卓球台 折りたたみ式は危険?【8個の注意点】

折りたたみ式をはじめとした卓球台の危険性について記事をまとめました。本記事は、WRMのぐっちぃさんの「【緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】」という動画から引用させていただいています。

誤解がないように最初に言っておくと、「折りたたみ式の卓球台が危険だから、使わない方が良い」ということ内容の記事ではありません。「危険性を知って、事故を避けよう」というのが本記事の趣旨です。

どんなものにも危険はつきまといます。大事なのは、何が危険なのかを認識して注意を向けることです。

スポンサーリンク

折りたたみ式の卓球台は危険?

2018年4月、折りたたみ式の卓球台を使っていた女児が卓球台に頭を挟まれて心配停止になる事故が起こりました。

同署によると、女児は折り畳み式の卓球台を広げようとして、誤って頭を挟まれたとみられる。悲鳴を聞いて駆け付けた祖母が、うつぶせで卓球台の下敷きになっている女児を発見、通報した。

卓球台は2枚を並べて使うタイプで、1枚の大きさが幅150センチ、長さ135センチ、高さ165センチ。重さは40キロで、壁と平行に立てて収納できる。

事故が起こったのは、一般的な折りたたみ式の卓球台だったようです。ニュース内容を読む限り、セパレート式ではなく、内折式だと推測されます(あくまで推測ですが)。

生命の危険に関わる重大事故です。このような事故を防ぐためにも、卓球台にひそむ危険性については知っておいた方がいいと思います。

以下では、WRMの公開している動画をもとに、卓球台に潜む危険について紹介していきます。

元卓球部の一言
日本卓球公認工業会が、安全な卓球台の使用・管理法に関する動画をアップしていたので、以下に掲載しておきます。卓球台は、正しく使えば危険ではありません。卓球をプレイされる方は、一度はチェックしていただきたい内容の動画です。

 




スポンサーリンク

卓球台に潜む8個の危険【WRMの動画より引用】




卓球知恵袋の動画でおなじみのWRMぐっちぃさん。ぐっちぃさんは、上記で紹介した卓球台で起こった事故を受けて、卓球台の危険性についての動画をアップされています。

以下では、ぐっちぃさんの動画をもとに内容を文章化しました。動画で見れる方は上記動画で、動画が見れない方は下記文章を読んでみてください。

日本中回ったり、全国回ったりいろんな大会とか講習会行くと、卓球台の準備してる時に結構危ないシーンは何回もありました。

実際、けがをした人もいたので…(後略)。

引用元:【緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

 

①台のカドが危険!台下の球拾いに注意が必要

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

折りたたみ式関係なく、全ての卓球台に共通する危険です。カドはものすごく危険です。台のカドに腰をぶつけたり、思い切りスイングして手がカドにガン!と当たったりする危険があります。

特に注意が必要なのは、台の下に入ったボールを拾う時。頭をかがめて台の下に入って、立ち上がる時に頭や腰を卓球台にぶつけてしまう事故がとにかく多いです。

ひどい時には腰を痛めたり、頭から出血する危険性があります。想像するだけでも痛いですね。

卓球台のカドには注意する必要があります。特に、球拾いをする時はぶつからないように慎重に立ち上がるようにしてください。

元卓球部の一言
卓球台の事故で最も起こりやすい事故が、「カドにぶつける」。私も頭をぶつけた経験が何度もあります。勢いよくぶつけると本当に痛いんですよね。

 

練習時はもちろん、試合時でも注意するようにしてください。気分が高ぶっていて勢いよくカドにぶつける場面を度々目にします。普段と違う状況だからこそ、慎重に事故しないように行動することをおすすめします。

 

②台を下す(開ける)時の危険性

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

折りたたみ式の卓球台(内折式・セパレート式など)は、中央で折って立てた状態で収納します。その立てた状態から、台を下す時に危険が潜んでいます。誤って倒してしまう場合があります。

卓球台は結構重たいです。軽いものでも30kg以上。重たいものになると90kg近くの重量になります。そんな卓球台が立った状態で倒れる…。これだけで危険性は伝わると思います。誰かを下敷きにしてしまう可能性もあります。

卓球台を倒さないためにも、台を下す時は一人でやらないようにしましょう。必ず二人以上で台を下すこと。ぐっちぃさんは、「掛け声」をかけることをおすすめしていますね。二人で「せーのっ」の掛け声で一緒に下す。

そうすることで、卓球台を誤って倒す危険を避けることができます。

元卓球部の一言
私は、一人で練習する時には卓球台を一人で運んで一人で準備していました。今考えると、かなり危ないことをしていたんだなと反省しています。

 

③古い・錆びた・薄い卓球台は特に注意が必要

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

折りたたみ式の卓球台を下す時、特に注意が必要なのは「古い」「錆びている」「天板が薄い」卓球台。これらの特徴を持つ卓球台を下す際は、より慎重に下すようにしてください

上記の特徴を持つ卓球台は、台を下す時に急に倒れてくることがあります。折りたたんだ足が展開せずに天板ごと倒れてくるようなイメージですね。自分側にも相手側にも、どちらにも倒れる危険性をはらんでいます。

このような事故を防ぐためにも、二人で一緒に卓球台を下すことをおすすめします。

元卓球部の一言
私が所属していた部活の卓球台もかなり古いものでした。移動させる時には足(キャスター)からギシギシ音がするし、台を下す時もスムーズにいかないことがありました。

 

そんな卓球台で普段練習しているので、大会会場の卓球台を片付ける時に、あまりの動かしやすさに感動した覚えがあります。

 

④台を動かす時、指はさみ注意

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

折りたたみ式の卓球台を動かす時には、指をはさまないように注意が必要です。下す時やたたむ時など、台と台の間に指をはさんでしまうことがあります。

勢いよく挟まれた時はもちろん、ゆっくりと挟まれてもかなり痛いです。

元卓球部の一言
卓球台に指をはさまれる、本当に怖いですね。私も一度、卓球台をたたむ時に指をはさんだことがあります。幸い重大事故にはなりませんでしたが、かなり痛かったことを覚えています。プレーに支障が出るレベルです。

 

⑤ロックの開け閉めを確認する

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

他折りたたみ式の卓球台には、ロックがかかっているものとロックがかかっていないものがあります。卓球台のロックとは、立てた卓球台が開かないようにするためのものです。安全のためのロック機能なのですが、ロックの有無・開閉の確認を怠ると台を倒す危険があります。

ロックがかかっている状態で、卓球台を開こうとすると足が展開せずにそのまま台が倒れてきます。卓球台を開く時には、必ずロックがかかっていないことを確認して開くようにする必要があります。

ロックの危険については、ぐっちぃさんが動画内でかなり分かりやすい例を出していましたので、コメントをそのまま引用させていただきます。

普段ロックをかけてない状態で、台を動かしていた場合。

会場が変わって、ロックがある新しい台でやった時に、ロックを外し忘れるんですよね。ロックを外し忘れたうえで、(開こうとして)引っ張ると、(中略)そのまま倒れ込んでくる。

元卓球部の一言
古い卓球台はロックのないものも多いです。私が所属していた卓球部でも、古い台はロックなし。新しい台はロックがあったりしました。ぐっちぃさんの例のように、大会会場の卓球台もロックがついているものでしたね。

 

普段ロックのない卓球台を使っていると、ロックの開閉に意識が向きません。普段とは違う環境で打つ際には、ロックのチェックを意識的に行うようにしましょう。

 

⑥ロック問題で危険なのが、2つに分かれるコンパクト卓球台

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

2つに分かれるタイプの卓球台。つまりセパレート式ですね。セパレート式は、卓球台が二つに分かれています。台が軽くて一人でも軽々と移動できるようになっています。

セパレート式の卓球台は軽いので、その分倒れやすくなります。上記で紹介したロック問題をもろに受ける危険があります。

比較的重たい折り畳み式(内折式)の場合は、重量があるので倒れにくいです。ですが、セパレート式の場合は重量が半分なので、倒れやすいんです。

セパレート式の卓球台を使っている方は、特にロックの開け閉めを確認する必要があります。

元卓球部の一言
例によって、私が部内で使っていた卓球台もすべてセパレートタイプでした。危険な条件が色々と揃っていたようです。

 

とはいえ、セパレート式が絶対にダメというわけではありません。比較的安価だし、軽いので移動も楽。スペースもそこまで取りません。大事なのは、注意して扱うということなんですよね。これはどんな卓球台にもいえることです。

 

⑦移動中の卓球台の足が危険

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

卓球台を運ぶ際には、卓球台の足に注意が必要です。前述したとおり、卓球台はかなり重たいです。そのため、卓球台の足と自分の台がぶつかったりすると相当危険です。

足を痛めたり、ひどい時には爪が割れたりするケースがあります。ぐっちぃさんの経験談の中には、卓球台に足がぶつかって救急車に運ばれたという事故に遭遇したとありました。

この経験談を聞くだけでも、どれほど卓球台の足が危険かが伝わってきますよね。

このような事故は、人が運んでいる卓球台にぶつかるというシチュエーションで起きやすいようです。練習場、大会会場ともに卓球台は一斉に準備して一斉に片付けることが多いです。

自分が運んでいる卓球台は意識が向いているので事故は起きにくいですが、他の台までは意識が向いていない時があります。そんなシチュエーションの中で、卓球台の足と自分の足がぶつかってしまいがち。

卓球台の移動中には、周囲にも注意を向けることで危険を避けることができます。

元卓球部の一言
折りたたんだ卓球台はかなりの高さがあり、向こう側が見えません。そのことも事故の起きやすさに影響しているのかもしれませんね。

 

卓球台を下す時もそうですが、移動する時も2人以上で行うようにする必要があります。

 

⑧体が挟まれる危険

引用元:緊急動画】卓球台で挟まれ心肺停止。卓球台の危険なところ8か所【卓球知恵袋】

折りたたみ式の卓球台で一番恐いのは、台と台の間に挟まれること。折りたたみ式の卓球台は、真ん中の部分を折り曲げるようにしてたたみます。両側のエンドラインが持ち上がってVの字になって、たたまれます。

注意が必要なのは、卓球台の真ん中の部分。ここに体重を乗せると卓球台がVの字になって、体や頭が挟まれる危険性があります。

本ブログ冒頭で紹介した事故も、折り畳み式卓球台の台と台に頭を挟まれてしまったという内容です。この事故から分かるように、命に関わる重大な問題です。

卓球台の上に登ったり、座ったりしないことはもちろん、台の真ん中に体重を乗せないようにしましょう。本当に危ないです。

元卓球部の一言
折りたたみ式で、台にはさまれる危険性を紹介しました。折りたたみ式と同じようにセパレート式の卓球台も同じくらい危険です。

 

セパレート式では台に挟まれるという事故は起きにくいと思いますが、台の下敷きになる危険性はあります。台の真ん中に体重をかけて、そのまま倒れてしまい、その上からバランスを崩した卓球台が倒れてくる…。想像するだけでも恐ろしい事故です。

スポンサーリンク

まとめ

折りたたみ式卓球台で起きた事故をもとに、卓球台の危険性について紹介してきました。

冒頭でも書きましたが、本記事の趣旨は「卓球台は危険なものです」というものではありません。「卓球台を正しく使って、安全に卓球をしましょう」というのが趣旨です。

危険性を理解したうえで、卓球台を正しく使えば事故を回避することができるはずです。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です