卓球の基本技術の一つ「ツッツキ」の打ち方についてまとめてみました。記事前半では、「基本の打ち方」。記事後半では、「安定して打つ6個のコツ」を紹介しています。
記事の最後では、私が参考にした打ち方動画集をまとめています。
ツッツキを覚えたばかり、ツッツキを安定化させたいという方はぜひチェックしてみてください。
卓球 ツッツキの打ち方【3ステップ】
①スタンス
引用元:【修正】卓レポ2017/05 上達の道しるべ フォアハンドのツッツキを安定させる
低い姿勢を基本スタンス。ラケットは身体の前に持ってきておきます。台より高い位置でスタンバイさせておくと、スイングまでの流れがスムーズです。
- 姿勢を低くする
- ひじにゆとりをつくる
- ラケットは身体の前
- ラケットは台より上にスタンバイ
②バックスイング
引用元:【修正】卓レポ2017/05 上達の道しるべ フォアハンドのツッツキを安定させる
ツッツキのバックスイングは、あまり取らないようにします。バックスイングが大きいと、それだけラケットのコントロールが難しくなります。コンパクトスイングを意識するのがコツです。
- バックスイングを大きく取らない
③スイング
引用元:【修正】卓レポ2017/05 上達の道しるべ フォアハンドのツッツキを安定させる
ひじの屈伸を使って、後ろから前に押すようにしてスイング。手だけで打つというよりは、腰のリードを使って打つようにすると打球が安定します。また、利き足を前に出しておくとミスが少なくなります。
- ひじ屈伸を使って押すようにスイング
- 後ろから前に押し出すイメージ
- 利き足をしっかりと踏み込んでおく
ツッツキが安定する6個のコツ【ミスを減らす】
ツッツキの打ち方のコツを6個紹介していきます。ツッツキのミスが多いという方は、ぜひチェックしてみてください。
①バウンド直後の低い打点で打つ
一つ目のコツは、打点について。ツッツキが安定する打点はバウンド直後。ボールが頂点に上がる前に打つことで打球は安定します。
バウンド直後の低い打点を捉えることで、低く返球することができます。逆に頂点付近の高い打点だとボールは浮ついてしまいます。高く返球してしまうと、オーバーミスしてしまったり、相手のチャンスボールになってしまいます。そのため、ツッツキの基本は低い打点となります。
ツッツキはラケットの打球面を上に向けて打ちます。そのため、頂点付近の高い打点で打ってしまうとボールは浮ついてしまうんです。また、頂点後のボールが落ちてきたあたりで打ってもボールは上に上がりやすくなります。
また、バウンド直後は相手の打球の回転の影響が少ないので、返球しやすいというメリットもあります。
ツッツキで注意するべきはネットミスではなく、オーバーミスやチャンスボールを与えてしまわないようにすることだったりします。打球面を上に向けて打つ打法なので、どうしても浮ついたボールの方が多くなってしまうんですよね。
②後ろから前に押す
二つ目のコツは、スイングの仕方について。
ツッツキを打つ時は、後ろから前に押すようにスイングします。このコツを意識することで、ツッツキは安定します。
注意したいのは、上から下にスイングしないようにすること。上から下にスイングしてしまうと、打球は下に落ちてネットミスになります。逆に、下から上にすくい上げるようにしてスイングすると、今度はオーバーミスになります。
後ろから前へのスイングがツッツキ安定化のコツです。卓球台と平行にスイングするイメージですね。
ツッツキのミスが多いという方は、コンパクトスイングを意識して、まずは入れることに集中するようにしてください。コースを狙ったり、回転量を増やすのは安定して台に入るようになってからです。
③手首は使わない
三つ目のコツは、手首の使い方について。
手首を使って回転量を増やそうとすると、スイングは安定しなくなります。また、手首を使うことで上から下に振るようになりがちで、ネットミスが増えます。
ツッツキを打つ時には、手首は使わずにひじを動かして打つようにしてください。ひじを軸にして、ラケットを移動させる。そのままボールに当てるようにします。
④姿勢を低くする
四つ目のコツは、スタンスに関するもの。
低い姿勢は卓球の基本スタンスです。それはツッツキでも同じです。姿勢を低くすることで、「足の出だしが早くなる」「ラケットと顔の距離が近づいて、正確にボールを捉えることができる」など、多くのメリットを得ることができます。
逆に、上から見下ろす形になってしまうとスイングも上から下になり、ネットミスが増えてしまいます。
目線を下げて、顔といっしょにラケットを出すようなイメージでツッツキをすると打球は安定します。
⑤右足を一歩前に出す
五つ目のコツは、フットワークに関するもの。
ツッツキを打つ際は、右足(利き足)をしっかりと踏み込んで打つようにします。そうすることで、姿勢が低くなって後ろから前にスイングしやすくなります。
利き足が卓球台の下に入るくらいに踏み込みます。足が動いていないと、ツッツキの打球は不安定になります。
⑥フットワークを使って、腕を伸ばさない
六つ目のコツも、フットワークに関するもの。
腕を伸ばして打とうとすると、スイングも打球も不安定なものとなります。いわゆる手打ちの状態ですね。足をしっかりと使って打球点に移動できていれば、手打ちを防ぐことができます。
フットワークを使うことで大事な意識が「手よりも足を先に動かす」。まずは足を動かすことを意識してください。この意識は、ツッツキだけでなく他の打法を使うときにも生きてきます。
フットワークを強化することで、卓球のスキルは全体的に底上げされることになります。一朝一夕で身につくものではありませんが、意識するのとしないのでは成長スピードに大きな差が生まれます。
繰り返しになりますが、フットワークの強化は卓球のスキルの底上げになります。意識しておくだけでも大きく違いますよ。
参考になる動画集
ツッツキの打ち方・コツを解説してくれている動画を集めてみました。本記事を書く際にも、かなり参考にさせてもらいました。ぜひ動画も一緒にチェックしてみてください。
ツッツキが安定するたった1つのポイント【卓球知恵袋】
一つ目の動画は、卓球知恵袋でお馴染みのWRMの動画。ぐっちぃさんがツッツキを安定させるコツについて解説してくれています。
動画内で紹介されている「ツッツキが安定するたった1つのポイント」は、「バウンド直後に打つ」というもの。打球点の大事さが改めて伝わりますね。
動画前半では解説、動画後半では実践を交えての解説をしてくれています。シンプルな内容なので、頭にスッと入ってきますね。
卓球動画 【基本編】初心者必見!ツッツキの基礎!
続いて紹介するのは、Lili Ping Pong Channelさんの動画。こちらも卓球の技術解説でお馴染みのチャンネルですね。動画時間が長いのが特長で、内容も濃厚です。
動画の中では、フォアハンドツッツキとバックハンドツッツキの打ち方をそれぞれ解説してくれています。二つの打ち方に共通するコツも紹介してくれているので、打ち方の基本から安定化のコツまで一遍に知ることができます。
打ち方のコツに関しては、字幕でババンと出してくれるので分かりやすいですね。
卓レポ2017/05 上達の道しるべ フォアハンドのツッツキを安定させる
最後に紹介するのは、BUTTERFLYの技術解説動画。動画内では、フォアハンドツッツキを安定して打つためのコツが4つ紹介されています。2分ほどの短い動画ですが、内容はぎっしりですね。
- 右足をフォア前に踏み込んで体をボールに近づける
- 上体が右に傾かないように、体の軸を真っすぐに保つ
- ひじにゆとりをつくり、ラケットを体の前に置く
- ひじの屈伸を使って、押すようにスイング
どれも基本的なコツですが、ものすごく大事なポイントですね。