卓球ラケットの選び方まとめ【小学生~中学生 子供編】

小学生、中学生に向けてラケットの選び方のポイントをまとめてみました。選び方を失敗すると、最悪ラケットを買いなおす必要が出てきます。ポイントを押さえて選んでいただければと思います

記事の下では、「小学生におすすめのラケット3選」「中学生におすすめのラケット3選」に分けて、おすすめのラケットを紹介しています。

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卓球ラケットの選び方 5つのポイント【小学生~中学生 子供編】

大人がラケットを選ぶ時と、子供がラケットを選ぶ時は選び方のポイントは変わります。以下では、小学生~中学生のラケットの選び方の5つのポイントを紹介します。

  • ①「重さ」
  • ②「種類」
  • ③「持ちやすさ」
  • ④「弾み」
  • ⑤「好み」

①「重さ」

一つ目の選び方のポイントは「重さ」。

小学生~中学生の子供と大人では、絶対的に筋力が足りません。いうまでもなく子供の方が筋力が少ないです。成長途中の小学生、中学生が使う卓球ラケットは、重すぎないものを選ぶようにするのがおすすめです。

小学生は~80gあたりまでの重さ、中学生は~85gくらいまでの重さのラケットを選ぶのがおすすめです。体格の良い中学生男子なら、85gを少し超えるくらいなら大丈夫だと思います。

卓球は常にラケットを握って振るスポーツです。重すぎるラケットを使っていると、手首などを痛める原因になりかねません。子供の成長具合によって、重さを考えながら選ぶのがおすすめです。

元卓球部の一言
私が卓球を始めたのは、大学生のころ。身体も成長しきっており筋力もある程度ありました。そんな状態で初めて選んだラケットの重さは85g。卓球ラケットの重さの平均はだいたいこのあたりです。成長して高校生になったからといって、無理に重たいラケットを探す必要はありません。使えるラケットの選択肢が増えるくらいに考えてもらえればと思います。

 

②「種類」

二つ目の選び方のポイントは「種類」。ラケットには、大きく分けて4種類に分けられます。

  • シェークハンド
  • 日本式ペンホルダー
  • 中国式ペンホルダー
  • ハンドソウ

この中で最もおすすめなのは、「シェークハンド」。握手するようにグリップを握る形のラケットですね。現代卓球で主流となっている種類のラケットです。世界のトップランカーも多くがシェークハンドのラケットを用いています。

子供だけでなく、これから卓球を始めようとしている大人でもシェークハンドを選ぶことをおすすめします。

おすすめの理由は「主流だから」。現代卓球において、シェークハンドは増加し続けています。プロの世界でも学校の部活動でも同じ傾向にあります。この事実は、暗にシェークハンドが勝ちやすいラケットだと示しているといえます。

また、身近にもシェークハンドを使っている選手が多いので、参考になったり、技術を教えてもらったりもできるのも大きなメリットですよね。

元卓球部の一言
ラリーが続くのが現代卓球の大きな特徴。両面にラバーを貼り、フォアとバックの切り替えが速いシェークハンドは、現代卓球に適しているといえます。もちろん「絶対的に強い」と言いたいわけではありません。戦型によってはペンの方が有利となる場合もあります。

ただ、自分の戦型が定まっていない時点では、ひとまず主流に乗るのがおすすめということです。

 

③「握りやすさ」

三つ目の選び方のポイントは「握りやすさ」。

シェークハンドラケットのグリップには、複数の種類があります。その中から自分の戦型に合ったグリップを選ぶことになります。小学生、中学生向けのグリップの選び方の基準となるのは、「握りやすさ」。

身体が成長しきっていない子供であれば、太いグリップはおすすめできません。手が小さいため、上手く握ることができない可能性があるからです。ちゃんと手になじむグリップを選ぶ必要があります。

シェークハンドのグリップの種類で子供にもなじみやすいのは、「FL(フレア)」か「AN(アナトミック)」。グリップが曲線的なので、馴染みやすく握りやすいという特徴があるグリップです。

グリップの種類(シェークハンド)
  • FL(フレア)★おすすめ!
  • AN(アナトミック)★おすすめ!
  • ST(ストレート)
  • コニック(CO)・テナリー
元卓球部の一言
私も最初の1本はフレアのラケットを選びました。子供だけでなく、大人でも手になじんで扱いやすいです。もちろん上級者、トップランカーもフレアのラケットを使ったりしています。決して子供向けに作られたグリップというわけではありません。”子供にも”おすすめできるグリップです。

 

④「弾み」

四つ目の選び方のポイントは「弾み」。

ラケットには、弾みやすいものと、弾みが抑えられたものがあります。小学生、中学生など、これから卓球を始めるという方は、弾みが抑えられたラケットを選ぶことをおすすめします

その理由は、あまり弾まない方が打ち方を覚えやすいからです。

よく弾むラケットを使ってしまうと、ラケットをあまり振らなくてもボールが弾んで飛んでいきます。その結果、手と腕のみで打つクセがついてしまいます。いわゆる手打ちという状態です。このクセがつくと上達しにくくなります。

逆にあまり弾まないラケットを使う場合、手だけでは飛ばないので身体全体を使って打つクセが身に付きます。卓球における身のこなしを身につけることができます。

この選び方は、小学生~中学生の子供だけでなく、卓球を始めようとする大人にも当てはまります。1本目のラケットは、あまり弾みすぎないものを選ぶようにしましょう。

元卓球部の一言
私は1本目のラケットでよく弾むカーボン入りのラケットを購入してしまい、手打ちのクセに悩まされました。オーバーミスも多かったように思います。このクセを矯正するのに結構苦労しました。特に体を使って回転をかけるドライブを覚えるのが大変でした…ホントに。

そんな経験があるので、私は最初の1本は弾みすぎないラケットを選ぶことを力を込めて推します。

 

⑤「好みのデザイン」

五つ目の選び方のポイントは「好みのデザイン」。

何気ないポイントですが、大事なポイントです。自分の好みのデザインのラケットを選ぶようにしましょう。お気に入りの道具を持つと、それだけでモチベーションは上がりますよね。高いモチベーションが上達への何よりの近道です

重さもバッチリで、握りやすくて、弾みもちょうどいい。だけど、デザインが嫌い…。そんな場合は再考してもいいかもしれません。

デザインの好みが自分に合わないと、卓球の上達の妨げになります。何か失敗したとしても、用具(ラケット)のせいにしてしまうかもしれません。最悪の場合、卓球自体が嫌いになって辞めてしまうかもしれません。

卓球におけるラケットは自分の相棒のようなもの。選ぶ際には、長く付き合うパートナーを選ぶのが、選び方の大事なポイントです。性能も大事ですが、デザインも同じくらい大事です。

元卓球部の一言
「デザインなんて…」と思う方もいるかもしれません。ですが、私はデザインこそバカにできない部分だと思っています。自分の気に入ったラケットを選ぶことが、卓球の楽しさの始まりとさえ感じています。

 

初心者共通の選び方のポイントまとめ「合板・価格帯etc…」

小学生~中学生をはじめ、大人も含めた”卓球初心者”対象の選び方のポイントをざっくりとまとめました。ラケット選びの基準として使ってもらえればと思います。

性能|コントロール重視で選ぶ
ラケットの性能は「スピード」「回転」「コントロール」の三つに分かれます。初心者は、まず「コントロール」重視の性能でラケットを選ぶことをおすすめします。

威力を上げたり、回転量を増やしたりすることは後回し。まずは正しいフォームで正確にボールを打球できることを目指してください。上で紹介した「あまり弾まないラケット」も、コントロールを重視した選び方です。

価格帯|5000円~7000円がおすすめ
卓球のラケットは1000円ほどの安いものもあれば、1万円以上する高いラケットもあります。初心者におすすめなのは、定価ベースで5000円~7000円の価格帯。

この価格帯のラケットは、性能もよくて軽くて扱いやすいものが多いです。コントロール重視で選ぶ必要がある初心者におすすめできる価格帯となっています。

安すぎるラケットは打ち方に変なクセができるし、逆に高すぎるラケットは、特殊素材で重くなりがちという問題を抱えています。ちょうどいいのが、5000円~7000円の価格帯です。

合板|5枚合板がおすすめ
卓球のラケットは、一枚の板で作られる「単板」と、複数枚の板で作られる「合板」があります。シェークハンドのほとんどは合板でできています。合板にも種類があります。「5枚合板」「7枚合板」「特殊素材入り」などなど。

初心者におすすめなのは、「5枚合板」。重さもちょうどよく、弾みも適度にあります。

各項目の詳細については、以下の記事で紹介しています。興味があれば、チェックしてみてください。

卓球初心者 ラケットの選び方【おすすめ5選】

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動画「ラケットの選び方」




WRMのぐっちぃさんもラケットの選び方について動画で解説されています。合板の種類と性質について詳しく説明されていますね。より詳しく知りたい方は、動画をチェックしてみてください。

動画の内容をざっくりとまとめると、以下のようになります。

■5枚合板
===============
・コントロールと回転重視のラケット
・初心者におすすめ

■7枚合板
===============
・打球の威力が強い
・重い
・パワータイプにおすすめ(高校生以上)

■特殊素材入り
===============
・重さ、威力のバランスが良い
・カーボン独特の打球感がある

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おすすめラケット3選【中学生編】

軽いしコントロールもしやすい|メイス パフォーマンス(6,156円)

引用元:Amazon

■メーカー
バタフライ

■重さ
81g

■合板
5枚合板

■定価
6,156円(税込)

一つ目の中学生におすすめのラケットは、「メイス パフォーマンス」。

バタフライのラケットですね。81gという軽さで、前陣、中陣、後陣どこでも扱いやすいラケットです。これから戦型を決めていく中学生にもおすすめできるし、オールラウンドに戦いたいという選手にもおすすめできます。

初心者、中学生だけでなく、中級者以上にも十分おすすめできる高性能ラケットです。

 

TSPの名器|スワット(5,616円)

引用元:Amazon

■メーカー
TSP

■重さ
85g

■合板
7枚合板

■定価
5,616円(税込)

二つ目の中学生におすすめのラケットは、TSPの「スワット」。

卓球をやっている人なら、必ずといっていいほど知っている有名な名器です。TSPもスワットを全面的にプッシュしています。シリーズ展開までされているベストセラーラケットですね。

7枚合板ながら、重さは85gに抑えられています。中学生男子なら十分扱える重さだと思います。迷ったらコレ!と太鼓判を押しておすすめしたいラケットです。

 

バタフライの名器|コルベル(5,940円)

引用元:Amazon

■メーカー
バタフライ

■重さ
88g

■合板
5枚合板

■定価
5,940円(税込)

三つ目の中学生におすすめのラケットは、「コルベル」。

「TSPのスワット」と肩を並べるほどの名器・コルベル。このブログでも何度となく紹介しているラケットです。繰り返し紹介するのには、それだけの理由があります。

スワットよりも若干コントロール性能が高い印象(スワットは、若干スピード性能が高い)。

中学生におすすめするラケットということで気がかりなのは、重さ。88gと若干重めです。中学生男子なら問題なく扱える重さではありますが、中学生女子には少し重たいと感じるかもしれません。

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おすすめラケット3選【小学生編】

バランスのとれた名器|スワット5PW(6,048円)

引用元:Amazon

■メーカー
TSP

■重さ
80g

■合板
5枚合板

■定価
6,048円(税込)

一つ目の小学生におすすめのラケットは、TSPの「スワット5PW」。ベストセラーのスワットシリーズ。長年愛されているシリーズです。初心者から上級者まで使えるスワットは、名器の域に達しています。

コントロールもしやすいし、回転もかけやすい。適度に弾みもあります。バランスの取れたラケットです。苦手な打ち方がありません。基本技術を学ぶ必要のある初心者から、オールラウンドタイプの上級者まで扱うことができます。

そんなスワットシリーズの中でも小学生におすすめしたいのは、木材5枚合板の「スワット5PW」。80gでちょうどよい重さです。小学生へのおすすめと書いてはいますが、中学生以上でも十分おすすめできます。

 

バタフライ推奨ラケット|エクスター(3,780円)

引用元:Amazon

■メーカー
バタフライ

■重さ
78g

■合板
5枚合板

■定価
3,780円(税込)

二つ目の小学生におすすめのラケットは、エクスター。バタフライが推奨している入門ラケットです。価格帯は5000円を割っていますが、性能的には十分です。

「78gという軽さ」「コントロール性能」「5枚合板」という初心者向けラケットの条件を満たしています。さすがバタフライが推奨するだけはあります。

これから基本技術を学ぶラケットとしては最適の1本です。

 

軽さは武器だ|ライトネス(5,400円)

引用元:Amazon

■メーカー
TSP

■重さ
60g

■合板
5枚合板

■定価
5,400円(税込)

三つ目の小学生におすすめのラケットは、「ライトネス」。

最大の特徴は、60gという軽さにあります。80gでも重たいという子供でも、振りぬける軽さです。子供だけでなく、女性にもおすすめできるラケットです。ラケット自体が軽いので、重たいラバーでもマッチしやすいというメリットもありますね。

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