卓球ラケットに貼るラバー。ラバーは消耗品で、数か月に一度張り替えます。それは仕方のないことなのですが、たまに「張り直したい」「再利用したい」という場面に出くわします。
例えば、「ラバーは新品なのに、ラケットが折れてしまった」時はラバーを新しいラケットに貼りなおして再利用したいですよね。
本記事では、ラバー再利用の仕方、再利用の際の注意点をまとめてみました。
卓球ラバーを再利用したいと思う人は多い
卓球のラバーを再利用したい人がどれだけいるのか、ネット、SNSを駆使して調べてみました。すると、「再利用した」「再利用したい」などの声が多く投稿されていました。
どんな時にラバーを再利用したいと思うのか、ネットの声をまとめてみました。
様々な場面、理由ででラバーを再利用したい気持ちになるようですね。共通しているのは、「もったいない」精神のように感じました。
卓球ラバーの再利用する時の注意点
卓球ラバーを再利用することの前提として、「推奨はできないけど、再利用することは可能」。
卓球のラバーは、もともと再利用するようには作られていません。スポンジが柔らかいものだと、一度剥がす時にボロボロになる場合もあります。また、無理に剥がそうとするとトップシートに負荷がかかって、性能が著しく落ちる可能性もあります。
上記の事態が生じる可能性があるので、再利用の推奨はしません。ただ、問題なく再利用できる場合があるのも事実。上記の前提を踏まえて、再利用する際の注意点を紹介していきます。
①ラケットのサイズが合わないと貼れない
一度目に貼ったラケットのサイズと、二度目に貼るラケットのサイズが合わなければラバーを再利用することはできません。
ラケットに対してラバーが大きすぎる場合は、カットすれば問題は解決します。ですが、ラバーが小さい場合は再利用することは難しいです。無理に伸ばそうとすると、ラバーの性能ががた落ちする可能性があります。
さらに、試合のルールにひっかかる可能性があります。日本卓球協会ルール審判委員会が定めている既定の中には、「ラケットに対して、ラバーは適切に貼られているか」という項目があります。大小2㎜程度であれば許容されますが、それ以上だと反則とされる可能性があります。
再利用する際は、試合のルールにも注意する必要があります。
②スポンジについた糊跡は剥がさない
ラケットからラバーを剥がすと、ラバーのスポンジ部分に糊跡が付きます。この糊跡は剥がさずに再利用することをおすすめします。
というのも、綺麗に剥がすのが困難だからです。無理に剥がそうとすると、スポンジやラバーシートに凹凸ができて使用が難しくなります。
新しいラケットに貼りなおす時は、スポンジについた糊はそのままにして、ラケットにのみ接着剤を添付して貼ることをおすすめします。多少厚めに接着剤を貼ると上手くいきやすいです。
③ラバーを貼った期間が長いと、再利用は難しくなる
ラバーを貼り付けた期間が長くなればなるほど、ラケットからラバーを剥がすのは困難になります。
ラケットと接着剤とラバーはなじみます。そのため、剥がす時にスポンジがラケットに残ったり、ラバーが伸びたりします。
長期間貼ったラバーを再利用する場合は、より注意を払って剥がす必要があります。あまりに期間が長すぎるとラケットの上板も一緒に剥がれてしまうことにもなりかねないので、再利用に関わらず、長期間貼ったラバーには注意が必要ですね。
ラバーをミニラケットに貼って遊び道具にした先輩の話
引用元:Amazon
卓球ラバーの再利用の記事を書こうとして真っ先に思い出したのは、大学時代のある先輩のこと。
その先輩は、自分のラケットから剥がしたラバーをミニ卓球ラケット(20cmくらいの大きさ)に貼りなおして遊び道具として使っていました。もちろん試合に出ることはできませんが、遊び道具としてかなり活躍しました。
ある日、その先輩が持ってきたミニ卓球ラケットは部員の中で大人気に。ラバー(たしかオメガ)の性能はある程度残っているので、回転をかけてボールを打つことができます。
休憩時間には、「ミニラケットを使う上級者VS卓球初心者」で対戦を楽しんでいました。結構いい勝負になるんですよね(自分は初心者側で対戦)。卓球部時代の楽しい思い出の一つです。
卓球ラバーの再利用の方法は一つではありません。練習用・試合用のラケットに貼りなおすのもあり、先輩のように遊びに利用するのもありです。ミニラケットを卒業生への記念品として作るのもよさそうですよね。
現役時代のラバーが貼られたミニラケット。良い思い出の品となる気がします。
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