以前はラケットの最高値を調べましたが、好評だったので、今回は「高級ラバー」を調査してみました。「各メーカーの最高値」「Amazonでの最高値」を調べています。
桁が違う最高級ラバーが複数見つかりました。
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卓球 高級ラバーを調査!【各メーカーの最高値】
主要メーカー8社のカタログの中から、値段が一番高い最高級ラバーを調べてみました。調べる前はバタフライのテナジーシリーズが一番高いと思っていたのですが、それを越える高級ラバーが見つかりました。
掲載順は、値段順にしています。下にいくにつれて値段が高くなるように掲載しています。
STIGA|エアロックS
引用元:Amazon
STIGAの最高級ラバーは、テンション系裏ソフトラバー「エアロックS」。その価格は、税込み5,292円。値引き価格で購入する際は、4000円台で買うこともできますね。
性能的には同メーカーの上位ラバーです。性能が高く、値段も安い。良心的な価格だといえそうですね。STIGAは、卓球用品のメーカーの中でも、比較的安い価格帯のラバーを販売しています。
ヤサカ|ラクザX
引用元:Amazon
現在販売されているヤサカの最高級ラバーは、「ラクザX」。価格は5,616円。たしかに高いですが、高騰傾向にある卓球ラバー業界の中ではそこまで”高級”というイメージはないですよね。
ヤサカのラバーは、コスパが良いことで評判です。ラクザXもかなり評価が高く、トップ選手も使用するラバーです。ヤサカは、他のメーカーと比べてラバーの値段が全体的に良心的な印象があります。
ニッタク|ファスターク G-1
引用元:Amazon
ニッタクの中での最高級ラバーは、「ファスターク G-1」。その人気は、バタフライのテナジーシリーズにも手が届くほどです。トップクラスの性能を誇っています。女子選手の中でもトップクラスの伊藤美誠選手も使用しています。
性能に比例するように、値段も一段階高く設定されています。同メーカーの高弾性ラバー「マジックカーボン(3024円)」と比べると、倍以上高いです。
andro|RASANTER R50
引用元:andro公式サイト
androの最高級ラバーは、「RASANTER R50」。その値段は、税込み6,696円。6000円を超えてくると、「高いな…」という印象がついてきますよね。
キャッチコピーは、「ラバーの進化はここまで来た!超絶スピンが新時代を作る。」。上級者向けに作られた高性能ラバーだということが伝わってきます。性能も高ければ、値段も相応に高いです。
ミズノ|Q4
引用元:Amazon
ミズノの最高級ラバーは、「Q4」。テンション系裏ソフトラバーです。発売されたのは、2018年。比較的新しいラバーだといえますね。Q4の発売からも、ラバー業界全体の高価格化を感じます。
ヴィクタス|オメガⅦ ツアー
引用元:VICTAS公式ホームページ
XIOMの人気シリーズ「オメガ」の中で最も値段が高いのが、「オメガⅦ ツアー」です。シリーズの中でも最上位モデルに位置付けられており、価格も性能も一番高いです。同ブランドのエントリーラバーであるヴェガイントロ(3,456円)よりも倍以上の値段です。
公式のキャッチコピーには、「XIOM史上最高値を叩き出すトップ選手用のモンスターラバー」とあります。ここでいう”最高値”とは値段のことではなく、性能値のことですね。
キャッチコピー通り、スピード13.0、スピン13.0、コントロール10.0とkなり高い次元でバランスをとっています。トップ選手に向けられたラバーということで、扱いにくい代物ではあるのですが、使いこなすことができれば力強い味方となるでしょう。
バタフライ|テナジー
引用元:Amazon
高級ラバーの代名詞といえば、バタフライのテナジーシリーズ。世界のトップ選手の多くがテナジーを使用しています。現状を見れば、その性能は折り紙付きであるといえます。
ただし、やはり値段が高い。オープン価格になっているのですが、Amazonの参考価格を見ると1枚9000円を超えてきます。値引き後でも6000円~8000円は下りません。
バタフライの入門ラバーである「フレクストラ(2,160円)」と比べると、4倍以上の価格差があります。
テナジーシリーズは、バタフライ独自の「スプリングスポンジ」と「ハイテンション技術」が組み合わさってできています。ラバーを構成するゴムに負荷(テンション)をかけているため、高い性能を引き出しています。
ただ、負荷がかかる分寿命も短くなります。テナジーシリーズは、値段が高いうえに寿命が短く、1~2か月くらいで張り替える人が多いです。そういう意味でも、コストのかかるラバーだということができそうです。
WRMのぐっちぃさんは、ブログで次のようにコメントしています。「中国ではテナジー1枚買うのにも1か月分・2か月分の給料だったりして とても大変なんです」「バタフライは完全な高級ブランド系になっています」。
JUIC|タランチュラ
引用元:JUIC公式サイト
JUICの最高級ラバーは、「タランチュラ」。アンチラバーですね。禍々しいパッケージが特徴的なラバーです。JUICは、他にも高価格帯のラバーを販売しています。粒高の「バイパー(9,612円)」。表ラバーの「ピストル2(9,180円)」などなど。
他のメーカーは裏ソフトのテンション系ラバーが最高値を出しているにも関わらず、JUICは異質系が高くなる傾向にあります。他メーカーとの差別化を図っているのかもしれませんね。
Amazonでラバーの最高値調べたらとんでもなかった…
世界最大の通販サイト・Amazonで、卓球ラバーの最高値を検索してみました。すると、メーカーから販売されている値段とは比較にならないほど値段が高騰しているラバーがありました。桁が一つ違います…。
定価の20倍超のラバー
引用元:Amazon
JUICから販売されている粘着系ラバー「999 ELITE」。定価は3000円台のラバーですが、何故かAmazonでは20倍以上の高値で販売されています。ちなみに、厚さによって値段は大きく変わります。
「1.5mm(中)」なら、28,060円まで値は下がります(それでも十分高いですが)。「2.0mm(厚)」は、62,644円となります。
JUICの公式サイトで同じラバーを検索してみたら、「中」と「厚」が売り切れになっていました。このことが価格高騰につながっているのかもしれませんね。いくらこだわりがあっても、定価の20倍以上の価格を出そうとは思えません…。
2枚セットで9万円超
引用元:Amazon
LOKIのラバーが2枚セットで93,290円。10万円近くの値段で販売されています。画像を見る限り、「GTX」というラバーのようです。なぜここまでの値段で販売されているのか、その理由はわかりません。
商品名は「ゴムゴムのスーパーソフトライトラバーテーブルテニス」。どことなく悪魔の美を連想させるネーミングになっている理由も不明。
廃盤となっているのか、それとも、何か他の理由で価格が高騰しているのか。その理由は不明のままです。いずれにしても、純粋に卓球目的の人は手出ししないラバーです。
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