卓球 点数の数え方【ルールまとめ】

卓球の「点数の数え方」「点数のルール」「点数表(スコアボード)の使い方」をそれぞれまとめてみました。

卓球を始めたばかりという方や、卓球のルールを知って試合を楽しみたいという方向けの記事です。

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卓球 点数の数え方【ルールまとめ】

卓球の点数の数え方について、基本的なことをまとめてみました。「数え方が分からない」という方は、ぜひチェックしてみてください。

試合開始時のコール

試合開始時には、「ラブオール」とコールします。「0-0」という意味ですね。審判のコールで試合が始まります。

元卓球部の一言
小さな大会では、ラブオールを省略する審判も少なくないですね。審判がラブオールを言いそうにない場合は、そのまま試合を開始することもあります。

 

「0」はラブ

卓球における「0」は「ラブ」と言います。これはテニスと共通していますね。「0-0」だったら「ラブオール」。「1-0」だったら「ワンラブ」。

「ゼロ」と発音する審判もいますが、ルール上は「ラブ」の方が正しいようです。以前は「ゼロ」でも良かったんですが、試合開始時の「ラブオール」に統一して「ラブ」になったそうです。

ちなみに、数字の数え方は基本英語です。1なら「ワン」。2なら「ツー」。3なら「スリー」といった具合に英語で数えていきます。

元卓球部の一言
ルール上は「ラブ」の方が正しいようですが、「ゼロ」でも通じないこともありません。実際、私は「ゼロ」とコールする審判に何人を見てきました。数え方に厳密なルールは存在しますが、小さな大会であれば伝わればOKとう風潮があります。

 

サーブする選手の得点から読む

卓球の点数の読み上げは、サーブをする人の得点から読みます。ラブオール(0-0)の状態で、サーバーが1点獲得したらワンラブ(1-0)。逆にサーバーが失点した場合はラブワン(0-1)と読みます。

サーブが交代したら、点数を読み上げる順番も変わります。例えば、サーバーが2点先取し「2-0」の状態でサーブを交代してレシーバーになると、「ラブツー」と点数を読むことになります。

■0-0(ラブオール)
サーバー側が得点

■1-0(ワンラブ)
サーバー側が得点

===============
サーブ交代
===============

■2-0(ラブツー)

元卓球部の一言
文字にするとちょっと分かりにくいですね汗。とにかく、得点はサーバー側から読み上げるということを覚えておけば間違いないです。

 

卓球は、ゲームの途中でサーバーが何度も交代するスポーツです。そのため、ちょっと点数の数え方で混乱してしまいがちかもしれません。

 

「10-10」はデュース

卓球は1ゲーム11点先取です。11点を先に取ることで、ゲームを獲得することができます。

「10-10」の状態は、デュース(ジュース)と言います。デュース時では、ルールが少し変わります。

デュース時の点数のルール
  • 先に2点先取した方がゲームを獲得
  • サーブは1本交代(通常は2本交代)

「10-10」のデュース時から、先に2点先取した方がゲームを獲得します。「11-10」では決着がつかず、「12-10」になってはじめてそのゲームに決着がつきます。

デュース状態が続くと、「12-12」「13-13」…といったように11点を越えても、点数がどんどんと積みあがっていく場合もあります

また、サーブは1本交代となります。卓球はサーブ優位のスポーツです。通常時と同じ2本交代だとサーバーに有利となってしまいます。そのため、デュース時にはサーブは1本交代となります。

元卓球部の一言
デュース(ジュース)は、本来はテニス用語のようです。卓球のルールでは「10-10」は「テンオール」と読みます。ただし、デュースの方が分かりやすいので、一般の試合でもデュースとコールする場合が多いですね。

 

上でも書きましたが、多少点数の数え方が間違っていても伝わればだいたいOKです。ただし、あまりにも違和感がある数え方はNGです。正式な数え方を覚えていくのが無難だといえそうです。

 

点数の数え方まとめ

点数の数え方をざっと表にまとめてみました。「0」が「ラブ」となる以外は、すべて英語だと覚えておけば問題ありません。

ポイント 数え方
0 ラブ
1 ワン
2 ツー
3 スリー
4 フォー
5 ファイブ
6 シックス
7 セブン
8 エイト
9 ナイン
10 テン
11 イレブン
12 トゥウェルブ

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点数表(スコアボード)の使い方

引用元:Amazon

ゲーム数とポイント

卓球の点数表(スコアボード)は基本手持ちです。審判をする時には、この点数表(スコアボード)を手に持ち卓球台のちょうど真ん中に立ちます。

点数表(スコアボード)内には、4つの数字が記載されています。大きな数字はポイントです。画像では「10-8」になっていますね。10点を獲得している方は、あと1点獲得すればゲームを獲得することができます。

真ん中の小さな数字はゲームポイントです。画像内では「2-1」になっていますね。卓球の試合は基本的に3ゲーム先取です。つまり、2ゲーム先取している方はあと1ゲーム獲得すれば試合に勝つことができます。ポイントが「10-8」になっているので、マッチポイントの状態ということですね。

元卓球部の一言
卓球の点数表(スコアボード)は、様々な呼び方があります。「点数表」「スコアボード」という呼び方の他には、「カウンター」「得点板」なんて読んだりしますね。正式な呼び方はどれなんでしょう。

 

ゲームが終われば、点数を「0-0」に戻す

ゲームが終われば、点数表(スコアボード)を0-0に戻します。ゲームポイントも変更しておきます。

元卓球部の一言
点数表(スコアボード)を戻す時には、ゲーム数を忘れないように注意が必要です。私は戻した瞬間に、「あれ?どっちがどっちだったっけ?」と忘れてしまったことはあります。

 

そんな時は恥を忍んで、両選手にゲーム数を聞かなくてはいけません。審判としては絶対に避けたい行為ですよね。私のような過ちを繰り返さないためにも、審判をする方はやりがちなミスを事前に頭に入れておくことをおすすめします。

 

以下の動画は、Youtube動画でお馴染みの卓球芸人・ぴんぽんさんの動画。「負け審あるある」を紹介してくれています。一部ちょっと大げさですが、たしかにあるあるです。

 

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点数表(スコアボード)は意外と安い?

上で紹介した点数表(スコアボード)ですが、実は結構安価で販売されています。他の競技の点数表(スコアボード)よりも手軽に購入することができそうです。

Amazonで、いくつかの点数表(スコアボード)を例に挙げて相場を紹介していこうと思います。

元卓球部の一言
手持ちでコンパクトなものなので、その気になれば自作もできそうですよね。

ニッタクの点数表(スコアボード)

引用元:Amazon

Amazon価格(税込)
3,343円

まず紹介するのは、ニッタクの点数表(スコアボード)。3000円台で購入することができます。私が所属していた部活では、このタイプを使っていたような気がします。

ちなみに、点数表(スコアボード)を収納するプラスチックケースも付属しています。収納ケースがついている分、他メーカーよりも高い印象を受けます。

 

BUTTERFLYの点数表(スコアボード)

引用元:Amazon

Amazon価格(税込)
1,836円

Amazonで検索すると、まず最初に出てくるのがこの点数表(スコアボード)です。黒基調のカラーリングでシンプルな点数表(スコアボード)です。中央のBUTTERFLYマークが印象的ですね。

 

TSPの点数表(スコアボード)

引用元:Amazon

Amazon価格(税込)
2,160円

TSPの点数表(スコアボード)。青が基調のタイプですね。ニッタクとBUTTERFLYの中間あたりの価格です。Amazonレビューには、「サイズはラケットケースにちょうど入る大きさで持ち運びにも便利です」と高評価を受けています。

サイズは小さくとも、ちゃんと点数表(スコアボード)の役目を果たしてくれそうです。

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ルール改正で「21点先取→11点先取」

卓球は度々ルール改正がなされています。ボールの大きさが38mmから40mmになったり、サーブ時に体でボールを隠す行為(ボディハイドサーブ)が禁止になったり。

2001年9月には、21点制から11点制へと変更になりました。現在では当たり前となっていた11点制も、まだまだ新しいルールなんですね。昔卓球をやっていたという方にとっては、21点制のルールの方がなじみがあるという方も多いかもしれませんね。

元卓球部の一言
卓球がルール改正を繰り返す最大の理由は、「観客に楽しんでもらうため」。ボールが40mmになったのも、ボディハイドサーブが禁止になったのも、ラリーを続きやすくさせるため。つまり、観客を楽しませるためです。21点ルールが廃止になったのも同様の理由でしょう。

 

国際卓球連盟の会長・アダム氏は、2000年のインタビューで以下のようにコメントされています。

 

はっきり言えるのは、もし卓球というスポーツがテレビに登場しなくなったら、卓球は消滅するということです。新世代の人々はすべての情報をテレビから得ています。もし卓球がテレビに登場しなければ、誰も卓球の存在に気づくことはないでしょう

引用元:All about「11点制導入の背景とその戦い方」

 

卓球のルール改正の歴史については、以下の記事で詳しくまとめています。興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。

 

卓球の歴史年表まとめ【ラケット・日本・ルール】

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