卓球スマッシュ苦手な方へ【オーバーミス・空振りの対処法】

卓球の醍醐味といえば、スマッシュ。相手のコートにスカーン!と入って、ノータッチで打ち抜いたときは快感を覚えますよね。

ただ、逆にスマッシュをミスしてしまったときの絶望感たるや…言葉にしきれません。1点とるチャンスが、逆に1点取られるわけですからね。2点連続失点したくらいの精神的ダメージがあります。

というわけで、本記事ではスマッシュに対して苦手意識を持っている人に向けてミスごとの対処法をまとめてみました。

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卓球のスマッシュが苦手・できない人はかなり多い

ネット上にあふれる「スマッシュが苦手」「スマッシュができない」という声を集めてみました。各種SNSで声を拾ってきたのですが、スマッシュに苦手意識を持っている人は想像以上に多いようです。

スマッシュ苦手な人の声
スマッシュの苦手意識がすごい。チャンスボールなのに、いっつもミスで得点とられてしまう。
スマッシュ打ってもホームランばかり。オーバーミスがとにかく多くて全然台に入らない。どうしたものか…。
スマッシュ決まると気持ちいいんだけど、空振りする率が本当に多い。
卓球でもテニスでもそうだけど、チャンスボールに弱いです。チャンスだと焦ってしまって空振りしたり、ホームラン級にオーバーミスしてしまう。どうにかしてこの苦手意識を直したいのだが…。
スマッシュ苦手すぎて、いっつもドライブで打ってしまう。決まるときもあるんだけど、やっぱりスマッシュに比べるとスピードが落ちるからブロックされることも多い。そして、コース狙われて得点されることも多い…。自分のチャンスだったのに。
チャンスボールを決めきれなくて、得点逃したときの精神的なダメージ痛い。その後の試合にも響くレベル。
スマッシュに苦手意識もってまして、スピードドライブばっかりになる。スマッシュが打てるようになると戦術の幅も広がると思うのだが。
元卓球部の一言
かくいう私もスマッシュに苦手意識を持っていた一人です。ネットの声でも多いですが、チャンスボールだからこそ「決めるぞ、決めるぞ……ゴクリ」と意識しすぎて体が固くなってしまうんですよね。

その結果、ミスるという…。苦手意識を持てばもつほど安定したスマッシュからは遠くなってしまいます。以下の内容で、少しでも苦手意識が払拭できれば幸いです。

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オーバーミス・アウトの対処法

ネットの声でも、「オーバーミス・アウトが多い」という悩みは多く投稿されていました。以下では、オーバーミス・アウトへの対処法をまとめています。少しでも参考になればうれしいです。

 

ラケットの角度を調整する

角度が合っていないとオーバーミスする

スマッシュのオーバーミスの原因は、ラケットの角度が合っていないこと。ラケットの角度が合っていないと、どんなにフォームがきれいでもオーバーミスをしてしまいます。

ラリー時と同じ角度でOK

具体的にいうと、ラケットの角度がボールに対して上に向きすぎているとオーバーミスにつながります。基本的には普段ラリーをする時の角度でOKです。

ラリー時のフォアハンドも、スマッシュも基本は同じ技術です。スマッシュだからといって打ち方を変えることはありません。フォアハンドを強くしたものがスマッシュ(強打)だと思ってもらってOKです。

ボールが高い場合は、バックスイングを高く取り、スイングの方向を下向きに変えましょう。ラケットの角度はそのままで、「バックスイングの高さ」「スイング方向」を変えるようにしましょう。

回転によって角度を変える

注意しておきたいのは、相手のボールによって角度調節をする必要があるということです。

下回転が入っているのであれば、角度を少し上に向けます。逆にナックル気味のボールであれば、角度を下にします。

「相手の回転を見極める」。これは、卓球をする上で避けては通れない道です。スマッシュだけでなく、レシーブ、ラリー、どんな場面でも必要になってきます。ただ、これが難しいんですよね…。

とにかく多球練習で角度のコツをつかむ

スマッシュのオーバーミスが多い人は、とにかく反復練習をしてラケットの角度のコツをつかむことが大事です。

最初は、一定のコースで無回転のボールをスマッシュ。慣れてきたら、コースを変えてロビングを上げてもらってり、回転を変えてロビングを上げてもらったり、徐々に段階を引き上げてスマッシュの反復練習を行うことをおすすめします。

スマッシュの多球練習の例
①一定のコース、無回転の球出し

②2点、3点などコース分け、無回転の球出し

③2点、3点などコース分け、回転の種類を変えて球出し

④コース、回転をランダムに球出し

 

力を入れすぎない

全力スマッシュは、得点率も高いけどミスする率も高い

もう一つのオーバーミスの原因は、「力が入りすぎている」。チャンスボールに対して、力み過ぎているからつい力が入りすぎてオーバーミスしてしまいます。

一撃で打ち抜こうとして、全力スマッシュをするから打球は安定しません。実は、私も「スマッシュ=全力で」という考え方を持っていました。全力で打つことで、決まる可能性が高まると思っていました。

たしかに、全力で打てばノータッチで決まることもありました。ですが、オーバーミスなどのミスも多かったんですよね。

70%の力で打つ

考え方を変えて、少し力を抜いて打つことでミスは減り、スマッシュは安定しました。力を抜くことで、コースを狙う余裕も生まれるので、得点率はそこまで変わりません。

全力スマッシュでオーバーミスが多いという方は、ぜひ力を抜いてスマッシュを打ってみてください。WRM-TVのぐっちぃさんの言葉を借りるなら、「70%の力で打つ」ですね。

コースも狙えるし、返球にも対応できる

70%の力でスマッシュを打つと、身体と思考に余裕が生まれます。冷静にコースを狙うこともできるし、スマッシュを返された時の反応も早くなります。

全力で打つ場合は、体勢も崩れがち(経験談)。返球に対して反応が遅れて逆に失点してしまいます。

 

頂点で打つ。打ちやすい位置で打つ。

スマッシュの打球点の理想は、頂点です。高い位置で打てば打つほど、台に入りやすくなります。

ただ、ボールによっては頂点が高すぎる場所にくる場合もあります。その時の打球点は、「自分の打ちやすいところ」。自分のストライクゾーンでスマッシュを打つようにしてください。

ストライクゾーンは人それぞれ(一般的には身体の少し前くらいが多い)。自分が得意な位置で打球するようにすれば、ミスは少なくなります。ストライクゾーンにボールを入れるには、フットワークが大切です。

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空振りの対処法

70%の力で打つ

スマッシュが空振りしてしまう原因の一つに、「力みすぎ」があります。力を入れすぎてしまうことによって、スイングが安定せずに空振りしてしまう。

これも全力スマッシュの弊害です。一撃で決めようとするあまり、ラケットのコントロールがおろそかになってしまっている状態だといえます。

この原因への対処法は、やはり「70%の力で打つ」。適度に力を抜くことで、ラケットのスイングは安定します。

 

大振りしない。コンパクトに打つ。

スマッシュの威力を上げるコツは、大きなバックスイング。バックスイングを大きくとることによって、スマッシュの威力は上がり速いボールを打つことができます。

ただ、威力が上がる分ミスするリスクも高まります。

空振りによるミスが多いという方は、コンパクトにラケットを振ることを意識してください。コンパクトスイングによって、ラケットのコントロールは安定します。

ぐっちぃさんの言葉を借りるなら、「ノーテイクバック」です。

スマッシュをミスする方の傾向は、やはりラケットのテイクバックを後ろにとってしまう選手が多いですね。

「チャンスボールが来た」と思って、大きく振りかぶって打ち込む。これは確かに入ったらホントにすごい球がいくんですけど、ただ実際の試合の緊張した場面とか、相手が強ければ強いほど、ボールが伸びたり変化したりしてきます。

その時にテイクバックとってたら、変化に対応できなくてカドっちゃったりとか(中略)。なので、ノーテイクバックですね。もうバックスイングとらない。体の横からスイングを出す。

引用元:スマッシュの打ち方【卓球知恵袋】

 

腕だけで打たない

スマッシュだけでなく、他の打ち方にも言えることですが「腕だけで打たない」ことを意識することで、空振りによるミスを抑えることができます。

ボールから身体が離れすぎている状態だと、スイングは安定しません。まずは、フットワークで素早く打球点まで移動。そこで、余裕をもってスマッシュを打ちます。

足が動かずに、手だけで打つと打球は安定しません。「まず、足を動かす。その次に手を動かす。」ということを頭に入れておくことでスイングも打球も安定します。

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スマッシュが安定する7つのコツ

スマッシュが苦手な人に向けて、打ち方をまとめてみました。記事の上でも紹介してきたように、スマッシュに苦手意識を持っている人はかなり多く存在します。

本ブログでも、複数回スマッシュの打ち方の記事を書いてきました。以下の記事では、スマッシュが安定する打ち方のコツを7つ紹介しています。上で紹介した内容と被っている部分もありますが、苦手意識を持っている人はぜひチェックしてみてください。

7つのコツ
  1. 頂点で打つ
  2. 打ちやすい打球点で打つ
  3. ラケットをコンパクトに振る
  4. 70%の力で打つ
  5. 焦らない
  6. 体重移動をする
  7. 水平スイングを心がける
  8. スマッシュのコツ解説動画まとめ
  9. 基本の打ち方解説

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