとグリップの匂いの全盛期はここです。あとは下がっていくだけ。使えば使うほど臭くなってきます。

保存方法が悪ければ、最終的に酸っぱい匂いが漂ってきます。グリップから酸っぱい匂いが漂ってきたらすごく嫌ですよね。ラケットに抱いていた愛着が失われる危険性すらあります。

酸っぱい匂いまではいかないものの、グリップが匂うというのは卓球あるあるです。匂いの原因は、やはり積み重なった汗のたまものといえるでしょうね。

湿気を避ける、梅雨の時期にはラケットケースに乾燥剤を一緒に入れておくなどのケアをすることで匂いを事前に防ぐことができます。ただ、すでに強烈な匂いを発生させている場合は対処不能な場合もあります。

汚れ(匂い)の原因
  • 手汗
  • 湿気
  • 保存方法に問題あり
元卓球部の一言
私の経験ではラケットから酸っぱい匂いがしてきたことはありません。ですが、兄の長期間放置されたラケット(兄も元卓球部)は、黒ずみ、匂いもそこそこありました。ラケットの保存方法には配慮する必要があるなと実感した出来事でした(おそらく10年以上は放置された状態でした)。

 

ベタベタする

ラケットが何故かベタベタするのだが…長い間放置してらから?

私は経験したことありませんが、ネットでラケットの汚れについて調べていたら「ベタベタする」という声を見つけました。情報量が少ないので確かなことは言えませんが、おそらくベタベタ汚れの原因は二つあります。

一つ目の原因は「グリップテープの剥がし跡」。グリップテープをはがした後は、黒ずみ汚れが残ったり、ベタベタしたりすることがあります。

二つ目の原因は「ラバーが溶けている」。ラケットをラバーとともに長期間放置すると、ラバー面がベタベタしてくることがあるようです。ラバーはゴムなので、環境によっては溶けることがあるようです。ラバーのベタベタが、グリップ部分にまで至ったのではないかと推測できます。

ベタベタ汚れの掃除方法も、黒ずみと同じ方法で対処できるはずです。記事下で掃除方法を紹介していきます。

汚れの原因
  • グリップテープの剥がし跡
  • ラバーが溶けている
元卓球部の一言
卓球のラケットはベタベタしたことはありません。ですが、テニスのラケットはベタベタしたことがあります。テニスラケットのグリップには、グリップテープを巻くのが普通です。そのグリップテープのテープ部分が、長時間の放置によってベタベタ汚れと化していたのでした。

卓球ラケットを放置する際も、グリップテープは剥がしておいた方がいいかもしれませんね。

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グリップの掃除の仕方

①歯ブラシで磨く

一つ目の掃除方法は、「歯ブラシで磨く」。

用意するものは、「歯ブラシ」と「水」。これだけ用意すれば何をするか察しがつくと思いますが、グリップの汚れ部分を水をつけた歯ブラシでゴシゴシとこすります。

黒ずみをしばらくこすっていると、黒い液体がグリップからしみだしてきます。黒ずみ汚れが落ちている証拠ですね。この作業を繰り返していると、黒ずみ汚れは薄くなり、消えていきます。

この掃除方法は、黒ずみ汚れ、ベタベタ汚れのどちらにも有効です。ただ、掃除をする時には注意してほしい点がいくつかあります。

注意点①「色落ちする可能性がある」

グリップを歯ブラシでこすって掃除をすると、グリップ部分が色落ちする可能性があります。黒ずみ汚れと一緒に、グリップ本来の色も一緒に落ちていってしまうんですね。

この掃除方法を行う場合は、色落ち覚悟で行う必要があります。

注意点②「乾燥させる」

本来であれば、卓球ラケットを濡らす行為はNGです。木材は湿気を吸うので、重くなってしまうからです。湿気は、本来の機能を貶める危険性があります。

そのため、歯ブラシを水につけてこするという掃除を行った後はよく乾燥させることを忘れないでください。掃除した後は、いつものようにラケットをラケットケースに入れないようにしましょう。

タオルで水気を取り、ラケットケースに入れずに放置。その後、念のために乾燥剤(100円ショップなどで手に入ります)と一緒にラケットケースに入れて湿気を抜きます。

ドライヤーで乾燥させるという手段もありますが、くれぐれもやりすぎは禁物。乾燥しずぎもラケットに良くありません。最悪の場合割れてしまいます。

個人的には、「自然乾燥&乾燥剤」がベターだと思います。(※賛否両論あるので、掃除する時は自己責任でお願いします)

 

②紙やすりで磨く

二つ目の掃除方法は、「紙やすりで磨く」。(※私はやったことがないので、以下はネットで収集した情報となります)

最初に言っておくと、これもやりすぎ厳禁です。あくまで汚れを落とすためだけにヤスリがけをしましょう。やすりの番号は、中目(120~240あたり)でサッとかけるくらいがちょうどいいみたいです。

注意点①「色落ちは覚悟すべし」

歯ブラシで掃除する時と同様に、グリップの色落ちは覚悟する必要があります。表面を削ることになるので、やはり表面の塗装ははがれます。汚れと一緒に色も落ちてしまいます。

紙やすりで磨く場合は、色落ちは覚悟しなければいけません。

注意点②「削りすぎは禁物」

紙やすりで磨く行為は、ラケットのグリップを”削る”行為です。磨くと、その分重量は落ちます。汚れを落とすくらいであれば微々たるものですが、削りすぎはNGです。

握った感じが変化しない程度に磨きましょう。繰り返しますが、磨きすぎは厳禁です。

 

③消しゴムをかける

三つ目の掃除方法は、「消しゴムをかける」。

グリップ表面上の汚れであれば、消しゴムで十分に落とすことができます。頑固な黒ずみ汚れなどは落ちない場合もあります。綺麗になったらラッキーくらいの気持ちでやるのが良いと思います。

消しゴムならどこでも手に入りますし、気軽にできますしね。まずはこの方法で試してみて、汚れが落ちなかったら他の方法を試してみるのもありですね。

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グリップの匂い対策

卓球ラケットは木材でできているので、どうしても手汗などがしみこむと匂いが定着することがあります。ネット上にも「グリップに匂いがついた」「酸っぱい匂いがする」などの声が投稿されています。

一度定着すると消せない

一度匂いが定着してしまうと、消すことは難しくなります。「ファブリーズをかける」「アルコール消毒」「紫外線で消臭」などを試したという声も目にしたことがありますが、効果はあまりないようです。

 

予防が大事

そのため、匂い対策としては「予防」がメインとなります。匂う前に対策することで、グリップの匂いを防ぎます。

主な対策は、乾燥。湿気を避けて乾燥させることで汗の匂いがグリップに定着することを防ぎます

具体的には、自然乾燥が良いと思います。練習後にすぐラケットケースに入れるのではなく、グリップをさらした状態でしばらく放置。そうすることで、ある程度の湿気は逃げて行ってくれます。

また、梅雨の時期などは乾燥剤(シリカゲルなど)を使ってみるのもありです。お菓子の袋に入っていたり、100円ショップなどでも入手することができます。ラケットと一緒にラケットケースに乾燥剤を入れることで湿気を防いでくれます。

ラケットのグリップは、日々湿気にさらされています。湿気(主に汗)を完全に避けることはできません。そこで有効なのが、乾燥なんですね。

 

グリップテープで誤魔化す

「匂いが定着してどうにかしたい!」そんな場合もあると思います。そんな時は、グリップテープを巻けばある程度匂いはごまかせるかもしれません。匂いの程度にもよるので、「絶対大丈夫!」とは言い切れませんが汗。

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