台上ドライブの打ち方のコツをまとめてみました。個人的に苦手な技術なので、Youtube上の解説動画から打ち方のコツを集めて記事を作りました。
本記事では、その中から9個のコツを厳選して紹介していきます。記事後半では、参考にした解説動画をまとめて掲載させていただいております。
卓球 台上ドライブの打ち方【9個のコツ】
①脇をあける
引用元:台上フォアドライブのコツ!威力と安定!【卓球知恵袋】
一つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「脇をあける」。
通常のフォアハンドの打ち方だと、「脇を閉める」というのがセオリーです。ですが、台上ドライブを打つ際には脇をあけて打つのがコツです。
脇をあけることで、腕の自由度が広がります。つまり、腕をしならせるような動きが可能になりスイングスピードが上がります。
台の上で打つ台上ドライブは、通常のドライブと比べて下半身の動きをボールに伝えるのが難しくなります。上半身の動きを主として、ボールに上回転をかける必要があるわけですね。
上半身の動きでスイングスピードを速くすることがより重要視される、というわけです。
どの程度あけるかは、文字で頭に入れるよりも動画を見たり、実際に練習して調整していくのが良いと思います。
②ひじから引く
引用元:台上フォアドライブのコツ!威力と安定!【卓球知恵袋】
二つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「ひじから引く」。脇をあけた状態で、ひじからバックスイングをとるようにすることで、バックスイングを高くすることができます。
台上ドライブを打つ時に注意したいのは、台に手とラケットをぶつけること。これってかなりの恐怖ですよね。通常のドライブのように低い位置にラケットを引くと(バックスイングすると)、スイング時に台にぶつけてしまう可能性が高いです。
台との接触を避けるため、脇をあけてひじからバックスイングするようにします。こうすることで高いスイングを確保することができます。
手をぶつけたら痛めるし、ラケットをぶつけたら欠けます。台上ドライブをする際には、くれぐれも注意してください。
③腕をしならせるように打つ
引用元:台上フォアドライブのコツ!威力と安定!【卓球知恵袋】
三つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「腕をしならせるように打つ」。腕をムチのようにしならせて打つことで、スイングスピードを上げることができます。
上でも書きましたが、台上ドライブを打つためにはラケットのスイングスピードが大事です。スイングスピードを上げてボールの回転量を増やす。そうすることで、相手の回転に負けない上回転をかけることができます。
WRMのやっすんさんは、動画内で以下のようにコメントされています。
まっすぐ出すんじゃなくて、ラケットがムチの先端みたいなイメージをしてもらって、腕をしならせる動きですね。
(中略)
ひじからひいてぶつけないような状況で、なおかつコンパクトに速いスイングをすることができる
また、やっすんさんは「抽象的な言い方になってしまうんですが…」ともコメントされています。たしかに、腕をしならせて打つ感覚は言葉では伝えづらいものですよね。
「ムチの先端」のイメージが一番的を得ているかもしれません。腕をしならせる打ち方の細かい部分については、ぜひ動画でチェックしてみてください。(※記事後半に動画を複数掲載しています)
④待ちすぎない。頂点で打つ。
四つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「待ちすぎない」。
短いボールを待ちすぎてしまうと、台上で2バンして打つ機会を失ってしまいます。また、打点が低くなりすぎると台上ドライブは入りにくくなります。
台上ドライブを打つ際の打点はなるべく高め。頂点を捉えるようにしましょう。高い打点を意識することで、台上ドライブの成功率を上げることができます。
⑤ラケットはできるだけかぶせる
五つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「ラケットはできるだけかぶせる」。
ラケットを立ててしまうと、バックスイングが非常にとりにくくなります。また、回転もかけにくくなります。ラケットを下に向けてかぶせ気味に打つことで、十分な回転をかけることができ、バックスイングも取りやすくなります。
⑥スイングスピードを上げる
六つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「スイングスピードを上げる」。
面を下に向けてかぶせ気味に打つ台上ドライブでは、相手の下回転に負けてしまいがち。そこで、回転量を上げる必要が出てきます。回転量を上げるために、スイングスピードを速くする必要があるんです。
スイングスピードを速くしてボールの上側を素早くこすることで、相手の下回転に負けない台上ドライブが完成します。
一朝一夕にできることではありませんが、スイングスピードが上がることで台上ドライブだけでなく、他の技術も底上げされます。中長期的な視点で強化していってほしい部分です。
⑦姿勢を低くする
七つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「姿勢を低くする」。
台上ドライブを含めたドライブ系の技術は、全般的に低い姿勢の方が打ちやすいです。下から上に向かって回転をかけるタイプの技術なので、下から打つ方が打ちやすいんですね。
ボールを見下ろすような高い姿勢ではなく、ボールと同じくらいの目線の低さで打つと打ちやすくなります。
⑧後陣からの打ち方「踏み込んで打つ」
八つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「踏み込んで打つ」。これは、台から離れた状態から台上ドライブを打つ時のコツです。
ラリー中に浅いボールが来て、台から離された状態から台上する場合、足を思い切り台の下に踏み込んでから台上ドライブを打ちます。姿勢を低くすることで、初速を速くすることができます。
踏み込んで打つ台上ドライブの打ち方については、Lili Ping Pong Channelの「卓球動画 台上でドライブする上で大切なこととは?」で詳しく解説されています。
⑨前陣からの打ち方「その場で回転して打つ」
九つ目の台上ドライブの打ち方のコツは、「その場で回転して打つ」。台から近い場所で台上ドライブを打つ時のコツです。
上で紹介した後陣からの打ち方とは対照的なシチュエーションですね。前陣での打ち方についても、Lili Ping Pong Channelの「卓球動画 台上でドライブする上で大切なこととは?」で詳しく解説されています。
動画時間が長い分、かなり詳しく技術の解説が行われています。実演も含まれるので、本当に参考になります。
参考になる動画集
Youtube上にある台上ドライブの技術解説動画を4つ厳選して紹介します。本記事を作成するにあたっても、かなり参考にさせてもらいました。WRMさんの動画とLili Ping Pong Channelさんの動画に関しては、キャプチャ画像を引用させていただいています。
引用させていただいた動画含めて、台上ドライブの解説動画を3つ掲載しました。
台上フォアハンドドライブの打ち方について【卓球知恵袋】
卓球知恵袋でおなじみのWRMの台上ドライブ解説動画。やっすんさんが台上ドライブの打ち方とそのコツについて解説してくれています。
これから台上ドライブにチャレンジしようとする方に向けた基本的な内容となっています。まずは、この動画からチェックすることをおすすめします。
台上フォアドライブのコツ!威力と安定!【卓球知恵袋】
続いても、WRMのやっすんさんによる解説動画。本記事で紹介した打ち方のコツ①~③は、こちらの動画を参考・画像引用させていただきました。
動画を見た方が、よりポイントが頭に入ると思うのでぜひチェックしてみてください。
卓球動画 台上でドライブする上で大切なこととは?
WRMと同じく、卓球動画でおなじみのLili Ping Pong Channelの動画です。村田コーチと櫻井コーチが台上ドライブの打ち方について解説してくれています。本記事で紹介した⑧⑨のコツは、こちらの動画を参照・画像引用させていただいています。
動画内では、「台上フォアハンドドライブ」だけでなく、「台上バックハンドドライブ」の打ち方のコツも解説してくれています。
さらに、下回転のボールに対する「ちょい速両ハンドドライブ」も打ち方も紹介してくれています。動画時間は26分超。ちょっと長めの動画ですが、それだけ学べることは多いです。
一度見ただけでは頭に入らないと思うので、ぜひ何度も繰り返し動画を見てみてください。
台上ドライブのコツ【卓球知恵袋】
最後に紹介する動画は、WRMのぐっちぃさんによる台上ドライブの解説動画です。バックハンド台上ドライブの打ち方のコツを紹介してくれています。
3つのポイントに分けて、バックハンド台上ドライブの打ち方を解説されています。記事後半では、ポイントを押さえた実演も掲載されています。
いつもながら、ぐっちぃさんの解説動画は見ていて分かりやすいです。何よりも、楽しそうに解説してくれているので見るだけで楽しい気分になります。