卓球サーブの種類一覧【各打ち方動画付き】

卓球のサーブの種類を一覧でまとめました。各サーブの打ち方を動画と一緒にまとめています

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卓球サーブ種類一覧

まずは、卓球のサーブの種類を一覧でまとめてみました。「回転の種類」と「打ち方の種類」に分けて、それぞれ一覧にしています。

サーブの種類一覧
■回転の種類一覧

  • ナックルサーブ
  • 下回転サーブ
  • 横回転サーブ
  • 上回転サーブ
  • ジャイロ回転サーブ

■打ち方の種類一覧

  • バックサーブ
  • しゃがみ込みサーブ
  • YGサーブ
  • 巻き込みサーブ
  • ハイトスサーブ
元卓球部の一言
回転と打ち方を組み合わせることで、卓球のサーブは無限に増えます。例えば、「下回転×バックサーブ」「下回転×ハイトスサーブ」などなど。さらに、「下回転×バックサーブ×ハイトスサーブ」など、複数組み合わせることも可能です。

出せるサーブの種類が多いほど、戦術の引き出しは増えます。

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各種類の打ち方【動画あり】

ナックルサーブ

ナックルサーブとは、回転のかかっていないサーブのことです。回転をかける必要がないので、初心者の方でも習得しやすいサーブですね。一番最初に覚えるサーブだと思います。

卓球のサーブの基本となるサーブですが、他のサーブと混ぜることで得点力を上げることもできます。簡単に打てるサーブであっても、どこまでも精度を上げていける奥が深いサーブです。

打ち方

ラケットの面は、通常のフォアハンドと同じ。トスを上げて、ボールが落ちてきたところを打ちます。

初心者の方は、まず相手のコートに入れることを目標にして練習してください。安定して相手コートに入るようになったら、低くて速いサーブを目指して練習していきましょう。打点を低くすれば、サーブの軌道も低くなります。

ナックルサーブは、下回転サーブと混ぜて使うことでより効果を発揮します。ナックルサーブと下回転サーブを同じフォームで出せるようになれば、相手のミスを誘発することができます。

打ち方動画




卓球動画でおなじみのWRM(ワールドラバーマーケット)のぐっちぃさんが、ナックルサーブと下回転サーブの打ち分けについて解説されています。より実践的な内容となるので、ナックルサーブと下回転サーブを習得してからチャレンジするようにしてみてください。

 

下回転サーブ

その名の通り、ボールに下回転をかけて打つサーブです。フォアハンドのナックルサーブを出せるようになったら、その次にチャレンジしたいサーブです。試合でも使用頻度が高く、かなり重要なサーブです。

打ち方

体を横に向けて構えて、身体の正面でトスを上げます。フォア面を上に向けてバックスイングをとったら、タイミングを合わせて前方にスイング。ボールの下側をこすって、下回転をかけます。

打つ位置が身体から遠すぎたり、近すぎたりしないように、打ちたい位置にトスを正確に上げることが大切です。

ボールをこすり上げて回転をかける下回転サーブは、感覚をつかんでいないうちはかなり難しく感じると思います。下回転サーブは、初心者にとって大きな壁となると思います。

球突きなどをして、ボールに回転をかける感覚を養う必要があります。

 

打ち方のコツ

  • 最初の段階では、空振りを気にせず”こする感覚”をつかむことに専念する
  • 山なりに飛ばして、回転をかける感覚をつかむ
  • ナックルサーブと混ぜて打てば効果テキメン

回転がかからない時の対処法

卓球初心者にとって難関となるのが、こすり上げて回転をかける感覚。フォームは正しいのに、なぜか回転がかからない。そんな悩みを抱える初心者も多いです。私もその一人でした。

回転がかからない理由の一つに「空振りを恐れて押し出してしまう」ということが考えられます。

ボールに回転をかけるためには、ラケットの面を上に向けてボールをこするように打たなければいけません。打つというよりも、切るという感覚の方が近いかもしれませんね。

上に向けるとラケットの打球面が少なくなります。そのため、空振りを恐れてインパクト直前にラケットの面を立ててしまい、回転がかからないという事態に陥ることが多くなります。

そこで最初は空振りしてもいいので、こすり上げる感覚をつかむことに専念しましょう。球突きも回転をかける感覚を養うために重要な練習となります。

回転をかける感覚をつかめたら、台を使って練習

球突きなどで回転をかける感覚を掴んでから、卓球台を使った練習に移ります。まずは、山なりでいいので相手コートに入れるように練習します。しっかりと下回転がかかるようになってから、短いサーブに挑戦したり、低いサーブに挑戦しましょう。

ナックルサーブと混ぜると、効果テキメン!

下回転サーブのより実践的な打ち方を説明します。下回転サーブは、ナックルサーブ(無回転)と混ぜて打つことで得点力を上げることができます。

ポイントとなるのは、同じフォームで「下回転サーブ」と「ナックルサーブ」を出すこと。同じフォームで出すことで、相手は下回転なのか、ナックルなのかと迷います。

ナックルサーブを下回転サーブだと思ってツッツキで返球すると、球は浮ついてチャンスボールが生まれます。逆に、下回転サーブをナックルサーブだと思ってフォアハンドで返球すると、球は下に落ちてネットにかかります。

打ち方動画




WRM-TVのぐっちぃさんが下回転サーブの打ち方について、丁寧に解説してくれています。

初心者の方で、うまく下回転をかけることができない方は動画を参考にして下回転サーブにチャレンジしてみてください。

 

横回転サーブ

ボールに横回転をかけるサーブです。横回転のボールは、ラケットにあたると横方向に飛んでいく性質を持ちます。相手のミスを誘うことができ、得点力の高いサーブだといえます。

打ち方

ボールの側面をこすることで、横回転をかけることができます。横回転サーブは、スピードがあるとより効果的に使うことができます。

スイングの仕方は、人それぞれ。相手に回転を読ませないようなオリジナルのフォームから横回転を繰り出す人も少なくありません。

横回転サーブの種類一覧

横回転サーブには、いくつか種類があります。通常の横回転を右横回転、ボールの逆側をこすることで、左横回転(逆回転)となります。

さらに、下回転、上回転を混ぜることで、さらに多くの種類に分けることができます。同じフォームで種類の違う横回転サーブを出すことができれば、相手をさらに翻弄することができます。

横回転系サーブの種類一覧
  • 右横回転
  • 右横下回転
  • 右横上回転
  • 左横回転
  • 左横下回転
  • 左横上回転</li

打ち方動画




WRM-TVのぐっちぃさんが、動画内で横回転サーブの解説をしてくれています。直角に曲がる横回転サーブを紹介していますね。回転の威力をさらに高めたい人は、動画をチェックしてみてください。

すでに横回転サーブを使える人でも、かなり打ち方の参考になると思います。

 

上回転サーブ

ボールに上回転(前進回転)をかけて出す上回転サーブ。ナックル、下回転、横回転を覚えたら、チャレンジしていきたいサーブです。特に横回転サーブの技術の応用となるので、「横回転サーブ→上回転サーブ」という順番で覚えていってください。

打ち方

上回転サーブは、下回転と同じフォームで出すことで相手のミスを誘うことの多いサーブです。

相手が上回転サーブを下回転だと思ってツッツキで返球すると、ボールが浮いてチャンスボールとなります。浮いたボールをスマッシュで決めるというのが得点のパターンですね。

上で紹介してきたサーブよりも難易度が高めなので、「ナックル→下回転→横回転→上回転」の順番で習得していくことをおすすめします。

打ち方動画




上回転サーブに関しても、WRM-TVの動画で取り上げられていました。動画内では、シェークハンドの上回転の打ち方について解説されていますね。練習方法から、打ち方まで、かなり分かりやすく解説してくれています。

 

ジャイロ回転サーブ

非常にレシーブしづらいサーブで、世界のトップ選手も多用しています。ちょっと理解しにくいサーブですが、扱えるようになれば百人力となるであろうポテンシャルを秘めたサーブだといえます。

相手コートに入った瞬間に急激に変化するため、レシーブ側はかなり困惑します。

■通常の横回転サーブ
===============
自分のコートでも曲がり、相手のコートでも曲がる

■ジャイロ回転サーブ
===============
自分のコートでは曲がらず、相手コートで急激に曲がる

打ち方

ジャイロ回転サーブは、通常のサーブとは回転軸が異なります。通常のサーブは、スイングは相手方向に向かって振ります。そのため、回転軸は進行方向に向かっています。

一方でジャイロ回転サーブの場合は、スイングは横に振ります。そのため、回転軸は進行方向とは垂直に向かうことになります。

例えるなら、ピストルの弾のような回転です。横回転しながら前に進んでいくのがジャイロ回転の特徴です。

打ち方の動画




ジャイロ回転の説明は文字だけ理解するのは難しいと思います。打ち方に関して、ぐっちぃさんが動画内で解説してくれています。上級者向けというイメージの強いジャイロ回転サーブですが、初心者でも打てるように分かりやすくまとめてくださっていますね。

 

その他のサーブ【打ち方&動画まとめ】

ナックル、下回転、横回転、上回転のサーブを紹介してきました。卓球のサーブは、これ以外にもまだまだ多くの種類があります。

組み合わせ次第で無限に増えるのが、卓球のサーブです。ぜひ自分オリジナルのサーブを編み出してみてください。

その他のサーブの種類一覧
  • バックサーブ
  • しゃがみ込みサーブ
  • YGサーブ
  • 巻き込みサーブ
  • ハイトスサーブ

バックサーブ

バックハンドで出すサーブです。フォアハンドのサーブと比べて、あまり見る機会のないサーブです。そのため、レシーブは回転を読みにくくミスを誘発することができます。ゲームの展開に変化を持たせたいときに用いるのが一般的です。

バックサーブの中にも、ナックル、下回転、横回転、上回転などの種類があります。フォアサーブとはスイングの仕方が違うので、レシーブ側からすると、たしかに回転が読みにくいですね。

そんなバックサーブを解説している動画を貼り付けておきます。ちょっと長い動画ですが、バックサーブの利点、打ち方、実演まで丁寧に解説してくれています。




 

しゃがみ込みサーブ

打球する前に、しゃがみ込みながら低い姿勢で打つサーブです。福原愛さんが使っていた「王子サーブ」もしゃがみ込みサーブの一種といえますね。

WRM-TVのぐっちぃさんは、しゃがみ込みサーブの打ち分けについて動画内で解説されています。




 

YGサーブ

通常のフォアハンドサーブとは違い、ラケットを左から右(体の外側)にスイングさせるサーブです。そうすることで、逆回転をかけることができます。若い世代がよく使うことから、「ヤングジェネレーションサーブ(YGサーブ)」と呼ばれています。




 

巻き込みサーブ

ラケットを右斜め前にスライドさせながら、ボールの右後方をとらえて左横回転をかけるサーブです。他のサーブと比べると、スイングが遅いので回転量は少なくなります。

ですが、回転の種類が分かりにくいというメリットを持っています。相手のミスを誘うことができます。




 

ハイトスサーブ

トスを高く上げるサーブです。投げ上げサーブともいわれますね。落下による加速力をボールの威力に変換して打ちます。トスの高さを変えてインパクトのタイミングをずらすことで、相手を惑わすこともできます。




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あなたの十八番サーブは?【ネットの声まとめ】

卓球の得意なサーブをネットで調べてみました。卓球をやっている人ならわかると思いますが、出せるサーブの種類が増えると自分の得意なサーブ、不得意なサーブが分かってきます。

自分の得意なサーブを伸ばして、必殺技に昇華させてみてください。

元卓球部の一言
私の得意なサーブは下回転サーブでした。攻撃的なサーブではないですが、ナックルサーブと組み合わせることでチャンスを生み出して、攻撃に転じることもできました。

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