卓球のスマッシュの種類をまとめてみました。私の知る限り、スマッシュの種類は、4つあります。それぞれの打ち方とコツを紹介します。
卓球のスマッシュの種類＆打ち方のコツ
卓球のスマッシュといえば、チャンスボールに対する決め球です。ここぞという時に使う必殺技のような打法です。打って決まったら、かなりスカッとしますよね。
元卓球部の私が知る限り、卓球のスマッシュは4種類存在していました。
- フォアハンド・スマッシュ
- バックハンド・スマッシュ（コンパクト強打）
- バックハンド・スマッシュ（パワースイング）
- 【番外編】エッジスマッシュ
フォアハンド・スマッシュ
一つ目のスマッシュの種類は、フォアハンド・スマッシュ。その名の通り、フォアハンドによるスマッシュです。威力とスピードのあるボールを打球するので、非常に得点力の高い打ち方です。
バック・スマッシュよりも得意な人が多いため、バック側のボールに対しても回り込んでフォア・スマッシュを決める人も多いですね。
打ち方
- ボールの高さに合わせてバックスイングをとる
- バックスイングと同時に右足に体重を乗せる
- 右足にためた力を左足に体重移動させながらスイング
- 上から叩きつけるイメージで打球する
- 返球に備えて、元のポジションに戻る
フォアハンド・スマッシュの基本は、通常のフォアハンドと同じです。フォアハンドで強打をすれば、スマッシュになります。
違う点は、バックスイングの高さ。チャンスボールに対して打つスマッシュは、打球点が高くなりがちです。そのため、バックスイングも高くなります。バックスイングの位置は一定ではなく、ボールの高さによって変化します。
そのため、空振りやオーバーなどのミスにつながってしまいます。スマッシュミスが多い方は、ぜひバックスイングを控えめにコンパクトに打つようにしましょう。
打ち方のコツ
- 頂点で打つ
- 打ちやすい打球点で打つ
- ラケットをコンパクトに振る
- 70％の力で打つ
- 焦らない
スマッシュの打ち方のコツをまとめてみました。スマッシュミスが多い方や、苦手意識を持っている方は、上記コツを参考にしてスマッシュを打ってみてください。
コツの詳細については、以下の記事で詳しくまとめています。興味がある方はチェックしてみてください。
頂点で打つ
通常のフォアハンドでも、スマッシュでも頂点で打つのが理想です。ボールに高さがあると、打球は安定します。
打ちやすい打球点で打つ
理想の打球点は、頂点。ですが、必ずしも頂点を叩けるわけではありません。そんなときは、自分の打ちやすい打球点で打ってください。自分のストライクゾーンで打つためには、フットワークで身体を移動させる必要があります。
ラケットをコンパクトに振る
スマッシュミスの大きな原因に、「大振り」があります。バックスイングを大きくとれば威力は出ますが、ミスが増えます。スマッシュミスが多い方は、コンパクトにラケットを振って安定させましょう。
70％の力で打つ
全力でスマッシュを打てば威力は出ますが、安定性に欠けます。70％ほどの力でスマッシュを打つことで、安定したスマッシュになります。
コースを狙う余裕、返されたときに対応できる余裕を持つという意味でも、70％ほどに力をセーブしてスマッシュすることをお勧めします。
焦らない
チャンスボールに対して打つスマッシュは、どうしても気持ちが高ぶりがち。ですが、冷静に打てなければミスは多くなります。チャンスボールだからこそ、気持ちを落ち着かせて冷静に打ちましょう。
参考になる動画
動画①
Teruclubてるくらぶさんの動画です。卓球初心者向けの内容です。基本のフォームから、打ち方のコツまで解説されています。卓球を始めたばかりの人や、正しいフォームをチェックしたい方におすすめの動画です。
動画②
WRM-TVのぐっちぃさんによるスマッシュの打ち方動画です。実践も踏まえて、かなり詳細に打ち方の解説をされています。スマッシュが安定しないという方は、動画をぜひチェックしてみてください。
バックハンド・スマッシュ（コンパクト強打）
二つ目のスマッシュの種類は、バックハンド・スマッシュ（コンパクト強打）。
バックハンドの強打は、シェークハンドの大きな強みです。シェークハンドのラケットを使っている方は、バックハンド・スマッシュを使いこなすことでワンランクアップできます。
打ち方
- 身体の前でラケットを構える
- 小さくバックスイングをとる
- 身体の正面でスイング
- 打球と同時に前腕を伸ばして、ボールを押し出す
- 元のポジションに戻る
基本の打ち方は、バックハンドハーフボレー（通常のバックハンド）と同じです。通常よりも、スイングを早くすることと、ひじをさらに伸ばすことでスマッシュ（強打）になります。
打ち方のコツ
- 頂点で打球する
- ひざを曲げて、ひざのクッションを使って強打するリズムをとる
- バックスイングは小さくとる
- 腕をまっすぐに振りぬく
打ち方のコツも、通常のバックハンドと同じ。バックハンドの威力の延長線上にバックハンド・スマッシュがあると思っていただいてOKです。
バックハンド・スマッシュ（パワースイング）
三つ目のスマッシュの種類は、バックハンド・スマッシュ（パワースイング）。
これもバックハンド・スマッシュの種類の一つですね。コンパクト強打よりも威力のあるスマッシュとなります。チャンスボールに対する決定打として使いたい種類のスマッシュです。
台から離れた位置で、打つことも多いスマッシュです。
打ち方
- 身体の前でラケットを構える
- 身体の正面から、左ポケットまでラケットを引く（バックスイング）
- 右足から左足に重心を移動させてパワーを貯める
- スイングと同時に、左足に貯めたパワーを右足に移動させる
- インパクトと同時にラケットを大きく振りぬく
コンパクト強打との大きな違いは、バックスイングが大きいこと。コンパクト強打は少ししかバックスイングをとりませんが、威力重視のパワースイングの場合はかなり大きくバックスイングをとります。
身体の正面から、ズボンの左ポケットまでラケットがくるような体勢になります。まるで、剣術の抜刀術のような構えですね。
打ち方のコツ
- 肩とひじの2点をスイングの軸にする
- バックスイングを大きくとる
- フォロースルーもかなり大きめ
打ち方のコツにも違いがあります。コンパクト強打の場合は、ひじを軸にコンパクトに振りぬきます。一方で、パワースイングはひじに加えて、肩も使います。
バックスイングで、肩を身体の内側に入れることもあります。また、インパクト後も手を伸ばして大きく振りぬきます。
参考になる動画
WRM-TVのやっすんさんによるバックハンド・スマッシュの解説動画です。打ち方の基本から、威力を上げるコツまで詳しく解説されています。バックハンドスマッシュの威力を強化したい方は、ぜひ動画をチェックしてみてください。
やっすんさんの解説動画は、いつも丁寧でとても参考になります。
【番外編】エッジスマッシュ
※以下は番外編になります。卓球の技術向上にはあまりつながりません。遊び半分で読んでもらえれば助かります。
卓球のスマッシュは、基本的に上記3種類（フォアスマッシュ・バックスマッシュ（コンパクト強打）・バックスマッシュ（パワースイング））です。ですが、3種類に分類されないスマッシュも存在しています。それが、エッジスマッシュ。
台のエッジに当ててスマッシュするエッジボールとは違い、ラケットのエッジに当てて打球するスマッシュです。
筆者が昔読んだ卓球漫画で、必殺技扱いされていました。通常のスマッシュよりも、威力が段違いなんだとか…。エッジでスマッシュする人はいないので、打たれた人は困惑してしまいそうですよね。
実践では使えないけど、遊びでは使えそうな種類のスマッシュ紹介でした。
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スマッシュの打ち方【卓球知恵袋】
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