卓球ラケットのグリップテープ巻いていますか?本記事では、「グリップテープを巻く意味」「おすすめのグリップテープ3選」「巻き方」を紹介していきます。
自分のラケットのグリップが合わないと思っている方は、一度グリップテープを巻いてみることをおすすめします。プレーが劇的に快適になる場合もあります。
卓球グリップテープ 巻く5つの意味
①「握りやすくする」
グリップテープを巻く最大の理由は、「握りやすくする」。
もともとのグリップが細くて、手にフィットしないという場合にグリップテープを巻いてフィット感を増します。グリップが手にフィットしていない状態だと、全体的に打球は安定しません。スイング時にラケットがすっぽ抜ける可能性もあります。
グリップテープの中には、フィット感に特化した「ソフトグリップテープ」というものがあります。柔らかいため手になじみやすく、握りやすいのが特長です。
②「滑りにくくする」
手汗がひどくて、試合の途中でグリップが滑るという経験がある方もいるはず。そんな時にもグリップテープが活躍します。吸汗・速乾タイプのグリップテープを巻くことで、汗で滑ることを防いでくれます。
手汗がひどいという方は、吸水性の高い「ドライフィットテープ」を使うことをおすすめします。
③「ラケットに汗が染み込むことを防ぐ」
ラケットを保護するという意味でも、グリップテープを巻く意味はあります。
卓球は汗をかくスポーツです。ラリー時に常に握るラケットのグリップにも汗が染み込んでいきます。汗を吸ったラケットは、重くなり性能も落ちていきます。
グリップテープを巻くことで、グリップに直接汗が染み込むことを防いでくれます。ただし、長期間グリップテープを巻いたままにしておくと、湿気で逆にラケットの状態が悪くなるので注意が必要です。
④「手を保護する」
グリップテープには、プレイヤーの手を保護する意味もあります。
特に活躍するのは、冬の乾燥した季節。木材でできたグリップを直接手で握ってプレイしていると、摩擦で手が擦り切れたりすることがあります。手が乾燥しやすいという方は、グリップテープを巻くことで環境が改善する場合があります。
⑤「グリップの太さを調節する」
グリップテープには、「ラケットのグリップの太さを調節する」という意味もあります。一つ目に紹介した「握りやすくする」と共通している部分ですね。
ラケットを買ったものの、思いのほかグリップが細くて握りにくい。そんな時はグリップテープを巻いて太さを調節することができます。
グリップテープの中には、厚みのあるものや、逆に極薄のものまであります。自分に合ったグリップテープを選んで巻くようにしてみてください。
メリット・デメリット
卓球ラケットのグリップテープのメリットとデメリットをそれぞれまとめてみました。メリットもあれば、当然デメリットも存在します。
メリット
- 手首の可動域が制限されて、打球しやすくする
- 握りを強くする
- 滑りにくくする
- ラケットに汗が染み込むことを防ぐ
- 手を保護する
- ラケットの太さを調節できる
グリップテープを巻いた分、グリップは太くなります。グリップが太くなるほど、手首の可動域は狭くなります。手首の遊びを抑えることで、ドライブなどが打ちやすくなります。
ただ、「手首の可動域を狭くする」というのはデメリットもあります。
デメリット
- 手首の可動域が制限されて、回転をかけにくくなる
- 適度に交換が必要
- 長期間放置すると匂う
- グリップが湿気てカビる危険がある
メリットの部分でも紹介した「手首の可動域を狭くする」という点。ドライブを打ちやすくなるというメリットが存在する一方で、手首を使った回転をかけにくくなるというデメリットもはらんでいます。
例えば、スピン系のサーブはグリップが細いラケットの方が回転はかけやすいです。
指摘された場合は、グリップテープを一度ほどき表示を確認してみらった後で、もう一度巻きなおす必要性が出てきます。
小さな大会であればほぼ指摘される心配はありません。ですが、ルールに厳しい審判や相手選手のコーチなどとに指摘される可能性があります。
グリップテープの選び方
グリップテープは、自分に合ったものを選ぶ必要があります。一概に「〇〇のグリップテープがおすすめ」ということは言えません。何故グリップテープを巻くのか、巻く理由によって、選ぶグリップテープは変わってきます。
例えば、手汗でグリップが滑るという方はドライタイプのグリップテープがおすすめ。一方で握りやすさを重視するのであれば、ソフトフィットタイプがおすすめです。
以下では、グリップテープを巻く理由ごと、目的ごとにおすすめの商品を紹介していきます。自分に合ったグリップテープを選ぶ基準にしてみてください。
- キラキラ光らない(反射しない)
- 打球と関係なく音を出さない
- ボールの速度や回転に影響を与えない
- 相手プレーヤーに悪影響を与えない
おすすめグリップテープ3選【タイプ別】
握りを強くしたい方におすすめ
引用元:Amazon
「フィット感を高めたい」「握りを強くしたい」という方におすすめのグリップテープは、「バタフライ ソフトグリップテープ」。
ソフトなウレタン素材で手にフィットするように設計されています。さらに、吸汗性、耐久性も高い商品です。卓球用品大手のバタフライから出ているというのも信頼感がありますよね。
難点を上げるとすれば、若干高い。まぁグリップテープ自体がそこまで値段の張るものでもないので、気にならないといえば気にならない範囲ですが。
手汗がひどい人におすすめ
手汗でグリップが滑るという方におすすめなのが、「バタフライ ドライフィットテープ」。
特殊加工技術により、水分を吸収しやすいトリコット生地を使用。汗をかいた状態でも、滑りにくく快適にプレーすることができます。値段はソフトグリップテープとほぼ同じですね。
極薄が欲しい人におすすめ
引用元:Amazon
厚すぎないグリップテープが欲しい方におすすめなのは、「kimony(キモニー) ハイソフトEX極薄」。極薄タイプのグリップテープです。薄さは上記で紹介したソフトグリップテープの約半分ですね。
また、3本入っていて600円弱という低価格も魅力。コスパの良いグリップテープです。
難点を上げるなら、卓球専用のグリップテープではないこと。長さなどが合わない可能性が高いです。自分でカットして使う必要がありますね。
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0.6mm
■バタフライ ドライフィットテープ
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0.65mm
■kimony ハイソフトEX極薄
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0.33mm
グリップテープの巻き方
引用元:Amazon
卓球ラケットのグリップテープの巻き方は、基本的に商品の裏面などに絵付きで紹介されています。以下でも、基本的な巻き方を紹介しますね。
- グリップのブレード側からきつめに巻いていく
- グリップエンドまで巻きつける
- 巻き終わりは、付属のテープで固定する
基本的な巻き方の他にも、グリップ中央にだけ巻くという方もいます。また、長すぎたらはさみでカットしたり、自分の好みの太さにするために巻きつける間隔を狭くしたりして、アレンジするのもありですね。
失敗しても巻きなおすこともできるので、自分の手にフィットするように巻いてみてください。
【おまけ】テニスのグリップテープを代用できるのか
卓球と同じラケットスポーツのテニス。テニスでは基本的にグリップテープを巻いてプレイします。そのため、テニス用のグリップテープも販売されています。テニス用の方が巻く頻度が高いので、商品の種類も豊富です。
ここで疑問に思うのは「テニス用のグリップテープでも卓球ラケットに巻くことはできるのか」。テニス用のグリップテープを活用できれば、より豊富な種類の中からグリップテープを選ぶことができます。
結論を言えば、テニス用のグリップテープを卓球ラケットに使うことはできます。ルール上も問題ないはずです。ただし、あまりおすすめはできません。
というのも、テニス用のグリップテープはテニスラケットに合うように寸法が設定されているからです。厚さ、幅、長さなどが卓球ラケットに合わない可能性があります(特に長さは確実に合わない)。それと同様に卓球用のグリップテープも卓球ラケットに合うように設計されています。
テニス用のグリップテープを卓球ラケットに使うのであれば、カットなどのアレンジは必須となってきます。
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厚さ0.6mm×幅25mm×長さ500mm
■ヨネックス ウェットスーパーストロンググリップ
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厚さ0.65mm×幅25mm×長さ1200mm
長さはテニス用が断然長いのでカットする必要はあります。ただ、卓球用に転用できないこともなさそうです。よほど素材が気に入ったとかであれば、巻くのもアリですね。
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