卓球のラケットとラバーの手入れ方法について、それぞれまとめてみました。ラケットとラバーの手入れは必須事項です。
手入れを全くしないと、様々な悪影響があります。分かりやすいところでいえば、性能が著しく落ちます。それは、ラケットもラバーも同じことが言えます。
正しい手入れ方法を知り、より快適に卓球を楽しんでください。
卓球ラケット・ラバーの手入れは必須
上でも書きましたが、卓球のラケットとラバーの手入れは必須です。以下では、手入れしないとどうなるのか、悪影響をそれぞれ一覧でまとめてみました。
- 性能が落ちる
- 汗を吸い込んで重くなる
- カビる
- 性能が落ちる
- 破損の原因になる
- 寿命が短くなる
- 弾みが悪くなる
- 回転量が落ちる
- 寿命が短くなる
- 交換の感覚が短くなり、財布に悪影響
ラケットの手入れ方法
練習後は乾燥させる
適度に、ラケットケースからラケットを出して自然乾燥させてください。梅雨の時期は、ラケットケースにラケットと一緒に乾燥剤(100円ショップなどでも入手可)を入れることで湿気を防ぐことができます。
卓球ラケットはほぼ木材でできています(カーボンラケットも素材の85%以上は木材)。そのため、湿気には弱いという性質を持っています。
過度に湿気た状態が続くと、ラケットは変形したり重くなったりして性能は著しく落ちます。ただ、卓球は汗をかくスポーツです。手汗などがラケットに染み込むのは避けることができません。
そのため、練習後には適度に乾燥させる必要があります。乾燥させて湿気を逃がすことで、ラケットを良好な状態に保つことができます。
ただ、乾燥させすぎもラケットには良くありません。適度に乾燥させるように注意が必要です。
例えば、「ドライヤーの熱風を当てすぎる」「冬の乾燥した時期に乾燥剤を使いまくる」などは過度な乾燥だといえるでしょうね。適度に湿気を防ぎ、適度に乾燥させる。これが重要です。
神経質になる必要はありませんが、適切に手入れできていれば、ラケットの寿命は確実に伸びます。
ラケットケースに入れて保護
ラケットは、ラケットケースに入れて持ち運ぶことをおすすめします。というのも、ケースに入れることで「踏まれる」「落とす」などの不慮の事故のダメージを軽減できるからです。
不慮の事故でラケットが折れた、割れたという話はよく聞きます。いくら丁寧に手入れしていても、折れたら元も子もありませんからね。
あと、ラケットケースがあると荷物の整理にかなり役立ちます。ラケット、クリーナー、スポンジ、保護シート、ボールなど、必要な用具をすべて一つにまとめることができます。
グリップテープを巻く場合は、まめな交換が必要
より手になじむようにラケットのグリップにグリップテープを巻く方もいると思います。そんな方に注意したいのは、「長期間グリップテープを巻きっぱなしだと、ラケットがカビる可能性がある」ということ。
グリップテープを巻いた状態が続くと、湿気がいつまでも逃げません。そのため、グリップがカビる可能性があるんです。
グリップテープを巻く場合は、こまめに交換することをおすすめします。交換までいかなくても、たまに外してグリップ部分を自然乾燥させるだけでも全然違います。
卓球ラケットのグリップテープおすすめ3選【巻き方・巻く意味】
裏ラバー・アンチラバーの手入れ方法
バタフライが公式に裏ラバー・アンチラバーの手入れ方法の動画を公開していました。1分ちょっとの動画で手入れが分かりやすく解説されています。動画を見ることのできる環境にある方は、ぜひ動画をチェックしてみてください。
以下では、画像と文章で手入れ方法をより詳しく紹介していきます。手入れのコツなんかもちょくちょく書いていきますね。
手入れに必要な道具
- クリーナー(泡タイプ)
- スポンジ
- 保護シート
クリーナー(泡タイプ)
ラバー手入れの要ともいえるクリーナー。ゴミやほこりを落とす用途で使います。
クリーナーには、泡タイプと液状・ミストタイプがあります。裏ラバー・アンチラバーに関しては、泡タイプのクリーナーを選ぶようにしてください。各メーカー色々な種類のクリーナーが出ていますが、性能にはどれも大差がないので、どれを選んでもOKです。
スポンジ
クリーナーの泡をふきとるためのスポンジです。これも基本どれを選んでも問題ありません。個人的におすすめなのは、両面使えるタイプのスポンジ。両面を使うことで手入れ時間を短縮することができます。
詳しい使い方は以下で説明します。
保護シート
裏ラバーの表面を保護するために使う保護シート。練習後やラケットを長期保管する場合は必ず保護シートを貼るようにしてください。
保護シートには2種類あります。「粘着タイプ」「吸着タイプ」。基本どちらでも大丈夫ですが、粘着ラバーを使っている方は粘着タイプの方が、より粘着を持続させる効果があるようです。
私は、普通の裏ソフトラバーでしたが粘着タイプの保護シートでした。
クリーナーをラバー表面に出す
引用元:裏ラバーのメンテナンス
まずは、クリーナーの泡をラバー表面に出します。このあとスポンジで伸ばしていくので、多すぎず少なすぎない量を出すようにします。足りなかったら後から泡を足すこともできるので、慣れないうちは、少なめに出して調節してみてもいいですね。
泡を延ばす
引用元:裏ラバーのメンテナンス
ラバーに出した泡をスポンジで伸ばします。ラバー全体に泡がいきわたるように伸ばしてください。泡が伸びきったら、スポンジの泡をふき取っていきます。
画像のようなスポンジでもいいのですが、個人的には両面使えるタイプのスポンジがおすすめです。スポンジの片面は「泡をのばす用」で、もう片方は「泡をふきとる用」。両面使えるスポンジだと手入れの時間が短縮できます。
乾かす
引用元:裏ラバーのメンテナンス
泡をふき取ったあとは、ラバーの表面が湿っています。この状態でしばらくすると乾いてきます。自然乾燥でも良いですが、ラケットを振ったりすると、より早く乾きます。
乾く時間の目安は、約2~3分くらいです。
保護シートを貼る
引用元:裏ラバーのメンテナンス
ラバー表面の水分が完全に飛んだら、保護シートを貼ります(画像は粘着シートタイプですが、吸着タイプの保護シートでも問題ありません)。
基本は手で貼りますが、空気が入ってしまう場合は、ラバー表面でクリーナーをコロコロと転がしながら貼ると空気が入らずきれいに貼ることができます。
引用元:裏ラバーのメンテナンス
表ラバー・ツブ高ラバーの手入れ方法
表ラバー・ツブ高ラバーの手入れ方法について紹介していきます。例によって、動画を見れる方は動画を、より詳しく知りたい方は以下の解説をご覧ください。
裏ラバーとは手入れに必要な道具も変わってきます。誤って裏ラバー用の手入れ道具を購入しないように注意してください。特にクリーナーは間違えやすいので要注意ですよ。
手入れに必要な道具
- クリーナー(液体・ミストタイプ)
- ブラシ
クリーナー(液体・ミストタイプ)
裏ラバーとは違い、表ラバー・ツブ高ラバーの手入れには液体・ミストタイプのクリーナーを選ぶようにしてください。
便利なのはミストタイプ。プッシュすると、霧吹きのようにクリーナー液が広がります。簡単に広範囲に吹き付けることができるのでかなり便利。おすすめです。
ブラシ
裏ラバーではスポンジを使用しますが、表ラバー・ツブ高ラバーはブラシを使用します。ブラシを使って、ツブとツブの間のごみやほこりを取り除きます。商品によって大差はないので、自分の気に入ったものを選んでください。
ラバーにクリーナーを吹きかける
引用元:表ラバーのメンテナンス
ラバーの表面にクリーナーを吹きかけます(画像はミストタイプ)。まんべんなくシュッシュと2プッシュくらいでOKです。吹きかけすぎると、ラバーが乾きにくくなります。
ブラシではく
引用元:表ラバーのメンテナンス
ラバー表面をまんべんなくブラシではきます。ツブとツブの間のゴミを取り除くようにブラッシングしていってください。強い力を入れる必要はなく、軽くサッサとやる程度で大丈夫です。
乾かす
引用元:表ラバーのメンテナンス
クリーナーが乾いてラバー表面の水分が飛んだら手入れ完了です。
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