卓球初心者が勝つ方法 3つの戦術【元卓球部が伝授】

卓球初心者が勝つ方法、勝つための戦術を3つ紹介します。中々試合で勝てないという初心者の方の力に少しでもなれば幸いです。

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元卓球部が伝授!卓球初心者が勝つ方法【3つの戦術】

私は、大学で卓球を始めました。そのため、周りには中学、高校で卓球を経験してきた人ばかり。中々試合に勝つことは出来ませんでした。入部当初の「テニス部だったし、少しは勝負になるでしょ!」という甘い考えは早々に打ち砕かれました…笑。

以下では、そんな卓球初心者の私が少しずつ卓球で勝てるようになった方法、戦術を紹介していきます。

初心者が試合に勝つ方法【3つの戦術】
  • ①攻めではなく防御に徹する
  • ②ショートサーブで攻めさせない
  • ③相手の苦手コースを知る

※記事内では、Youtubeチャンネル「WRM-TV」さんの動画を複数掲載させていただいております。ぜひ、動画を見ながら練習してみてください。

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①攻めではなく防御に徹する

一つ目の初心者が試合に勝つ方法は、「攻めではなく防御に徹する」。

初心者が試合に負けてしまう大きな要因は、「ミスで自滅」。さらに言うと、相手の攻撃によるミスよりも、自分の攻撃によるミスの方が多いこともあります。

初心者の方がまず最優先すべきは、攻撃ではなく防御。地味でも見えるかもしれませんが、いかに泥臭くボールに粘りつけるかが勝つ方法、勝つ戦術ということができます。

元卓球部の一言
ドライブやチキータなどの攻撃打法ってかっこいいし、決まると気持ちいいんですけど、ミスも多くなりがちなんですよね。

卓球は、1点でも多く”返した方”が勝つ

卓球の花形といえば、スマッシュやドライブなど。攻撃が決まれば、ガッツポーズを決めたくなるほどうれしいものですよね。

ただ、忘れてはいけないのは強烈なスマッシュで獲得した1点も、サーブミスで得点した1点も、同じ1点だということです。

バスケットボールは、ゴールから遠い位置から放つスリーポイントシュートは3点。通常のシュートは2点。それぞれ得点が違います。ですが、卓球はどんなポイントでも同じ1点なんです。

卓球は、相手より1点でも多く返した方が勝利します。これは、初心者でもプロでも変わらない真理です。

初心者の方が優先すべきなのは、攻撃の1点ではなく、防御の1点。まずは、防御に徹することで勝利に近づくことが出来ます。

初心者が最優先して覚えるべき防御技術が「ツッツキ」と「ブロック」。

注意すべき回転は2種類しかない

卓球は、回転に始まり回転の終わるともいえる競技です。ボールに回転をかけることで、試合を有利に進めていきます。上回転、下回転、横回転、逆横回転、無回転、下横回転etc…様々な種類の回転があります。

初心者の方は、複雑すぎて頭が混乱してしまいますよね。私もそうでした。ですが、実は防御の面だけ考えると、注意すべき回転の種類は2つしかありません。

  • 下回転
  • 上回転

この2種類の回転に対処することができれば、試合に勝つことができます。そして、これらの回転への対処方法が「ツッツキ」と「ブロック」なんです。

下回転への対処方法は「ツッツキ」。上回転への対処方法は「ブロック」となります。

下回転への防御法「ツッツキ」

ツッツキとは、下回転のボールを返球するための基本打法です。卓球を始めたばかりの人は、ひたすらツッツキの練習をさせられます。私も入部したばかりの頃はひたすらツッツキ練習ばかりしていました。

なぜひたすらツッツキさせられるのか。それは、ツッツキが卓球競技の中で最も多く用いられる防御手段だからです。

卓球の試合のサーブ、レシーブの基本展開は「下回転」から始まります。サーブの中には、横回転、ナックル(無回転)などありますが、これらのサーブは、角度さえ調整できればツッツキで返球することが出来ます。

ツッツキさえマスターしてしまえば、ほとんどのボールに対応することができるようになります。卓球動画で有名なぐっちぃさんもツッツキの重要性について、以下のようにコメントされています。

ツッツキ一つさえしっかり安定していれば、県大会に出場するっていうのが可能性として見えてくる

引用元:Youtube「ツッツキが安定するたった1つのポイント【卓球知恵袋】」

ツッツキが安定する方法については、ぐっちぃさんの動画をチェックしてみてください。




上回転への防御法「ブロック」

相手にドライブやスマッシュなどで攻撃された時に、返球する方法がブロック。その名の通り、防御の打法です。ツッツキだと返球しにくい上回転のボールへの対処方法です。

ブロックの基本は、スイングを最小限にして力を加えないこと。相手のボールの力を利用するイメージで返球します。しっかりと面を合わせることができれば、簡単に返球することが出来ます。

自ら上回転をかけるドライブよりも習得しやすく、試合での使用頻度も高い打法。試合で勝つ方法として、かなり有効な打法。ブロックを習得することで、勝つ可能性がグンと広がります。

ここで、ブロックの重要性が分かる試合動画を紹介します。ぐっちぃさんと偉関晴光さん(ソウル五輪金メダリスト)のラリー動画。ドライブで果敢に攻撃するぐっちぃさんに対して、偉関晴光さんは鉄壁のブロックで防いでいます。




まさに鉄壁。どんなコース、どんな威力のボールでもブロックで止めています。注目してほしいのは、どちらが体力を消耗しているかという点。動画を見てもらったら分かると思いますが、攻撃しているぐっちぃさんの方が体力消耗は激しいはずです。

相手のボールの威力を利用して返球するブロックは、相手が強いボールを打てば打つほど早く返球できます。必要なのは、打球の位置に移動してラケットの面の角度を合わせるだけ。

体力を温存して、なおかつ試合にも勝利する。ブロックを習得するメリットはかなり多いんです。

初心者におすすめしたい理由は、習得の早さにもあります。ブロックはドライブよりも習得しやすい打法なんです。ドライブを習得するには、「体重移動」「ボールに上回転をかける」「フォロースルー後、元の位置に素早く戻る」という技術を身に着ける必要があります。

この一連のフォームを身に着けるのは、かなり大変。初心者にとってはハードルの高いものとなります。一方のブロックは、前述したように「移動して、面を合わせる」だけ。

ドライブに比べれば、かなり簡単なんです。ぜひブロックを習得して、試合に勝つ戦術を身に着けてください。ブロックのコツについては、ぐっちぃさんの動画をチェックしてみてください。




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②ショートサーブで攻めさせない

二つ目の初心者が試合に勝つ方法は、「ショートサーブで攻めさせない」。基本戦術は、一つ目でお伝えした「攻撃よりも防御優先」と同じです。

卓球の試合の多くは、「サーブとレシーブで決まる」と言われています。それくらいサーブ、レシーブは重要。甘いサーブを出してしまえば、レシーブで強打されて決められてしまいます。

ツッツキをする間もなく、ブロックをする間もなくポイントを取られてしまいます。

そうならないために必要なのが、ショートサーブ。短いサーブです。ショートサーブを出すことで、レシーブで攻めさせない展開に持ち込むことが出来ます。

元卓球部の一言
私が卓球部に入った時に、まず最初に教えられたサーブが「短いサーブ」。スピードが遅くてもいいから、とにかく短いサーブ。なんだかカッコ悪いなと思っていたんですが、試合形式で試してみるとたしかに長いサーブよりも有効だったんですよね。

相手コートで2バンすることを目指す

初心者の方は、まず相手コートで2バンするサーブを目指してください。それくらい短いサーブであれば、相手はドライブなどでレシーブしにくくなります。短いサーブを出すことで、相手の攻撃を未然に防ぐことが出来ます。

低いサーブを意識する

バウンドが高いサーブは、たとえ2バンの短いサーブでも攻撃されやすくなります。サーブを打つ時には、低いサーブを意識しましょう。

短くて、低いサーブ。このサーブを打てるようになれば、レシーブで攻撃されることは少なくなります。

短いサーブを出すポイントは、ぐっちぃさんの動画で分かりやすく解説されています。ぜひ参考にしてみください。




繰り返しになりますが、初心者にまず意識して欲しいのは、まず「相手に攻めさせない」。そして「攻められた時の防御法を知る」。この二つば盤石になってから、「攻める」という手段が有効になってきます。

 

③相手の苦手コースを知る

三つ目の初心者が試合に勝つ方法は、「相手の苦手コースを知る」。

卓球の試合は、頭脳戦です。試合をしている間は、絶え間なく頭が回転しています。例えば「強い下回転で短いサーブを出せば、相手もツッツキで対応してくるはず。フォア側に来たらドライブで攻めよう。バック側に来たらツッツキで様子を見よう…」など。

展開を先読みしながら、試合を組み立てていきます。卓球で勝つためには、頭を回転させる戦術が必要になります。

元卓球部の一言
相手の苦手コースを攻める。とにかく弱点を突きまくりましょう。勝つ戦術や勝つ方法は、いつも泥臭いものです。

最も簡単な戦術「苦手コースを狙う」

初心者の方にまず意識してほしいのは、相手の苦手コースを知るということ。相手と試合する中で、まず注目したいのが「何が得意で、何が苦手なのか」ということ。

一番分かりやすいのが、コースです。もっと具体的に言うと、「フォアハンドのバックハンドどちらが苦手か」。ここを意識するだけで、飛躍的に前進します。私の経験上、バックハンドが苦手な方が多いですね。

短いのが苦手か、長いのが苦手か

フォアハンド、バックハンドの苦手コースが分かったら、次は「長いコースか短いコースのどちらが苦手なのか」を考えてみてください。

短いサーブが得意な人もいれば、長いサーブが得意な人もいます。相手の苦手を意識して、サーブ、レシーブ、ラリーを組み立てましょう。

ポイントは、相手にどれだけやりにくくさせるか。相手の苦手を突いて試合を有利に進めていきましょう。




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