卓球サーブ 足の位置・立ち位置はどこ?【なぜ重要視されるのか】

サーブを打つ時の足の位置・立ち位置を解説します。「なぜ足の位置が大事なのか」「フォアサーブの足の位置」「バックサーブの足の位置」「上級者の足の位置」などをそれぞれ紹介します。

セオリーと呼ばれる足の位置にはそれなりのメリットがありました。

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卓球サーブ 足の位置はどこ?【フォア・バック・上級者】

足の位置が大事な理由

サーブの足の位置が大事な理由は、主に二つあります。それぞれの理由について、ざっくりと説明しますね。

2つの理由
  • ①回転をかけにくい
  • ②3球目への対応が早くなる

①回転をかけにくい

使うサーブにもよりますが、回転をかけやすい足の位置、回転をかけにくい足の位置はあります。足の位置によって、身体をひねりやすかったり、テイクバックを取りやすかったりします。

②3球目への対応が早くなる

足の位置によって、サーブを打った後のレシーブへの対応に差が出る場合があります。サーブ後に足の位置を、通常のポジションにスムーズに戻すことができるか。これもサーブの足の位置を決めるポイントとなっています。

 

フォアサーブ

フォアサーブの場合の足の位置は、左足を前に出すのが一般的です。

卓球台に対して、身体の向きを横に向け、左足前、右足後ろで構えます。足の位置の目安は、左足が半歩前のイメージです。

※ただし、ハイトスサーブ(投げ上げサーブ)など一部のフォアサーブは台と身体を平行にするため、足の位置も変わります。

フォアハンドサーブの出し方(下回転の場合)
  • 左足を半歩前に出して、半身の状態でトス
  • ボールの落下に合わせてテイクバック
  • 姿勢を下げ上体をやや前にかぶせるようにして、打点を低くする
  • 手首をきかせてインパクト
  • フォロースルーはあまりとらない
元卓球部の一言
下回転サーブをフォアハンドで出す場合、両足が揃っていたり、右足が前に出たりしていると上手く下回転をかけられません。インパクトで体が開いてスイングが流れ、ボールに横方向の回転がかかってしまいます。

サーブのフォームをスマホで動画に撮ったりして、自分の足の位置を確認してみることをおすすめします。もしかしたら、足の位置でものすごく損をしている可能性があります。

 

バックサーブ

バックハンドのサーブの足の位置は、右足前、左足後ろが一般的です。

フォアハンドサーブの時とは、立ち位置と足の位置が異なります。立ち位置は卓球台に対して平行。足の位置は、右足が半歩前です。フォアハンドサーブの時とは、スタンスがまるで違いますね。

右足を前に出すことで、身体の左側にスペースができるため、テイクバックをとりやすくなります。ラケットのスイング方向が違うので、

バックハンドサーブの出し方(下回転の場合)
  • 台に対して体を平行にし、右足を半歩前に出してトス
  • 左ひじを高く上げてテイクバック
  • ラケットを寝かせて前方にスイングしてインパクト
  • ラケットを横に振りぬくようにフォロースルー
元卓球部の一言
バックサーブは、ゲーム展開に変化をもたせたい時に使います。フォアサーブの時と比べてあまり見る機会はありませんが、相手が見慣れていないだけに上手くレシーブできなかったりします。ちなみに、私はバックサーブへのレシーブがすごく苦手でした。なんか回転が読みにくいんですよね。

 

意図的に足の位置を変える場合もある

上では、フォアサーブとバックサーブの足の位置を紹介しました。紹介したのは、あくまで一般的な足の位置。これが逆だからといって、ダメなワケではありません。

足の位置を意図的に逆にする選手も少なくありません。サーブの名手と言われ一時代を築いた劉国梁(アトランタ五輪の金メダリスト)も左足前のサーブと右足前のサーブを使い分けていました。

上で紹介した足の位置は、あくまで一つのセオリーとして覚えていただければと思います。大切なのは、足の位置によってもたらせる効果。足の位置を変えることでメリットが得られるのなら、変えてみるのもありです。

上級者が実践している立ち位置、足の位置【動画あり】




WRMのXia(しゃー)さんが、Youtubeに「卓球上級者が実践しているサーブを分かりづらくさせる立ち方の秘密【卓球知恵袋】」という解説動画をアップされています。立ち位置や立ち方の解説動画は珍しいので、かなり参考になりますね。

Xiaさんが動画内で紹介している立ち方・立ち位置は、「卓球台に対して横向き」「なるべく台の近くで打つ」というもの。この立ち位置には、多くのメリットがあると解説されています。

動画内で説明されているポイントを抜き出してみました。

  • 卓球台に対して横向きに立つことで、バックスイングが隠れて、事前情報を与えない。サーブを出す直前まで球種を読ませない(ハンドハイドなどの違反サーブにならないように注意)
  • 卓球台の近くでサーブを出すことで、相手にボールが届く時間を短くさせる。レシーバーの判断時間を奪うことにつながる(卓球台の上でサーブを出してしまうとルール違反になるので要注意)

動画内では、実際にサーブを出すシーンも掲載されています。それに加えて、初心者が陥りやすいサーブの立ち位置や足の位置まで補足してくれています。

立ち位置や足の位置が気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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サーブの立ち位置にルールはない。基本どこに立ってもOK。

卓球のルール上、サーブ時の立ち位置に決まりはあるのか。そう疑問に思っている人もいると思います。最初に結論を書くと(見だしで書いてますが汗)、サーブの立ち位置に決まりはありません。

立ち位置のルールはない

卓球台の上に立つなど、あまりに非常識な立ち位置は論外ですが、基本サーブの立ち位置は決まっていません。台の内側に足が入っていても、サイドラインに身体や足が出ていてもOKです。

 

ボールの位置は明確にルールが設けられている

サーブのルールで大事なのは、トスしたボールの位置。

トスしたボールは、卓球台のエンドラインから後ろ側にある必要があります。エンドラインより前にボールが入ると、ルール違反になります。ボールの位置は、卓球台よりも後ろで、台よりも上である必要があります。

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