卓球経験者なら、誰しも一度は経験したことのある「ボールが指に当たる」。ラリー中、もしくはサーブ時にボールが指に当たって弾かれてしまう…。
初心者あるあるだと思っていたのですが、実は中級者以上でも結構あることのようです。なぜ指に当たってしまうのか、その原因は大きく三つありました。
卓球のラリーやサーブで”ボールが指に当たる”はあるある
ラリーやサーブでボールが指に当たる現象は、卓球経験者あるあるなのか。気になったので、ネットで声を集めてみました。
調べてみると、やはり多くの方が「指に当たる」という経験を持っていました。特に多かったのが、「冬に当たると痛い」という声。すごく分かります。
強打しようとして指に当たる、球出し途中に指に当てられる、相手の打球が指に当たるなどなど。シチュエーションは様々。それらの声に共通しているのは、「痛い」という声。やはり夏よりも冬の方が痛みが増すという声が多いです。
また、指に当たって相手コートに入った場合のルールを気にする声もありますね。知っておいて損はない知識ですよね。というわけで、以下で卓球のルール上どうなっているのかを紹介します。
指に当たって相手コートに入った場合、ルール上有効?無効?
ラリーやサーブでボールが指に当たり、そのまま相手コートに入った場合。卓球のルール上では、有効となります。
指などの手首より先に当たって入るのはミスにはなりません。そのボールは有効とされるので、試合を継続することができます。
注意したいのは、無効だと思ってボールを止めてしまうこと。ルール上は有効なので、止めた相手の失点となります。レアケースなので、打つか止めるか迷ってしまう場合も多いと思います。迷った時は打ちましょう。
- ラリー中に、フリーハンド(ラケットを持っていないほうの手)が台につくのはルール違反。ただし、ひじやお腹などはセーフ。
- ボールが服に当たるとルール違反。
- ラリー中に台を動かすとルール違反。
- ボールが天井や壁に当たって入った場合は、ルール違反。
- 試合中にベンチコーチが交代することはルール違反。
- 試合中にラケットを交換することはルール違反。ただし。ラケットが折れて試合が続行できない場合に限り、交換が認められる。
- 試合中にラケットを反対側の手に持ち替えるのはOK。
指に当たる原因は3つ
卓球でボールが指に当たってしまう。考えられる原因は3つあります。
- ①ボールを見れていない
- ②ラケットのスイングが不安定
- ③急激な変化に対応できていない
指に当たるは卓球初心者あるあるかもしれませんが、ある程度打ちなれている人でも指に当たることはあります。①②は初心者に多い原因。③は中級者以上にも当てはまります。
①ボールを見ることができていない
一つ目の原因は、「ボールを見ることができていない」。
卓球初心者に多い原因だと思います。ボール軌道の読みが甘く、その結果ラケットではなく指に当たってしまいます。
私も卓球を始めたばかりのころにこの症状に悩まされていました。私の場合は、ツッツキの時に人差し指にボールが当たりがちでした。そんな時先輩が与えてくれた解決策は、「姿勢を低くしてボールに顔を近づけろ」でした。
ボールを見ることができていないのであれば、より見やすい位置に顔を近づける。シンプルな方法ですが、有効な解決策でした。この手法を試してから、ボールが指に当たる頻度は落ちました。
②ラケットのスイングが不安定
二つ目の原因は、「ラケットのスイングが不安定」。
自分が打球する時にボールが当たってしまうという人に当てはまる原因だと思います。ラケットのスイングがブレていると、空振りしたり指に当たったりします。
ラケットのスイングを安定させるコツは、コンパクトにラケットを振ること。ラケットが身体から離れていると、ラケットのスイングは不安定になります。腕を伸ばし切らずに、ある程度余力を持って身体の近くでスイングする。
これを意識することで、打球は安定します。身体の近くでスイングするために必要なのは、フットワークです。フットワークが強化されると、ボールに素早く追いつくことができて、自分のストライクゾーンで打ちやすくなります。
まとめると、「コンパクトスイングを意識」「フットワークの強化」が解決策になります。
③急激な変化に対応できていない
三つ目の原因は、「急激な変化に対応できていない」。
初心者だけでなく、中級者にもあてはまる原因です。相手の回転が強烈すぎて、その変化に対応しきれずに指に当たってしまう。
使う人が少ない異質系ラバー(特にアンチラバー)などは、回転の質が大きく異なるので、ボールの変化を見誤ることが多いです。慣れていないから、普段と同じように思って挑むと変化を見極められずに指に当たってミスをします。
こればかりは、試合慣れしかありません。変化に対応できるまで、数をこなして慣れていくしかありません。ただ、アンチラバーは使用者が少ないので、対策を練りにくいというのが現状なんですよね。
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