一番値段が高くて、高級なラケットはいくらするのか。ふと疑問に思ったので、ネットを駆使して卓球ラケットの最高額を調べてみました。
最高額はちょっととんでもない金額に達していました。最高級ラケットと名高い「リズー」よりも高いラケットを見つけました。
卓球ラケットの最高額はいくら?値段の高い高級ラケット調査してみた
卓球のラケットの値段の相場は、入門用で4000円~7000円。遊びで使う用なら、ラバー付きボール付きで1000円くらい。クオリティにこだわらなければ100円均一でも買うこともできます。
トップ選手が使うラケットは1万円を超えるものが多くなります。ただ、それでも高くて2~3万円あたり。特殊素材が入ったり、最高性能のラケットでそのくらいの値段です。
ですが、ネットで調べたらさらに高いラケットは存在していました。下記では、各見出しごとに徐々に値段を上げていきます。
有名メーカー4社の最高額のラケットは…
まずは、卓球のラケットメーカーとしてメジャーな「バタフライ」「ニッタク」「TSP(ヴィクタス)」「JUIC」、それぞれの公式ホームページから、一番高い高級ラケットを調べてみました。
バタフライの高いラケットは…
引用元:Amazon
卓球メーカーの中でも最大手だといえるバタフライ。公式ホームページに掲載されている最高額のラケットは、「サイプレスG-MAX」。打球面には金文字があしらわれ、高級感が漂っています。
サイプレスG-MAXが高い要因は、使っている素材にあります。日本式ペンホルダー・サイプレスG-MAXは、檜単板で作られています。公式ホームページには、「厳選された最高級木曽檜を使用」と強調されています。
日本式ペンホルダーといえば、檜の単板が一般的でした。ですが、近年では国産の高品質なヒノキが少なくなってきています。そのため、ヒノキ材の価格は高騰。檜単板ラケットも高い価格設定となっています。
ニッタクの高いラケットは…
引用元:Amazon
ニッタクのホームページに掲載されていた最高額のラケットは、「剛力」。浅黒い木材に、黒文字で文字が書かれています。洗練されたデザインは高級感をまとっています。
剛力のラケットが高い理由は、限定受注生産品だから。小売店に並んでいるものではなく、特注のラケットなんですね。注文後、20日程度で手元に届くようです。
森薗美月選手をはじめ、現在も活躍するトップ選手も「剛力」を使用しています。
TSP(ヴィクタス)の高いラケットは…
引用元:Amazon
TSPが展開するブランド「ヴィクタス」。私が確認した限りの最高額ラケットは、「スペシャルダイナム」。
バタフライのサイプレスG-MAXと同じく、檜単板の日本式ペンホルダーです。やはりヒノキ材を使ったラケットは高い価格設定になりがちのようですね。
JUICの高いラケットは…
引用元:JUICのホームページより
JUICの最高額のラケットは、「スペシャル(SPECIAL)」。価格は税抜きで4万9千円。中古の原付くらいなら買える金額です。7枚合板の木材ラケット。白っぽい見た目がすごく綺麗ですね。
高い理由は、特注ラケットだから。ドイツ職人の手作りラケットのようです。手作りラケットだからか、発注から納品まで1か月~2か月かかるようです。
ここまで高いラケットだと扱いが変わってきそうですね汗。試合のラケット交換もひやひやしそう。木材ラケットだし、思いっきり落とすと割れそうだし…。高級ラケットは色々な意味で怖いです。
ルイ・ヴィトンが販売した高級卓球ラケット
引用元:Rallys
かの有名なファッションブランド「ルイ・ヴィトン」も卓球のラケットを販売していました。ラケット2本、ラケットホルダー、ボール4球がセットで、249,480円。
各メーカーの最高級ラケットのケタを軽く超えていきますね。
ラケットケースには、しっかりとヴィトンの幾何学模様が入っています。そのケースには、ボールを4個持ち運ぶことのできるホルダー(?)もついています。ちょっと見たことがない形ですね汗。
気になるのは、ラバー。画像では裏ソフトラバーっぽいですが、布っぽくも見えます。どんなラバーを貼っているのか、そしてちゃんと使えるのか。ちょっと気になりますね。
森が育んだ究極の高級ラケット「500000円」
ニッタクが販売されているシェークハンドラケット「リズー」。その価格は、なんと50万円(税込)です。JUICの「スペシャル」の10倍の価格となっています。軽く超えていきますね汗。
2009年10月の新製品展示会で出品されたリズー。卓球をやっている人の間では、高すぎるラケットとしてちょっと話題になりました。ネットでは、「いつかリズーを変える男になりたい」なんていう声もありました。
他の高級ラケットを軽く超えていく「リズー」。ラケットと、ラケットケースと、ボール(3スター)2個のセットで税込み50万円です。なぜここまで高いのか。その理由は、使っている素材にあります。以下、リズー販売ページの引用文です。
このラケットこそ、世界最高の弦楽器用材といわれる、スイス・リズーの森で産出されるスプルースを用い全てに最高を求めた究極のラケットである。
ケースはバイオリンケースを作るメーカーの特注品。しっかりとラケットを保護すると同時に圧倒的な高級感を誇る
一言でまとめると、素材がいいんですね。弦楽器に使う素材を用いて、卓球ラケットを作ったのが、「リズー」。リズーというのは、森の名前のようです。
ちなみに、リズーはこれまで世界で10本くらいしか出回っていないようです。さすがに実戦では使わないと思うので、買った方は飾っているのかもしれませんね。
これが、卓球界で最高額のラケットと言われています…、かと思いきやAmazonで検索すればさらに高いラケットを見つけることができました。プレミア価格がついているのか、それとも…。
リズーとかあるんです!!
世界で10本ほどしか製造されていない、超高級ラケット!!
買いますか!???笑 pic.twitter.com/mmYEcPOfOK— サイスポスタッフ あおき (@a0ki_saisupo) 2017年3月11日
Amazonで最高額卓球ラケット探した結果…
引用元:Amazonのキャプチャ画像
リズーが最高額の卓球ラケットで記事を終わろうとしたのですが、一応Amazonでも調べとこうと思ってたら、リズーよりも高いラケットを見つけました。
Amazonに記載されている出品名は「Stiga Stingテーブルテニスバット ‐ レッド、20スピードby Stiga」。どうやらスティガのラケットのようですが、その値段が異常に高いです。最高級と名高いリズーよりも30万円も高いです。
なぜここまで高いのか、そして卓球バットとは何なのか…。色々と分からないことだらけですが、とにかくAmazonで出品されている中の最高額は、上記のラケットでした。
引用元:Amazonのキャプチャ画像
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