いつまでが卓球初心者?【脱初心者3つの基準】

卓球をやっている人は誰しも最初は初心者。初心者から、中級者、上級者へとレベルアップしていきます。気になるのは、いつまでが初心者なのか?

基準は様々あるようですが、一応の基準を作ってみました。

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いつまでが卓球初心者?

基準はあいまい

卓球に限らず、「初心者」の定義はあいまいなものです。ハッキリと線引きされているものではありません。ですが、何か基準があった方が初心者は”脱・初心者”に向けて練習に向かうことが出来ます。

段位は基準にならない
卓球競技には「段位(級位)」なるものがありますが、これは初心者を区別するものではありません。ちなみに、初段の条件は、「全日本選手権大会」「全日本社会人選手権大会」「全日本実業団選手権大会」などに出場経験がある者…。初段ですでに猛者中の猛者でした…。

 

ネット上で多い基準は「試合になる」

「いつまでが初心者?」という疑問を持つ人は、かなり多いようです。ネット上でも、様々な初心者の基準が投稿されています。

Yahoo!知恵袋やTwitterなどで、初心者の基準を調べてみました。当然ですが、人によって初心者の基準は異なりますね。

ネットで調べた初心者基準
  • 下回転をドライブで返球できる
  • サーブを2種類以上習得している
  • 短めの下回転サーブが出せる
  • ツッツキとストップを区別して行うことができる
  • 上回転に対して、ドライブで返球できる
  • ラリーがある程度続く(50回以上)
  • サーブ、レシーブで終わらない
  • 試合形式の練習ができる
  • 試合に出れる
  • ラバーを一人で貼れる

多かったのは、「試合形式の練習ができたら脱初心者」という声。サーブ、レシーブ、ツッツキ、ドライブという基本動作ができたら初心者ではなくなるという声ですね。

 

基準があれば頑張れる

私の所属していた卓球部では、「ドライブが出来たら脱初心者」という雰囲気がありました。明確な基準があったわけではありませんが、初心者だった私たちはドライブを入れることを目標に練習をしていました。

何か基準があれば、その目標に向かって頑張ることが出来ます。というワケで、勝手に脱初心者の3つの基準を作ってみました。

元卓球部の一言
私も卓球を始めたころは、「俺ってまで初心者?」「いつまで初心者扱いなのか?」と気にしていました。脱初心者の基準が気になっていました。

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これができたら脱初心者!3つの基準

いつまでも初心者という言葉に捕らわれないように、独自に脱初心者の基準を作りました。まだ卓球を始めたばかりの方は、とりあえずこの基準をクリアすることをひとまずの目標にしてみてください。

※ネットの声、自分の部活経験を加味して独自に作っています。絶対的な基準ではありません。

脱初心者の3つの基準
  • ①サーブを2種類持っている
  • ②ドライブが打てる
  • ③試合ができる

①サーブを2種類持っている

一つ目の基準は、「サーブを2種類持っている」。

卓球には、様々な種類のサーブがあります。「無回転」「下回転」「上回転」「横回転」などなど。回転を混ぜた複雑なサーブが存在しています。

サーブを2種類持っているだけでも、可能性はかなり広がります。初心者の方にまず是非取り組んで欲しいのは、「無回転(ナックル)」「下回転」という2種類のサーブ。

無回転(ナックル)サーブ
文字通り、回転のかかっていないサーブ。回転をかける必要がないので、初心者でも覚えやすいサーブです。

下回転サーブと混ぜることで、相手を翻弄させることができます。相手がナックルサーブを下回転だと思ってツッツキで返球すると、球が浮ついてチャンスボールが生まれます。

下回転サーブ
球の下側を擦り、バックスピン(下回転)をかけるサーブ。ナックルサーブの次に覚えたいサーブです。

スピンキャッチなどの遊びで、回転をかける感覚を掴むことが出来ます。

「無回転(ナックル)サーブ」と「下回転サーブ」。この二つは練習でもよく使うサーブです。そういう意味でも早めに身に着けておきたいサーブといえますね。

元卓球部の一言
スピンキャッチなどの回転の感覚を掴む練習は、家でも行うことが出来ます。回転をかける感覚をつかむことができれば、下回転サーブを出すことはそこまで難しくありません。

 

②ドライブが打てる

二つ目の基準は、「ドライブが打てる」。

ドライブとは、球にトップスピン(上回転)をかける攻撃的な打法です。現代卓球においては、必要不可欠な要素だといえます。攻撃型はもちろん、カットマンにおいても必須の打法です。

初心者の方は、まずは球を”こする”感覚を身につけましょう。球を「打つ」のではなく、「こする」。回転がかかっていると、音も変化します。

まずは、無回転の球にドライブをかけるところから始めましょう。慣れてきたら、下回転の球にドライブをかける練習に移ります。下回転に打ち勝つほどの上回転が必要になります。回転に負けると、ネットにかかってしまいます。

ドライブも通常の練習で多用する打法なので、脱初心者の基準に選びました。

元卓球部の一言
ドライブを覚えるまでは、ツッツキでひたすらミス待ち。ですが、ドライブを覚えることで攻撃する手段を手に入れることが出来ます。ドライブを覚えてからの方が卓球は各段に面白くなりました。

 

③試合ができる

三つ目の基準は、「試合ができる」。

実際の試合に出ていなくても、試合形式の練習がこなせるようになればOKです。試合形式の練習ができるということは、一通り基本の打法が身についた状態。試合のルールも頭に入っている状態です。

と言うワケで、「試合ができる」を脱初心者の基準にしました。ここまでクリアできれば、後は各技術を高めていくだけです。

元卓球部の一言
卓球の練習の中で、最も面白いのが試合形式。私は球の後片付けを懸けて試合をしたりしていました。11マッチでは長いので、3ポイント先取にしたりして試合していました。

また、基礎練習の復習になったり、新しい課題に気づくことのできる有効な練習です。

 

これができたら脱初心者!得点式で基準決めてみた

書籍「DVDシリーズ卓球パーフェクトマスター(新星出版社)」の卓球ステップ・アップチャレンジを参考にして、得点式の脱初心者のチェックリストを作ってみました。

初心者の方は、ぜひチャレンジしてみてください。

ロングサービス(フォアハンド)


コーナーに置いた半径40cmの半円にサービス(クロス、ストレート、ミドル)を入れます。各コースとも10球中8球入れば脱初心者です。

 

ショートサービス(フォアハンド)


半径20cmの円にサービス(クロス、ストレート、ミドル)を入れます。各コースとも10球中8球入れば脱初心者です。

 

フォアハンド


1球ずつ球(ロング)を出してもらって、クロスに返球。コーナーに置いた半径50cmの半円に入れます。10球中8球入れば脱初心者です。

 

バックハンド


1球ずつ球(ロング)を出してもらって、クロスに返球。コーナーに置いた半径50cmの半円に入れます。10球中8球入れば脱初心者です。

 

ツッツキ(フォアハンド)


1球ずつ球(下回転)を出してもらい、クロスに返球。コーナーに置いた半径50cmの半円に入れます。10球中8球入れば脱初心者です。

ツッツキ(バックハンド)


1球ずつ球(下回転)を出してもらい、クロスに返球。コーナーに置いた半径50cmの半円に入れます。10球中8球入れば脱初心者です。

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